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アプリ開発の外注、何から始める?担当者が最初に読むべき記事|優良企業12社を比較
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スマートフォンの普及に伴い、企業にとってアプリ開発は顧客との接点を強化し、ビジネスを成長させるための重要な戦略となりました。しかし、「アプリ開発を外部に委託したいが、どの会社を選べばいいか分からない」「費用はどれくらいかかるのか?」といった悩みを抱える担当者様は少なくありません。
開発会社選びの失敗は、プロジェクトの遅延や予算超過、そして最終的にはビジネス機会の損失に直結します。
本記事では、アプリ開発で失敗しないための会社の選び方を深掘りして解説するとともに、実績豊富な優良企業12社を詳細にご紹介します。さらに、開発費用の相場や契約形態の違いなど、発注前に必ず知っておきたい知識も網羅しました。この記事を最後まで読めば、自社の目的と予算に合った最適なパートナーを見つけるための、具体的かつ実践的な知識が身につきます。
目次
まず知っておきたい!アプリ開発の全体像
開発会社を選ぶ前に、まずはアプリ開発に関する基本的な知識を押さえておきましょう。
アプリ開発の3つの手法

アプリには大きく分けて3つの開発手法があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。作りたいアプリの目的や予算に合わせて選択する必要があります。
- ネイティブアプリ iOS(Swift/Objective-C)やAndroid(Kotlin/Java)など、特定のOS(プラットフォーム)に最適化された言語で開発されるアプリです。OSの機能を最大限に活用できるため、動作速度が速く、カメラやGPS、プッシュ通知といったスマホ固有の機能をリッチに実装できます。一方で、OSごとに開発が必要なため、コストと時間は他の手法より多くかかります。
- Webアプリ Webブラウザ上で動作するアプリです。App Storeなどからインストールする必要がなく、URLにアクセスするだけで利用できます。OSに依存しないため、一つの開発で様々なデバイスに対応できますが、ネイティブアプリに比べて動作速度や機能面に制限があります。
- ハイブリッドアプリ ネイティブアプリとWebアプリの両方の特徴を併せ持った開発手法です。Web技術(HTML5, CSS, JavaScript)で開発し、それをネイティブアプリの形式でパッケージングします。一つのソースコードでiOSとAndroidの両方に対応できるため、開発コストと期間を抑えられるのが最大のメリットです。ただし、ネイティブアプリに比べるとパフォーマンスやOS固有機能の利用に一部制約が出ることがあります。
開発の契約形態は2種類
開発会社との契約形態は、主に「受託開発(請負契約)」と「ラボ型開発」の2種類です。

- 受託開発(請負契約) 仕様、納期、金額を事前に確定させ、成果物の完成を目的とする契約形態です。要件が明確に決まっているプロジェクトに適しています。メリットは予算管理がしやすい点ですが、開発途中の大幅な仕様変更には追加費用や納期調整が必要となり、柔軟な対応が難しい場合があります。
- ラボ型開発 一定期間、特定のエンジニアチーム(ラボ)を自社専用に確保する契約形態です。チームの労働力に対して月額で費用を支払います。仕様変更に柔軟に対応でき、長期的な開発や改善を繰り返すプロジェクトに適しています。優秀なチームを確保できれば、ノウハウを蓄積しながら開発を進められる点が大きなメリットです。
失敗しないアプリ開発会社の選び方【5つの最重要ポイント】
最適な開発会社を選ぶために、以下の5つのポイントを深く掘り下げて確認しましょう。
1. 実績と得意分野
企業のウェブサイトに掲載されている開発実績を確認するのは基本ですが、それだけでは不十分です。
- ポートフォリオの詳細: どのような課題に対し、どう解決したのかが分かる事例(ケーススタディ)まで読み込みましょう。
- 同ジャンル・同業界の実績: 自社が開発したいアプリに近いジャンル(EC、SNS、業務効率化など)や、同じ業界での開発経験が豊富かを確認します。業界特有の商習慣や法律への理解が期待できます。
- アプリストアの評価: 担当したアプリがApp StoreやGoogle Playで公開されていれば、実際のユーザーレビューや評価を確認しましょう。使い勝手やバグの多さなど、リアルな品質が分かります。
2. 技術力と開発体制
技術力はアプリの品質を左右する最も重要な要素の一つです。
- 対応可能な技術範囲: 自社が求める機能に必要な技術(AI、AR、決済システム連携など)に対応できるか確認します。特に、サーバーサイド(バックエンド)の開発体制や、AWS・GCPといったクラウドインフラの知見も重要です。
- 開発手法: 開発プロセスはウォーターフォール型か、アジャイル型か。仕様変更が予想される場合は、短期間で開発とテストを繰り返すアジャイル開発に対応できる会社が望ましいです。
- 最新技術への追随: 定期的にOSがアップデートされるため、それに追随し、最新技術をキャッチアップする姿勢があるかも確認しましょう。
3. 費用とコストパフォーマンス

費用は最も気になるポイントですが、安さだけで選ぶのは危険です。
- 見積もりの詳細度: 「開発一式」のような大雑把な見積もりではなく、企画、設計、デザイン、実装、テストといった各工程の内訳が詳細に記載されているかを確認します。詳細な見積もりを提示できる会社は、プロジェクト管理能力が高い傾向にあります。
- 費用に含まれる範囲: 見積もり金額にどこまでの作業が含まれているか(企画支援、デザイン案の複数提示、ストア申請代行など)を明確にしましょう。
- 保守・運用費用: アプリはリリースして終わりではありません。サーバー代、OSアップデート対応、不具合修正などの保守・運用費用が月々どれくらいかかるのか、事前に必ず確認してください。
4. サポート体制とコミュニケーション
開発は「人」が行うため、円滑なコミュニケーションが取れるかはプロジェクトの成否を分けます。
- 担当者の専門性: 営業担当者だけでなく、プロジェクトマネージャー(PM)やディレクターと直接話す機会を設け、質問に対して的確な回答が得られるか、専門知識は豊富かを見極めましょう。
- コミュニケーション手段: 定例ミーティングの頻度や、Slack、Backlogといったツールを使った日々のやり取りの方法を事前に確認します。報告・連絡・相談がスムーズに行える体制が整っているかが重要です。
- リリース後のサポート: 保守契約の範囲(どこまでの修正に対応してくれるか)、緊急時の対応フローなどを確認し、長期的に安心して任せられるパートナーを選びましょう。
5. デザインとUI/UXへのこだわり
どんなに高機能なアプリでも、使いにくければユーザーに定着しません。
- デザインプロセスの確認: ワイヤーフレーム(画面の骨格設計)やプロトタイプ(動作する試作品)を作成し、ユーザー目線でのテストを繰り返すプロセスを導入しているかを確認します。
- 専門デザイナーの在籍: UI/UXを専門とするデザイナーがチームにいるかは、デザイン品質を担保する上で重要な指標です。
- デザインの提案力: こちらの要望をそのまま形にするだけでなく、より良いUI/UXを実現するための専門的な提案をしてくれるかも見極めポイントです。
【必見】アプリ開発費用の相場と内訳

アプリ開発の費用は、機能の複雑さや開発期間によって大きく変動します。ここでは大まかな相場観と、費用を左右する要因を解説します。
- シンプルな機能のアプリ(〜300万円)
- 例:カタログアプリ、情報掲載型アプリ、簡単なツールアプリ
- 機能が限定的で、デザインもテンプレートを活用する場合の価格帯です。
- 標準的な機能のアプリ(300万〜1,000万円)
- 例:SNSアプリ、ECアプリ、マッチングアプリ
- ユーザー登録、決済機能、データベース連携、プッシュ通知など、一般的な機能を搭載する場合の価格帯です。
- 大規模で複雑なアプリ(1,000万円〜)
- 例:大規模なゲームアプリ、金融系アプリ、外部システムとの高度な連携が必要な業務アプリ
- 独自のアルゴリズムやAI連携、膨大なデータ処理など、高度な技術と多くの開発工数を要する場合の価格帯です。
費用を左右する主な要因
- 機能の数と複雑さ: 機能が多ければ多いほど、開発工数が増え、費用は高くなります。
- 対応プラットフォーム: iOSとAndroid両方に対応するネイティブアプリは、片方のみの場合の約1.5〜2倍の費用がかかることがあります。
- デザインの質: オリジナリティの高いデザインやアニメーションを多用すると、デザイン費用は高くなります。
- サーバー(バックエンド)の複雑さ: 多くのデータを処理したり、外部サービスと連携したりする場合、サーバー側の開発費用も増加します。
【2025年最新】おすすめのアプリ開発会社12選
1. 株式会社アスリエ
健康・フィットネス分野に特化した開発会社。ウェアラブルデバイスとの連携や健康データの管理など、専門領域における深い知見と豊富な実績が最大の強みです。ユーザーの継続利用を促すためのゲーミフィケーション要素の導入や、行動変容を促すためのUI/UX設計にも長けています。企画段階からユーザー視点を徹底し、ユーザビリティテストを繰り返すことで、直感的で実用性の高いアプリを提供。健康経営を目指す企業やヘルスケアサービス事業者にとって、非常に頼りになるパートナーです。
2. ナレッジビーンズ株式会社
クライアントのビジネスモデルに合わせた完全オーダーメイドのアプリ開発を得意としています。特に、ユーザーがストレスなく直感的に操作できる高品質なUI/UX設計に定評があります。開発手法にはアジャイルを取り入れ、市場やユーザーの反応を見ながら柔軟に仕様変更に対応。クライアントとの密なコミュニケーションを重視し、プロジェクトの透明性を高く保つことで、共にゴールを目指すパートナーとしての信頼を築いています。技術力と柔軟性を兼ね備えた、頼れる開発会社です。
3. 株式会社THEHUB
スタートアップ企業の支援に特化し、アイデア創出の段階からプロトタイプ開発、本開発、グロース支援までを一気通貫でサポートします。リーンな開発プロセスを通じて、スピーディーにMVP(Minimum Viable Product)を構築し、市場投入後のフィードバックを元に改善を繰り返すアプローチが得意です。ユーザーが熱中するサービス設計を追求し、シンプルで洗練されたUI/UXデザインを実現。単なる受託開発に留まらず、事業成長にコミットする伴走型のパートナーシップを築きたい企業に最適です。
4. 株式会社INDIGITAL
アプリ開発とデジタルマーケティングを融合させたソリューション提供が強みです。開発して終わりではなく、リリース後のASO(アプリストア最適化)や広告運用、データ解析に基づく改善提案までを一貫して行い、アプリのダウンロード数や利用率向上を目指します。ユーザーの行動データを分析し、UI/UXの改善や新機能の企画に活かすことで、アプリの価値を最大化。ビジネスの成果に直結するアプリ開発を求める企業にとって、非常に心強い存在です。
5. 株式会社Lion Garden
エンターテインメントやライフスタイル関連のアプリ開発で高い評価を得ています。若手クリエイターが多く在籍し、トレンドを敏感に捉えた斬新なアイデアと、視覚的に訴求力の高いデザインが特徴です。ユーザーに「楽しい」「面白い」と感じてもらうための企画力と、それを実現する技術力を両立。リリース後の機能改善やユーザーサポートも迅速かつ丁寧に行い、ファンを増やし続けるアプリ運用を実現します。新しい価値を創造したい企業にとって魅力的なパートナーです。
6. 株式会社セットアップ
スタートアップや中小企業のビジネス成長を加速させることをミッションとし、課題解決型のアプリ開発を展開。特にアジャイル開発手法に精通しており、クライアントとの週次ミーティングを通じて細かなフィードバックを反映させ、常に最適なプロダクトを目指します。開発後の運用保守はもちろん、マーケティング支援や事業拡大に関するコンサルティングまで提供。技術パートナーとしてだけでなく、ビジネスパートナーとして長期的な関係性を築きたい企業におすすめです。
7. 株式会社ディー・フォレスト
ユーザー中心設計(UCD)を徹底し、ターゲットユーザーへの綿密なリサーチと分析に基づいたアプリ開発を行います。AIやビッグデータ、IoTといった先端技術の活用にも積極的で、これまでにない新しい価値を持つアプリや、企業のDXを推進する業務効率化アプリで高い実績を誇ります。開発プロセスは常に透明性が高く、クライアントは進捗をリアルタイムで把握可能。技術的な挑戦を厭わず、ビジネスの根幹から変革するようなインパクトのあるアプリ開発を目指す企業に最適です。
8. ワークスアイディ株式会社
企業の多様なニーズに応える、柔軟なカスタマイズ開発が最大の強み。クラウドやAIといった最新技術を積極的に活用し、複雑な要件にも対応可能な高い技術力を有しています。ユーザーの行動ログを分析し、データに基づいてUI/UXを科学的に最適化するアプローチで、アプリの継続利用率向上に貢献。プロジェクト初期段階からクライアントと深く対話し、ビジネスの成功という共通のゴールに向かって伴走する姿勢が、多くの中小企業から高い評価を得ています。
9. 株式会社BTNコンサルティング
ビジネスコンサルティングとアプリ開発を一体で提供するユニークな企業。単にアプリを作るだけでなく、業務プロセスの見直しや新たなビジネスモデルの構築といった上流工程から深く関与し、経営課題の解決に直結するソリューションを設計します。特にBtoB向けの業務システムや金融関連アプリに強く、堅牢なセキュリティ対策と安定したシステム稼働を実現。アプリ開発を通じて、本質的なデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進したい企業にとって、最高のパートナーとなるでしょう。
10. EJCOMS株式会社
Webマーケティング会社としての知見を活かし、「作ってから、どう使われるか」までを徹底的に考え抜いたアプリ開発を行います。クライアントとの丁寧なヒアリングを通じてビジネスの本質を理解し、ターゲットユーザーに響く最適な企画を提案。特にUI/UXデザインに強いこだわりを持ち、美しさと使いやすさを両立させたインターフェースは高い評価を得ています。EC、ゲーム、業務ツールなどジャンルを問わず豊富な開発実績があり、あらゆる業種のニーズに応える総合力が魅力です。
11. 株式会社ジャストワーク
「働き方改革」を支援する業務効率化アプリの開発に特化。製造業、サービス業、建設業など、各業界の業務プロセスを深く理解し、現場の課題を解決するための最適なソリューションを提供します。AIを活用した需要予測システムや、IoTデバイスと連携した在庫管理アプリなど、豊富な実績が強みです。導入後の効果を最大化するための運用サポートやデータ分析支援も充実しており、企業の生産性向上に長期的に貢献する信頼できるパートナーです。
12. 株式会社カスタメディア
マッチングサイトやシェアリングエコノミー、SNS構築に特化した開発会社です。パッケージ『カスタメディアMASE』を基盤とし、豊富な機能をスピーディーかつ低コストで導入できるのが最大の強み。ゼロからの開発に比べて開発期間を大幅に短縮しつつ、決済システムや会員管理など、事業に必要な機能を柔軟にカスタマイズできます。500社を超える豊富な導入実績があり、新規事業としてオンラインプラットフォームを迅速に立ち上げたい企業にとって、非常に信頼できる選択肢となるでしょう。

アプリ開発の発注からリリースまでの全ステップ
- 企画・RFP作成 アプリで「誰の」「どんな課題を」「どのように解決したいか」を明確にし、RFP(提案依頼書)にまとめます。この段階で目的が明確であるほど、プロジェクトは成功に近づきます。
- 開発会社選定・見積もり 3〜5社程度の候補にRFPを送付し、提案と見積もりを依頼します。提案内容や担当者の対応を比較し、最も信頼できるパートナーを選びます。
- 契約(NDA締結の重要性) 詳細な話を進める前に、必ず**NDA(秘密保持契約)**を締結しましょう。これにより、自社の機密情報やアイデアを保護できます。その後、開発範囲や納期、費用などを定めた業務委託契約を結びます。
- 要件定義・設計 契約後、開発会社と共同でアプリの具体的な機能や画面遷移などを詳細に決める「要件定義」と「設計」を行います。この工程がアプリの品質の土台となります。
- デザイン・開発 設計書に基づき、画面デザインの作成とプログラミング(実装)が行われます。アジャイル開発の場合、この工程を短いサイクルで繰り返します。
- テスト・リリース 完成したアプリが設計通りに動作するか、様々な条件下でテストを行います。バグを修正し、品質基準をクリアしたら、App StoreやGoogle Playにリリース申請を行います。
- 運用・保守 リリース後も、ユーザーからのフィードバック対応、OSアップデートへの対応、サーバーメンテナンスなど、安定稼働のための運用・保守作業が継続的に必要となります。
まとめ
本記事では、アプリ開発会社の選び方から費用の相場、おすすめの企業まで、網羅的に解説しました。最適なアプリ開発会社を選ぶには、実績、技術力、費用、サポート体制、デザインという5つのポイントを、自社の目的と照らし合わせながら多角的に評価することが不可欠です。
特に、以下の3点を意識することが成功への近道です。
- 目的の明確化: 何のためにアプリを作るのかを徹底的に突き詰める。
- 複数社の比較検討: 1社に絞らず、必ず複数の会社から提案を受け、比較する。
- 長期的なパートナーシップ: 開発だけでなく、リリース後の運用まで見据えて信頼できるパートナーを選ぶ。
この記事で得た知識を活用し、あなたの会社のビジネスを飛躍させる最高のパートナーを見つけてください。