導入実績

マンガ制作の手戻りゼロを目指す、出版社伴走のマッチング「マンガマッチ」

2025年12月22日

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株式会社梓書院
会社名 株式会社梓書院
本社所在地 〒812-0044

福岡県福岡市博多区千代三丁目二番一号 麻生ハウス三階

業種 出版
事業内容

図書出版、マンガ制作、各種企画制作等

企業HP https://www.azusashoin.com/
株式会社インテグレーション
会社名 株式会社インテグレーション
本社所在地 〒812-0011

福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目27番22号 ガーデン博多駅前ビル5F

業種 情報技術
事業内容

・システムインテグレーション事業
・ソフトウェア開発事業
・インターネット事業
・ブロードバンド事業
・レンタルオフィス事業

企業HP https://www.integration.ne.jp/

近年、商品PR、社内教育、採用広報、観光プロモーションなど、多様なビジネスシーンにおいて “わかりやすく、感情に届く”コミュニケーション手段としてマンガの活用が急速に広がっています。複雑な情報やサービス内容を直感的に伝え、読者の共感や理解を促進するマンガの力は、多くの企業や自治体にとって魅力的な選択肢となっています。

しかし、その需要の高まりとは裏腹に、制作実務の現場では根深い課題が残されています。

第一の課題は「発注のミスマッチ」です。多くの担当者は「マンガを活用したい」と考えても、「自社の目的に合う絵柄のマンガ家をどう探せばよいか」「誰に、どう依頼すればよいか」という最初の入り口でつまずきます。マンガ家のスキルや実績は多岐にわたるため、最適なパートナーを見つけること自体が困難な作業となっています。

第二の課題は「制作プロセスのブラックボックス化」です。運良くマンガ家と契約できたとしても、マンガ制作特有の工程(シナリオ→ネーム→清書)への理解不足から、発注者側が明確な指示を出せないケースが散見されます。特に、マンガの設計図となる「シナリオ」が不十分なまま制作が進行すると、完成間近になって「イメージと違う」という事態が発生します。

その結果、大幅な修正(手戻り)が重なり、現場は疲弊。コストは膨らみ、納期は遅延し、最終的な品質も担保できないという「三方(発注者・マンガ家・読者)にとって不幸な状況」が構造的に発生していました。この「マンガ制作のミスマッチと手戻り」こそが、マンガ活用における最大の障壁となっています。

このギャップを埋めるために立ち上がったのが、1972年創業の九州最古参の老舗出版社・梓書院が運営する『マンガマッチ』です。

発注者(企業・自治体)とマンガ家を直接結ぶだけでなく、編集部がシナリオ設計から進行管理まで伴走することで、ミスマッチと手戻りの発生源を構造的に減らします。“直マッチ+出版社伴走”という仕組みにより、制作の不確実性をぐっと下げ、案件をスムーズに進めます。

そして、この仕組みを実現するサービスの基盤として、短納期での構築と柔軟な拡張が可能な当社のプラットフォーム『カスタメディア』が採用されました。私たちは、検索から契約、制作進行、請求までを一気通貫で管理できるシステムを提供し、「小さく始めて確実に育てる」という梓書院様の事業方針を技術面からサポートしています。

梓書院様の持つ「編集力」と、当社の「柔軟なプラットフォーム」が連携することで、クライアント・マンガ家・読者の「三方良し」を実現する、マンガ制作の新しい仕組みが誕生しました。

マンガマッチ」とは?

『マンガマッチ』では、まず依頼者が目的や要件を入力し、絵柄・ジャンル・実績を手がかりに作家を横断的に比較します。気になる作家とは事前に相談し、方向性をすり合わせてから直接契約。受注後は梓書院の編集チームが要件をシナリオ→ネーム→清書へと段階的に落とし込み、各工程で合意ポイントを明確にしていきます。こうした進め方によって、修正の膨張を抑えながら、納期と品質を安定させることができます。

制作現場で起きやすいつまずきにも、仕組みで応えます。
たとえば作家探しで迷うような場面では、タッチやテーマ、実績の観点から候補を比較し、事前相談でイメージのずれを先に解消します。
シナリオが固まらないまま走り出してしまいそうなときは、ヒアリング項目とテンプレートで要件を文章化し、必要に応じて編集部がシナリオ執筆まで担います。
社内での確認に時間がかかり方向性が揺れやすい場合には、「企画」「シナリオ」「ネーム(下書き)」といった段階ごとに確認のタイミング(節目)を設け、スムーズな意思決定をサポートします。
修正が際限なく増えてしまうケースには、あらかじめ修正の回数や範囲を取り決め、無駄な作業の発生を抑えます。

こうして「誰に、何を、どう伝えるか」の解像度を高めながら、制作の迷走を構造的に減らしていくことができるのが「マンガマッチ」です。
依頼者は意図通りに伝わるマンガを、作家は制作に集中できる環境を、そして読者は読みやすく理解しやすいコンテンツを、それぞれ手にすることができます。

「マンガマッチ」の特長

特長①:目的・絵柄・実績からのマンガ家検索と直接マッチング

発注者は『マンガマッチ』のプラットフォーム上で、目的や要件(例:PR、採用、教育)、希望する絵柄(例:シリアス、コミカル)、ジャンル、過去の実績を手がかりに、登録マンガ家を横断的に比較・検索できます。 気になるマンガ家が見つかれば、契約前にサービス内で直接相談(オファー)が可能です。この段階で、目的、ターゲット層、表現のトーン、希望スケジュールを丁寧にすり合わせることで、発注者とマンガ家の間の認識齟齬を最小限に抑えます。双方が合意すれば、プラットフォーム上で直接契約を締結できます。

特長②:梓書院編集部による「伴走サポート」(シナリオ・進行管理)

「マンガマッチ」の最大の特徴は、単なるマッチングに留まらず、1972年の創業以来培ってきた梓書院の編集チームが制作プロセスに伴走する点です。 多くのミスマッチの原因となる「シナリオ」工程では、編集部がヒアリング項目とテンプレートを提供し、発注者が「誰に、何を、どう伝えるか」を明確に文章化できるようサポートします。必要に応じて、編集部がシナリオ執筆そのものを代行することも可能です。 制作が開始された後は、編集部がディレクターとして介在。「シナリオ」「ネーム(コマ割り・下書き)」「清書(ペン入れ・着彩など)」という各工程で明確な確認のタイミング(節目)を設定し、プロジェクト全体の進行管理を担います。

特長③:支払い・連絡・データ管理まで迷わず完結する「ワンストップ機能」

マンガ制作における複雑なプロセスをシンプルにするため、初めての方でも直感的に操作できるデザインを採用しました。 また、マンガ家とのマッチングや支払いが完了すると、次にやるべきことが画面にわかりやすく表示されるなど、工程の進行で迷わないシステム設計を施しています。

また、進行中の重要な連絡は担当者に自動で届き、対応漏れや意図しない進行のストップを防ぎます。

さらに、案件終了後はやりとりの評価が自動で記録され、次回の発注・選定の判断材料となります。必要書類やデータはまとめてダウンロードできるため社内共有や経費精算もスムーズです。

マンガ制作に関わる作業をワンストップで行うことで、依頼する企業や自治体とマンガ家の双方にとって満足度の高いサービスを目指しています。

今後の展望

私たちカスタメディアは、「マンガマッチ」の「直マッチ+編集伴走」という仕組みが、今後さらに多くの企業や自治体にとって「安心してマンガ制作を試せる場」として成長していくよう、梓書院様とのパートナーシップのもと継続的に支援を続けます。

今後は、プラットフォームに蓄積される案件データを活かすためのシステム的なサポートを強化していきます。例えば、シナリオ作成のコツを共有する機能を追加するなど、利用するクライアント側の発注スキル(内製力)向上に貢献できる仕組みを検討し、関係者全員にとっての好循環(三方良しのスパイラル)の実現を後押しします。

新規事業はリリース後も改善を続けることが重要です。私たちカスタメディアは、細かな調整、セキュリティ面の維持管理、安定稼働のための運用サポートまでを一貫して伴走します。これからも実運用で得られた気づきを迅速にシステムへ反映させ、プラットフォームの安定稼働と、その先にある梓書院様の事業成功の両立を支えていきます。

梓書院 プレスリリース:https://digitalpr.jp/r/99167

この課題を解決したプロダクト

カスタメディア

「カスタメディア」は、新規事業としてシェアリングエコノミー、マッチングサービス、サブスク、SaaSなどのデジタルプラットフォームビジネスを立ち上げる方々に向けた、サイト構築システムの「型」の集合体です。これまで700件以上のサービスを提供して培ったノウハウを凝縮しており、低価格・短納期でのサイト構築が可能です。

多産多死という新規事業の特性を踏まえ、低コストで迅速に無駄のない施策を多数試行し、反応に応じて小刻みにビジネスをピボットをさせて改善していくことで、他にはない革新的なアプローチで新規事業立ち上げ支援を行っています。

株式会社カスタメディアについて

会社名 :株式会社カスタメディア
所在地 :大阪府大阪市北区西天満2-5-2 H2O TOWER 7階
代表者 :代表取締役 宮﨑 耕史
事業内容:デジタルプラットフォームの開発とコンサルティング事業

■ミッション(我々が目指すものについて)

業界を問わず、新規事業には「千三つ」と言われるほど「多産多死」という特性があります。
私たちは、このような環境下でも、企業の規模を問わず挑戦を繰り返すことができる仕組みが整った世界を目指しています。
私たちが提供するノウハウが詰まった「型」を活用し、迅速かつ低コストでシステムを構築することで、新規事業の失敗リスクを低減します。
「Japan as No.1」と称された”失われた30年”の前の時代のように、日本企業が国内外でイノベーションを起こし、世界市場で存在感を取り戻すことができるよう、失敗を恐れず果敢に新規事業へ挑戦する皆様を支援するのが私たちのミッションです。

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