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クラウドファンディングサイトを自作する場合に頼れるツール10選!制作会社に依頼する場合の費用も解説
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資金調達方法の多様化にともない、クラウドファンディングの利用が増加しています。
それに伴い、自社のサービスに特化したプラットフォームを構築したいと考える企業や団体も増えてきました。
「クラウドファンディングサイトを構築したいけれど、制作会社に依頼する前にとりあえず無料ツールを使って手早く始められないだろうか?」
本記事では、クラウドファンディングサイト自作のために活用できる便利なツールを10個ご紹介します。
さらに、クラファンサイト構築のメリット・デメリットや、制作会社に依頼する場合の費用相場についても解説します。
ぜひ最後まで読んで、あなたのクラウドファンディングサイト構築にお役立てください。
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目次
クラファンサイトの自作に役立つ支援ツール10選
WordPressプラグイン
GiveWP
GiveWPは、WordPress用の強力な寄付プラグインで、クラウドファンディングキャンペーンの作成と管理に最適です。ユーザーフレンドリーなインターフェースを持ち、簡単に寄付フォームを作成できます。また、多様な決済ゲートウェイと統合されており、寄付の受け取りがスムーズです。寄付トラッキングやレポート機能も充実しており、キャンペーンの効果測定が容易です。
Donorbox
Donorboxは、簡単に寄付キャンペーンを立ち上げられるWordPressプラグインです。サブスクリプションや一度きりの寄付を受け付ける機能を備え、国際的な決済をサポートしています。また、カスタマイズ性に優れており、寄付フォームをブランドに合わせてデザインすることが可能です。寄付者のデータ管理やCRMツールとの統合もスムーズに行えます。
Charitable
Charitableは、無料で使える強力なWordPress寄付プラグインです。迅速に寄付キャンペーンを作成し、寄付金を集めることができます。多様な支払いオプションをサポートし、カスタマイズ可能な寄付フォームを提供します。さらに、寄付者に対する自動応答メールの設定や、目標達成度のトラッキングも簡単に行えるため、寄付キャンペーンの管理が非常に効率的です。
オープンソースCMS
Houdini
Houdiniは、クラウドファンディングキャンペーンを自作するためのオープンソースCMSです。高いカスタマイズ性と柔軟性を誇り、特定のニーズに応じたクラウドファンディングサイトを構築できます。豊富なプラグインとテーマを活用し、独自の機能を追加することが可能です。また、強力なユーザー管理機能を備え、寄付者のデータを効率的に管理できます。
Selfstarter
Selfstarterは、クラウドファンディングプロジェクトを支援するための軽量なオープンソースフレームワークです。Kickstarterのようなクラウドファンディングサイトを迅速に立ち上げることができます。基本的な機能が揃っており、簡単にカスタマイズが可能です。また、寄付者管理や支払い処理など、クラウドファンディングに必要な主要機能を手軽に実装できる点が魅力です。
GOTEO
GOTEOは、ソーシャルプロジェクト向けに設計されたオープンソースのクラウドファンディングプラットフォームです。ユーザーは寄付だけでなく、協力やリソースの提供も求めることができます。多言語対応しており、国際的なプロジェクトにも適しています。透明性の高い管理機能を備え、プロジェクトの進捗状況や寄付の使途を明確に伝えることができます。
Catarse
Catarseは、ブラジル発のオープンソースクラウドファンディングプラットフォームです。シンプルかつ直感的なインターフェースを持ち、プロジェクトの立ち上げから管理までをスムーズに行えます。コミュニティの力を活用したクラウドファンディングを推進し、ソーシャルメディアとの連携も強化されています。また、多様な決済オプションを提供し、寄付者にとっても使いやすいプラットフォームです。
ノーコードツール
Bubble
Bubbleは、ノーコードでウェブアプリケーションを構築できるプラットフォームです。クラウドファンディングサイトも手軽に作成可能で、ドラッグ&ドロップでデザインをカスタマイズできます。豊富なプラグインとAPIを利用して、必要な機能を追加することが可能です。また、レスポンシブデザインに対応しており、スマートフォンやタブレットからもアクセスしやすいサイトを構築できます。
Webflow
Webflowは、ビジュアルエディターを使ってウェブサイトをデザイン・開発できるノーコードツールです。クラウドファンディングサイトもプロフェッショナルな見た目で作成可能です。HTMLやCSSの知識がなくても、直感的な操作で高度なデザインを実現できます。さらに、SEO対策やホスティング機能も備わっており、全体的なサイトパフォーマンスを向上させることができます。
Outgrow
Outgrowは、インタラクティブなコンテンツを簡単に作成できるノーコードプラットフォームです。クイズ、アンケート、計算ツールなどを活用して、クラウドファンディングサイトのエンゲージメントを高めることが可能です。豊富なテンプレートを利用して、ユーザーの興味を引くコンテンツを作成できます。また、マーケティングツールと統合し、データ収集や分析もスムーズに行える点が魅力です。
クラウドファンディングサイトを作るときに、これらのツールを使うと比較的楽に立ち上げが可能です。それぞれのツールの良いところを知って、自分のプロジェクトにぴったりのものを選びましょう。とはいえ、ツールは海外製の物が多く、少し使いにくいかもしれません。
クラウドファンディングサイトを独自に構築するメリット・デメリット
メリット
手数料を自由に設定できる
クラウドファンディングサイトを自作する最大のメリットの一つが、手数料を自由に設定できることです。既存のプラットフォームを利用する場合、プロジェクトの成功報酬として一定割合の手数料が発生します。例えば、手数料を低く設定することで、より多くの資金を集められる可能性があります。あるいは、手数料を無料にすることで、サイト利用者を増やせるかもしれません。
サイトデザインや機能を自由にカスタマイズできる
クラウドファンディングサイトを自作する場合、デザインや機能を自由にカスタマイズできます。これは既存のプラットフォームを利用する場合にはない大きなメリットです。
例えば、以下のようなカスタマイズが考えられます。
独自ドメインの利用:ブランドイメージに合わせた独自のURLを設定できる
テーマカラーやロゴの変更:サイト全体のデザインを統一し、ブランドイメージを強調できる
掲載情報の追加・変更:プロジェクトページに必要な情報を自由に設定できる
決済方法の追加:利用者にとって便利な決済方法を導入できる
多言語対応:グローバルなプロジェクト展開が可能になる
このように、デザインや機能を自由にカスタマイズすることで、独自性の高いクラウドファンディングサイトを構築できます。
独自のブランディングが可能になる
クラウドファンディングサイトを自作する大きなメリットの一つに、独自のブランディングを構築できる点が挙げられます。既存のプラットフォームでは、どうしてもそのサービスの枠組みの中でしかブランディングを行うことができません。
しかし、独自サイトを持つことで、サイトデザイン、ロゴ、利用規約、キャンペーンなど、あらゆる面において独自のブランドイメージを表現できます。
これにより、他のサービスとの差別化を図り、ユーザーの共感を呼ぶような、独自性の高いクラウドファンディングサイトを構築することが可能になります。
デメリット
開発コストがかかる
クラウドファンディングサイトを自作する場合、開発コストがかかることは避けられません。必要な費用は、サイトの規模や機能、開発方法によって大きく異なります。
先にあげたようにWordPressプラグインを利用して簡易的なサイトを構築する場合、開発費用は比較的抑えられます。一方、独自性の高いシステムを開発する場合は、数十万円から数百万円規模の費用が必要になることもあります。
集客を自力で行う必要がある
クラウドファンディングサイトを自作する場合、集客は自力で行う必要があります。
既存のクラウドファンディングプラットフォームは、多くのユーザーを抱えているため、プロジェクトを掲載するだけで一定のアクセスを見込めます。しかし、自作したサイトには、まだ認知度がありません。そのため、プロジェクトに興味を持ってもらうために、多大な時間と労力をかけて、集客活動を行う必要があります。そういった集客施策を効果的に行うためには、マーケティングの知識やノウハウも必要になるでしょう。
セキュリティ対策が必要
クラウドファンディングサイトには、ユーザーの個人情報や決済情報など、重要なデータが多数保存されます。そのため、セキュリティ対策は非常に重要です。
サイトを自作する場合、セキュリティ対策を自分で施す必要があり、対策を怠ると、個人情報漏洩などのセキュリティ事故が発生する可能性があります。
セキュリティ対策は専門的な知識が必要となる場合もあるため、不安な場合は専門業者に相談するのも良いでしょう。
クラウドファンディングサイト構築を検討すべき人・企業
独自のコミュニティや顧客基盤を持つ
すでに独自のコミュニティや顧客基盤を持つ個人や企業にとって、クラウドファンディングサイトの自作は有効な手段となりえます。例えば、熱狂的なファンが多いインディーズバンドであれば、独自のクラウドファンディングサイトを通じて、CD制作やライブ開催の資金をファンから直接募ることができます。これは、従来のクラウドファンディングプラットフォームでは得難いメリットです。
特定の分野に特化したサービスを提供したい
既存のクラウドファンディングサイトでは、多様なジャンルのプロジェクトが掲載されています。そのため、特定の分野に特化したサービスを提供したい場合、資金調達を求めるプロジェクトと、資金提供を行うユーザー層を絞り込むことが重要になります。
例えば、以下のような分野に特化したサービスを提供したいとします。
分野 | サービス内容 |
地域活性化 | 地域貢献プロジェクトへの資金提供 |
アート | アーティスト支援、作品制作費の調達 |
テクノロジー | 最新技術の研究開発費の調達 |
これらの分野に特化したクラウドファンディングサイトを自作することで、共通の価値観やビジョンを持つユーザーを集め、共感を軸とした資金調達を実現しやすくなります。
長期的な運用を見据えている
クラウドファンディングサイトは、一度立ち上げて終わりではありません。継続的にプロジェクトを掲載し、ユーザーを集客し、手数料収入を得ていくには、長期的な運用が必要です。
そのため、長期的な運用を見据えている場合は、独自のクラウドファンディングサイトを構築することで、費用対効果を高めることができる可能性があります。
独自のサイトであれば、広告掲載や有料会員制度など、収益化のオプションを増やすことも可能です。また、サイトの改善や機能追加を継続的に行うことで、ユーザー満足度を高め、長期的な成長につなげることができます。
制作会社に依頼する場合の開発費用
機能規模別の費用相場
クラウドファンディングサイトに実装する機能によって、開発費用は大きく変動します。ここでは、機能規模別に費用相場を以下の表にまとめました。
機能規模 | 費用相場 | 主な機能例 |
小規模 | 50万円~200万円 | プロジェクト掲載、決済機能、マイページなど |
中規模 | 200万円~500万円 | メッセージ機能、活動報告機能、複数決済方法対応など |
大規模 | 500万円~ | マッチング機能、API連携、高度なセキュリティ対策など |
上記はあくまで目安であり、開発会社や機能の詳細、デザインレベルによって費用は上下します。より正確な費用を知るためには、複数の制作会社に見積もりを依頼することが重要です。
デザインレベル別の費用相場
クラウドファンディングサイトのデザインレベルは、開発費用に大きく影響します。ここでは、デザインレベルの違いによる費用の相場を解説します。
デザインレベル | 説明 | 費用相場 |
テンプレート利用 | 既存のテンプレートをカスタマイズして制作する、最も安価な方法です。 | 10~50万円程度 |
部分オリジナルデザイン | テンプレートをベースに、一部をオリジナルデザインで制作します。 | 50~150万円程度 |
フルオリジナルデザイン | 要件定義に基づき、一からデザインを起こします。最も費用は高くなりますが、独自性の高いサイトを制作できます。 | 150~300万円程度 |
こちらも目安であり、必要な機能やページ数によって費用は変動します。デザインレベルが高いほど、制作期間も長くなる傾向があります。
追加オプションによる費用
クラウドファンディングサイトの開発費用は、基本的な機能に加えて、追加オプションによって変動します。 例えば、以下のようなオプションが考えられます。
追加オプション | 費用相場 |
多言語対応 | 50万円~ |
決済システムとの連携(例:Stripe) | 10万円~ |
アプリ開発(iOS/Android) | 100万円~ |
独自の会員システム開発 | 30万円~ |
実際の費用は、開発会社や機能の複雑性によって異なります。 見積もりを依頼する際には、必要な機能やオプションを具体的に伝えるようにしましょう。
実際の構築方法に関してはこちらの記事をご参考にしてください。
クラウドファンディングサイトがカンタンに構築できるパッケージシステム「カスタメディアMASE」の紹介はこちら
5. まとめ
クラウドファンディングサイトの自作は、独自のプラットフォームを構築することで、手数料やデザイン、機能を自由にカスタマイズできる魅力的な選択肢です。
一方で、開発コストや集客、セキュリティ対策など、考慮すべき点も少なくありません。
もし、あなたが独自のコミュニティや顧客基盤を持ち、特定の分野に特化したサービス提供、長期的な運用を考えているのであれば、クラウドファンディングサイト構築を検討してみましょう。
しかし、開発コストや運用負荷が懸念材料となる場合は、既存のプラットフォームの利用も検討し、最適な選択をしてください。