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最近よく聞く“エスクロー決済”とは?サービスの仕組みについても紹介

エスクロー決済とは?仕組みやメリット・導入サービス例を徹底解説!

2026年2月6日

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最近よく耳にする「エスクロー決済」
これは、ネットショッピングなどの非対面取引において、「代金の未払い」や「商品の未着」を防ぎ、安全な売買を実現する仕組みです。

顔の見えない相手との取引では、「本当にお金が振り込まれるのか」「商品は無事に届くのか」という不安がつきまといます。本記事では、プラットフォーム開発の実績を持つ弊社が、エスクロー決済の仕組みから導入のメリットまで、以下の方向けに分かりやすく解説します。

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エスクロー決済とは

エスクロー決済とは、「売り手」と「買い手」の間に、中立的な「第三者」が入り、代金と商品の受け渡しを確実に行うための決済代行サービスのことです。

買い手が先に代金を第三者(エスクロー事業者)へ支払い、商品の到着が確認された後、初めて売り手へ代金が送金される仕組みです。これにより、ネットオークションやスキルシェアといった非対面取引における「代金を払ったのに物が届かない」「物を送ったのに代金が支払われない」といった、双方の不安と未回収リスクを根本から解消します。

エスクロー口座とは

エスクロー口座とは、取引完了まで代金を一時的に隔離・保管しておくための専用口座のことです。 買い手から支払われたお金は、一旦この「独立した口座」にプールされます。万が一のトラブル時も、お金が売り手に渡る前であれば確実に返金できるため、取引の安全装置として機能します。

エスクロー決済流行の背景

エスクロー決済流行の背景
CtoC型サービスを立ち上げる際、事業成長のボトルネックとなりやすいのが「決済における心理的障壁」です。不特定多数が取引を行うプラットフォームにおいて、ユーザーがストレスなく、かつ「騙されるリスクがない」と確信できるスムーズな決済体験を構築することは、最優先で実装すべき機能の一つと言えます。

そこで不可欠となるのが、売り手と買い手の間に信頼できる第三者を介在させるエスクロー決済です。

エスクロー決済を導入することで、売り手の「商品を送ったのに代金が支払われない」という不安と、買い手の「代金を支払ったのに商品が届かない」という疑念を同時に解消できます。インターネット上での非対面取引が一般的になった現在、顔の見えない相手との直接取引における『不信感』を取り除く仕組みこそが、サービスの継続利用率や成約率を左右する重要な鍵となっています。

シェアリングエコノミーとCtoC取引の拡大

一般社団法人シェアリングエコノミー協会が推進するような、個人が持つスキルや資産を貸し出すシェアリングエコノミー市場の急成長が、決済の安全性を最優先課題に押し上げました。匿名性の高いインターネット取引において、プラットフォーム側が決済の安全性を保証することは「インフラとしての責任」となっており、エスクロー決済はもはや付加価値ではなく、必須の機能として定着しています。

エスクロー決済の仕組みとは

エスクロー決済の仕組みとは
エスクローサービスは、サービス利用者にとって安心して取引を行うためにも、メリットがあることはご理解いただけたのではないかと思います。

具体的なエスクロー決済の流れは以下のようになります。
①売上成立
②購入・支払い
③支払い・完了通知
④商品配送・受取
⑤商品の受取通知
⑥支払い

エスクロー決済の流れ


直接の取引でなく、エスクロー事業者を仲介して決済を行うことで安心した取引が実現できます。

代表例は「メルカリ」や「ヤフオク」の決済モデル

誰もが知る「メルカリ」や「ヤフオク!」などのフリマアプリ・オークションサイトの決済フローが、まさにエスクロー決済の典型例です。ここまで成功した理由のひとつに、エスクローサービスの採用が背景にあったと言われています。

ユーザーはエスクロー決済であることを意識せずとも、「評価するまで相手にお金が渡らない」という安心感を得ており、これが爆発的なユーザー数増加に直結しました。

商品が購入されたら、メルカリが代金を一時的に預かり、購入者が商品を確認しないと払われないシステムです。
商品が届かない、不良品・偽物だったというオークションでありがちのトラブルを避けられます。メルカリは手間より信用を優先させて成功しました。
 

エスクロー決済のメリット

エスクロー決済のメリット
事業者にとってエスクロー決済を導入する最大のメリットは、決済にまつわるカスタマーサポートコストの削減と、プラットフォームのブランド価値向上です。

取引の安全性を担保し未回収リスクをゼロに

エスクロー決済では、買い手の受取通知をトリガーに代金が支払われるため、「代金が支払われない」といった未回収リスクを根本から排除できます。
評価や受け取り通知といった、取引完了が確認できてからのお支払いとなりますので、代金が支払われない、といった心配が必要ありません。

契約者同士の契約の相違を確認できる

直接取引では不透明になりがちな契約プロセスを、第三者が介在して可視化します。「いつ、誰が、何に合意したか」が明確になるため、契約の相違や不公平な状況が発生しにくくなります。

これにより、万が一のトラブル時も運営側が事実確認を容易に行えるようになり、プラットフォームの信頼性が大きく向上します。

導入前に知っておくべき注意点と法的規制

非常に便利なエスクロー決済ですが、導入にあたっては法的なハードルを正しく理解しなければなりません。

自社での代金預かりは「資金決済法」に抵触するリスクあり

プラットフォーム運営者が、自社の銀行口座で直接ユーザーの代金を一時預かりし、後日精算する行為は、[資金決済法]における「資金移動業」の登録が必要になる可能性が極めて高いです。無免許での運営は法令違反となるリスクがあるため、多くの事業者は、銀行や決済代行会社が提供する「エスクローAPI」を活用し、法的にクリアな状態で運用しています。

導入時の手数料相場とコストパフォーマンスの考え方

エスクロー決済の利用には、通常の決済手数料(3〜5%程度)に加え、エスクロー事務手数料や振込手数料が発生するケースが一般的です。コストは発生しますが、自社で決済トラブル対応を行う人件費や、法的リスクを回避するための弁護士費用、システム維持費などを考慮すれば、専門の決済代行サービスと連携する方が長期的なコストパフォーマンスは高いと言えます。

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エスクロー決済の主な導入サービス例

エスクロー決済を自社サイトやプラットフォームに実装する際、候補となる代表的な決済サービスを紹介します。用途に合わせて、これらをAPIで連携・導入するのが一般的です。

プラットフォーム・マッチングサイト向け(B2C/CtoC)

  • Stripe Connect(ストライプ) 世界シェアNO.1の決済インフラ。多通貨対応や複雑な分配ロジックをノーコード・ローコードで実装でき、多くのスタートアップに選ばれています。
  • GMOペイメントゲートウェイ 国内最大手の安心感。コンビニ払いやキャリア決済など日本特有の決済手段を網羅し、強固なセキュリティとサポート体制が強みです。
  • SBペイメントサービス ソフトバンクグループが運営。多様な決済手段を一括導入でき、不正検知機能なども充実しているため、大規模なプラットフォームに向いています。

B2B(企業間取引)特化型

Paid(ペイド) B2B取引に特化した後払い決済。企業間の掛け払いにおいてエスクロー的な役割を果たし、事務作業の負担を大幅に削減します。

マネーフォワード ケッサイ 請求書払い(後払い)とエスクローを融合。与信審査から入金確認まで自動化し、未回収リスクを100%保証するモデルが特徴です。

特定領域・カスタマイズ型

  • ウェルネット ネット決済のパイオニア。送金・受取に特化した「送金サービス」などを展開しており、ECからチケット販売まで幅広い実績があります。
  • PayPal(ペイパル) 世界中で利用される決済手段。買い手・売り手保護制度が充実しており、海外取引が発生するプラットフォームに最適です。

エスクロー決済に関するよくある質問

  1. Q. エスクロー決済の手数料はどちらが負担しますか?

    A. 一般的には「売り手」または「運営者」が負担するケースが多いですが、規約により自由度が高いです。 CtoCプラットフォームでは、出品手数料の中にエスクロー利用料を含めるのが通例ですが、B2Bでは取引の性質に合わせて「買い手」が安心料として負担するモデルもあります。

  2. Q. 代金が支払われないトラブルは本当に防げますか?

    A. はい、エスクロー仕組み上、入金を確認してから発送を指示するため、未払いは防げます。 ただし、買い手が「商品が届いたのに受取ボタンを押さない」といった遅延トラブルは起こり得ます。そのため、「発送から一定期間経過後に自動で決済を完了させる」といったシステム上の補完ルールを設けるのが一般的です。

  3. Q. 自社サイトに導入する場合の開発期間は?

    A. 決済代行会社との契約に1〜2ヶ月、システムの実装・テストに2〜3ヶ月程度が目安です。 カスタメディアのプラットフォーム構築であれば、標準機能として決済モジュールを用意しているため、ゼロから構築するよりも大幅に期間を短縮することが可能です。

まとめ|エスクロー決済でビジネスの信頼性を最大化する

今回は、エスクロー決済について解説いたしました。
サービス利用者が安心した取引を行うために、エスクロー決済は必須と言っても過言ではありません。

面識のない当事者同士の直接取引が安心して行える事が特徴となり、これによりお客様は安心して取引ができるので利用者の拡大に繋がります。そのため、エスクロー決済の導入により、ビジネスチャンスが拡大すること考えられます。

弊社カスタメディアではエスクロー決済を採用し、マッチングサイトやオウンドメディアサイトのシステム開発を行なっています。
エスクロー決済を活用したシステム開発を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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