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メルカリのようなフリマサイトを構築するための方法を徹底解説!
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本稿ではフリマサイトの構築を検討中の方に向けて次の内容を解説しております。
・フリマサイトの基礎知識
・フリマサイトを構築する方法
・フリマサイトを構築する際の注意点
近年、メルカリやラクマのような個人と個人(C to C)が商品を売買する「フリマサイト」が増えています。
メルカリの2022年6月の決算期をみると、連結最終損益は、27億2800万円の赤字(前年同期は41億1100万円の黒字)でしたが、売上高は711億9100万円(対前年同期比47.7%増)と過去最高を更新しています。
このように、フリマサイト市場はここ数年で著しい成長を遂げており、今後もしばらくは市場規模を拡大させていくと考えられます。
そのため、フリマサイトの起ち上げやリニューアルを考えている担当者の方へ、フリマサイトを始めとするマッチングサイトの構築を手がけてきたカスタメディアが、フリマサイトの特徴や作り方、構築の方法を解説いたします。
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目次
-フリマサイトの基礎知識
-フリマサイトの市場規模はどれくらい?
-フリマサイトに必要な機能とは
–管理者(プラットフォーム事業者)にとって必要な機能
–販売者にとって必要な機能
–購入者にとって必要な機能
-フリマサイトを構築する方法
-フリマサイトの構築(作成)にかかる費用
-フリマサイトを構築(作成)する流れ
①企画
②設計・開発
③テストと品質保証
④リリースと集客
-フリマサイトを構築(作成)するにあたっての注意
①ノーコードツールでの開発は避ける
②運営費の確認をする
③補助金を利用する場合は早めに取り掛かる
-まとめ
フリマサイトとは?特徴と基礎を知っておこう
フリマサイトのフリマとは、フリーマーケットの略。つまり、インターネット上(サイト上)でフリーマーケット(個人と個人がモノなどを売買する市場)をおこなうことです。
フリマ事業者は、サイト・システムを構築します。そこに広告費をかけて、モノを売りたい供給者(出品者)と、モノを買いたい需要者(購入者)を集めます。
出品者は、商品の価格を自由に決めることができます。欲しいと思った商品があれば、購入者は出品者から商品を購入できます。
フリマ事業者は、手数料として出品者から販売価格の数パーセントを徴収することで、売上となります。フリマ事業者はECサイト事業者のように在庫を持つリスクはありません。
集客とサイト、システムの構築にリソースを集中させることができます。
フリマサイトの市場規模はどれくらい?
少し古いデータとなりますが、矢野経済研究所の発表によると、フリマサイトのようなCtoC(個人間取引)の市場は、2019年には前年比17.4%増の1兆1800億円規模になる予想とのことです。(2018年~2019年の国内の市場の調査)
図1.CtoC物販分野 市場規模(流通総額ベース、単位:億円)
(引用:矢野経済研究所 『C to C(個人間取引)市場に関する調査を実施(2019年)』
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2235)
さらに、フリマアプリなどの各種CtoCサービスの普及による取引の利便性向上や認知度の高まりから、物販、サービスの両分野で伸びていることです。
冒頭でお話した通り、メルカリは過去最高の売上を達成しており、CtoC市場は引き続き伸びるという予想は当たっていると言えるでしょう。
メルカリ以外にも総合型の『ココナラ』や、民泊サービスの『airbnb』なども売上を伸ばしています。
しかし、最近では、一部の分野においては、一強独占の寡占状態となっていることもあり、
成功するには、業界や商品を吟味して、独自性の高いフリマサイトを模索する必要あるでしょう。
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フリマサイトに必要な機能とは
フリマサイトは、CtoC(個人間取引)という性質上、ホームページやECサイトよりも、機能が多く複雑になりがちです。
ECでは販売者(事業者)と購入者の2者の取引になります。しかし、フリマサイトは、プラットフォームを提供するフリマサイト事業者、販売者、購入者と3者が関わります。
購入者と販売者の間にもチャットやメッセージ機能などが必要になってきます。
フリマサイトに必要な機能を検討するには、3者に必要な機能を抑えておきましょう。
管理者(プラットフォーム事業者)にとって必要な機能
管理者は会員管理などの管理機能はもちろんのこと、集客、決済に関する機能などが必要です。
・会員管理
・本人確認機能
・購入者へのメッセージ機能
・販売者へのメッセージ機能
・アンケート機能
・メール送信機能
・エスクロー決済機能
・おすすめ機能
など
販売者にとって必要な機能
販売者は商品の登録、宅配設定、購入者とのメッセージ機能が必要になってきます。
・商品登録機能
・登録商品の管理機能
・宅配設定
・購入者とのメッセージ機能
など
購入者にとって必要な機能
購入者とのメッセージ機能や、決済情報などの入力機能が必要です。
・販売者とのメッセージ機能
・配送先設定(住所の設定)
・決済情報の入力
など
フリマサイトを構築する方法
フリマサイトを構築するには、「スクラッチ開発」、「パッケージ開発」、パッケージをベ「パッケージ+スクラッチ開発」の3つの開発方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、きちんと抑えて構築に臨みましょう。
①スクラッチ開発
要望に応じて、一から開発するのがスクラッチ開発です。
メリットとしては、すべてをフルオーダーで開発するので、同じフリマサイトでも独自の機能を持たせ差別化ができたり、自社の運用体制に合わせて管理機能も構築できる点です。
デメリットは、時間と構築費用がかかってしまうことです。
②パッケージ開発
パッケージ開発とは、出来合いの汎用的な機能を使って構築する手法です。
あらかじめ出来上がっているので、安価で短納期で構築できます。費用と早さを重要視されている方にパッケージ開発が良いでしょう。
デメリットとしては、融通が効かないため、独自性を出せないことです。ユーザーにとっても不便であっても改善が難しいことです。運用面でも不便なことが出てくる可能性があり、あまりフルパッケージはおすすめできません。
③パッケージ+スクラッチ開発
パッケージ開発をベースに追加機能をオリジナルで構築する方法が「パッケージ+スクラッチ開発」です。
カスタマイズなしのパッケージ開発より費用はかかりますが、スクラッチ開発と比べると費用を大幅に抑えられます。また、カスタマイズによりオリジナルに近いサイト構築も実現できます。
必要な機能で既にあるものはパッケージをベースにし、追加で必要な機能はスクラッチで開発するという手法のため、スクラッチ開発より短納期での構築が実現できます
まさに、「パッケージ+スクラッチ開発」は、パッケージ開発とスクラッチ開発のいいとこどりの構築方法です。
フリマサイトの構築(作成)にかかる費用
ではフリマサイトの構築にかかる費用はそれぞれ、どうなっているのでしょうか?
パッケージから構築する場合、費用は80〜200万円が相場です。
パッケージには、基本的な機能がすでに組み込まれているため、開発の工数やコストを抑えることができます。
ただ、パッケージで対応できない機能や、独自の機能を追加したい場合は、追加の開発費用が発生する可能性があります。
フルスクラッチで構築する場合、費用は500〜1000万円が相場です。
フルスクラッチで構築することで、独自の機能やデザインを自由に実現することができます。
ただし、開発の工数やコストが最もかかる方法です。
フリマサイトの規模や機能の複雑さによっても、費用は大きく異なり、例えば、商品の種類や画像数が多いと、開発の工数が増えるため、費用も高くなります。
パッケージ+スクラッチ開発で構築する場合はパッケージ費用にプラスして、カスタマイズ料金が発生することがほとんどです。
そのため、具体的な費用についてはどの程度カスタマイズするかによるため、その都度問い合わせを行って費用を確認しましょう。
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弊社カスタメディアでは、「パッケージ+スクラッチ開発」をおすすめしています。フリマサイトを収益化していくには、集客に費用とリソースを割く必要があります。販売者と購入者の双方をしっかりと集客し、ある一定期間は赤字が続く覚悟が必要です。
そのため、初期費用をできるだけ安く抑えて、かつ独自性の高いサイトを構築する必要があります。
フリマサイトのようなマッチングサイトを構築できるカスタメディアMASEに関しては以下のサイトからご覧になれます。
カスタメディアMASE:https://service.customedia.co.jp/lp/mase/
フリマサイトを構築(作成)する流れ
①企画
フリマサイトの構築の第一歩は企画です。
市場調査や競合他社の分析を元に、サイトの目的、ターゲットユーザー、提供する機能、デザイン、運営体制といった項目を明確にし、できるだけイメージを最初に固めておく事が重要です。
後々で足りない機能や、やりたことが増えてくるとそれだけ開発フェーズに影響を及ぼし、期間も費用も増えてしまいます。
そして最も重要な「どのように収益をあげるか」といった収益モデルを設計も、この段階で検討しておきましょう。
②設計・開発
企画に基づいて、フリマサイトの設計・開発を行います。
サイトの全体的なレイアウト、色使い、フォント選択などのビジュアル要素を決めるデザイン的なものから、ユーザーが求める商品を簡単に見つけられるようにするためナビゲーション構造の設計、そして商品の出品、検索機能、取引処理などなど…、フリマサイトとして必要不可欠な機能の実装を行っていきます。
また、システムの停止によるユーザーへの影響を最小限に抑える障害対策、将来的な機能追加や拡張に対応するためのメンテナンス性の確保、不正アクセスや情報漏洩などのリスクを防ぐためのセキュリティ対策など、やるべきことは山程あります。
このため、フリマサイトの開発は実績のある開発会社に依頼することが重要です。
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③テストと品質保証
開発が完了したら、テストと品質保証を行います。
テストでは、フリマサイトのシステムが正常に動作するかを検証しましょう。
具体的には、商品の出品や検索、購入プロセス、ユーザー登録やログイン機能など、サイトの各機能に対して徹底的なテストを行います。
品質保証では、フリマサイトの機能やデザインがユーザーにとって使いやすいかどうかを検証します。
サイトのレスポンシブ性やクロスブラウザ互換性も検証し、異なるデバイスやブラウザで閲覧したときに問題なく表示され、動作することを確認しましょう。
バグがあったり、改善点があるようであれば修正し、目指している品質に到達するまでテストを繰り返します。
④リリースと集客
テストと品質保証が完了したら、サイトをリリースします。
リリース後は、ユーザーにフリマサイトを知ってもらうための集客活動を行いましょう。
計画的なマーケティングと広報活動が重要です。
まずサイトのローンチを告知するために、プレスリリースの配信やソーシャルメディアを活用し、想定のターゲットにリーチします。
続いて、検索エンジン最適化(SEO)を行い、検索結果での可視性を高めましょう。
予算があればインフルエンサーや業界関連のメディアでの露出を図ることで、信頼性とブランド認知度を向上させることも効果的です。
そして初期のユーザーに対する特別なプロモーション(登録キャンペーンなど)やインセンティブを提供し、サイトへの登録や利用を促進を行いましょう。
こういった、ひとつひとつの施策でサイトを活性化させ、ユーザーからのフィードバックを取り入れてサイトの改善と成長を図ります。
フリマサイトを構築(作成)するにあたっての注意
①ノーコードツールでの開発は避ける
メルカリみたいなCtoCのフリマアプリはノーコードで安く作ることが可能です。
しかしながら、フリマサイトのような複雑な機能やカスタマイズが求められるプロジェクトには不向きな場合が往々にしてあります。
例えば「コミュニティ機能を重視したフリマサイトを作成したい」と考えていても、コミュニケーションに必須なチャット機能やスタンプ機能が無かったり、使いにくかったりします。
せっかくノーコード開発を依頼しても、求める機能や特定のデザイン要件を満たせなければ開発は白紙に戻り、結局は二度手間になってしまいます。
②運営費の確認をする
初期の開発費用だけでなく、長期にわたる運営コストもしっかりと見積もる必要があります。
サーバーの維持費、ドメインの更新費用、定期的なメンテナンスやアップデートにかかる費用、さらにはカスタマーサポートやマーケティング活動などが、これにあたります。
また、フリマサイトは、ユーザーのニーズやトレンドに合わせて、拡張や機能追加を行う可能性があります。
そのため、将来的な拡張や機能追加の可能性も考慮して、運営費を算出しましょう。
③補助金を利用する場合は早めに取り掛かる
補助金を利用すればシステムの開発費や、運営費の一部コストを抑えることが出来ます。
ただし、補助金や助成金は多くの場合、申請に時間がかかり、多くの書類や詳細な事業計画の提出が求められることが多いので、これらを活用する計画がある場合、早めの行動が必要です。
まずはどのような補助金があるのかを検索し、使えそうなものが無いか検討しましょう。
下記の記事ではフリマサイトの構築で使えそうな補助金をまとめてあります。
是非ご活用ください。
▶【2023年最新】新規事業の起ち上げに利用できる助成金・補助金をわかりやすく解説
まとめ
以上、フリマサイトの構築について、抑えておくべきポイントをご紹介いたしました。フリマサイトはプラットフォーム事業のなかでも定番と言えますが、きちんと構築のポイントを抑えておきましょう。
弊社カスタメディアでは、費用を抑え・短納期でマッチングサイト構築ができるパッケージ「カスタメディアMASE」を提供しております。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。