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コミュニティサイトの作り方を徹底解説!種類や手順・ポイントを紹介
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本記事では、コミュニティサイトの構築を検討している企業担当者や個人事業主に向けて、以下の内容を解説します。
- 要約: コミュニティサイトの定義、構築手順、主要な6つの種類、成功のための運用ポイントを網羅的に解説
- ターゲット: 自社ブランドのファンを増やしたい、顧客の声を製品開発に活かしたいと考えている方
- ベネフィット: 最適な構築方法の選定
目次
コミュニティサイト構築方法の比較一覧表
コミュニティサイトを構築する主な3つの方法について、コスト、カスタマイズ性、導入難易度を比較しました。
| 構築方法 | コスト | 開発期間 | カスタマイズ性 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| パッケージ型 | 中 | 短〜中 | 中 | 短期間で安定したサイトを作りたい場合 |
| スクラッチ型 | 高 | 長 | 高 | 独自の機能やデザインにこだわりたい場合 |
| CMS型 | 低〜中 | 短 | 中 | 低コストで手軽に始めたい場合 |
コミュニティサイトの3つの作り方

各構築方法の特徴を詳しく解説します。
1. パッケージ型
パッケージ型とは、コミュニティサイトに必要な基本機能がセットになったソフトウェアを利用する方法である。
- 掲示板、ユーザー登録、投稿機能などが標準装備されている。
- ベンダーによるサポートやアップデートが受けられるため安心。
- スクラッチ開発に比べてコストと開発期間を抑えられる。
主な機能 会員管理、掲示板、メッセージ機能、お知らせ配信 メリット 導入スピードが早く、運用保守の手間が少ない。
2. スクラッチ型
スクラッチ型とは、ゼロからオリジナルのシステムを開発・構築する方法である。
- デザインや機能を自由に設計でき、独自の要件を完全に満たせる。
- 他社システムとの連携や複雑なロジックの実装が可能。
- 開発コストが高額になりやすく、リリースまでの期間も長い。
主な機能 要件定義に基づき、あらゆる機能を実装可能。 メリット 完全独自のブランディングや特殊な運用フローに対応できる。
3. CMS型
CMS型とは、WordPressなどのコンテンツ管理システムを活用してサイトを構築する方法である。
- プラグインを追加することで、掲示板やSNS機能を実装できる。
- 初期費用を抑えやすく、専門知識が少なくても更新作業が可能。
- セキュリティ対策やバージョン管理を自社で行う必要がある。
代表的なCMS WordPress, Drupal, Joomla メリット 低コストでのスモールスタートに最適。
コミュニティサイトの基礎知識
コミュニティサイトの定義や、SNSとの違いについて解説します。
コミュニティサイトとは
コミュニティサイトとは、特定のテーマや興味・関心を共有する人々が集まり、情報交換や交流を行うためのWebプラットフォームである。
企業が構築する場合、顧客同士の交流を通じてエンゲージメントを高めたり、製品開発のヒントを得たりすることを目的とします。
SNSとの違い
SNSは「人」を中心とした広範なつながりを重視するのに対し、コミュニティサイトは「テーマ」や「目的」を中心とした深い交流を重視します。
| 比較項目 | コミュニティサイト | SNS (X, Instagram等) |
|---|---|---|
| つながりの起点 | 共通の興味・関心、目的 | 友人・知人、トレンド |
| 情報の質 | 専門的、深い議論 | フロー型、拡散性重視 |
| 情報の蓄積 | 過去ログが資産になる | タイムラインで流れる |
コミュニティサイトの主な6つの種類
目的に応じて、コミュニティサイトは主に以下の6種類に分類されます。
- ファンコミュニティ: ブランドや商品のファンが集まり、愛着を深める場。
- 企業コミュニティ: 企業が顧客と直接つながり、マーケティングに活用する場。
- 共有コミュニティ: Q&Aサイトのように、知識やノウハウを共有し合う場。
- 趣味コミュニティ: 音楽やスポーツなど、特定の趣味について語り合う場。
- 地域コミュニティ: 地域住民が情報を交換し、地域の課題解決を図る場。
- オンラインサロン: 専門家や著名人が主宰し、有料会員限定で学ぶ場。
コミュニティサイト構築のメリット・デメリット
コミュニティサイトを運営することで得られる効果と注意点を整理します。
メリット
- 顧客ロイヤリティの向上: ユーザー同士の交流により、ブランドへの愛着が深まる。
- サポートコストの削減: ユーザー同士が疑問を解決し合うことで、問い合わせ対応が減る。
- マーケティング資産の獲得: ユーザーの生の声(UGC)や行動データを製品改善に活かせる。
デメリット
- 集客のハードル: 初期段階でユーザーを集め、活性化させるまでに時間がかかる。
- 運営コスト: 誹謗中傷の監視やコンテンツ更新など、継続的な管理が必要。
- 炎上リスク: 不適切な投稿や対応が拡散され、ブランドイメージを損なう可能性がある。
失敗しない選び方と構築のポイント

コミュニティサイトを成功させるために、特に重要な4つのポイントを紹介します。
1. 目的とKPIの明確化
「何のために作るのか」を明確にし、アクティブユーザー数や投稿数などの具体的な数値目標(KPI)を設定しましょう。
2. 初期メンバーの選定
立ち上げ期には、熱量の高い「コアファン」を招待し、質の高いコンテンツと交流の土台を作ることが重要です。
3. 安心できるガイドラインの策定
禁止事項やマナーを明文化し、すべてのユーザーが安心して参加できる健全な環境を整備します。
4. 活性化の仕掛け作り
ランキング制度やポイント付与、定期的なイベント開催など、ユーザーが参加し続けたくなる動機付けを行います。
よくある質問 (FAQ)
Q1. コミュニティサイトの構築費用はどのくらいですか?
A. 構築方法により大きく異なります。
CMS型なら数十万円〜、パッケージ型なら数百万円〜、スクラッチ型なら数千万円〜が一般的な目安です。要件に合わせて見積もりを取ることを推奨します。
Q2. 運営にはどのくらいの人手が必要ですか?
A. 規模によりますが、専任担当者1名は必須と考えましょう。
コンテンツの更新、コメント監視、ユーザー対応など、日常的な業務が発生するためです。初期は兼任でも可能ですが、拡大に伴い体制強化が必要です。
まとめ
コミュニティサイトは、顧客とのエンゲージメントを深め、LTV(顧客生涯価値)を最大化するための強力なツールです。
成功の鍵は、明確な目的設定と、自社に合った適切な構築方法の選定にあります。まずはスモールスタートで始め、ユーザーの反応を見ながら徐々に拡大していくのがおすすめです。
弊社カスタメディアでは、800越のプラットフォーム導入実績をもとに、お客様の課題に合わせた最適なコミュニティサイト構築を支援します。補助金の活用相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
