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ピアボーナスとは?なぜ失敗する?よくある失敗事例と
成功のコツを徹底解説!

ピアボーナスとは?なぜ失敗するのか?よく失敗事例と成功のコツを徹底解説

2026年2月6日

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ピアボーナスを導入したものの、結局、誰も使わなくなってしまった、お決まりの挨拶ばかりで中身がないという失敗は少なくありません。制度を名前だけのものにせず、組織を強くする鍵は、社員が面白い、やりたいと思える空気作りにあります。

近年、人的資本経営への注目が高まる中で、社員同士の称賛を可視化する重要性が増しています。本記事では、導入企業の事例をもとに、なぜピアボーナスが飽きられてしまうのかという原因を深掘りし、活用し続けられる運用のコツを徹底解説します。

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ピアボーナスとは?

これまでの評価制度は「上司から部下へ」という一方通行なものが主流でしたが、ピアボーナスは現場で一緒に働く仲間(Peer)が、日々の小さな助け合いに対してボーナス(Bonus)を贈るという、新しい評価の形です。

社員同士で少額の報酬を贈り合う新しい評価の形

従来の評価制度は上司から部下という一方通行なものでしたが、ピアボーナスは現場のリアルな貢献を360度から可視化します。例えば、マニュアルにはない細かなサポートや、部署をまたいだ協力など、上司の目が行き届かない場所での隠れた手柄に光を当てることができるのが最大の特徴です。

これまでのサンクスカードが続かない理由

多くの企業が導入してきたアナログなサンクスカードが続かなくなってしまう大きな要因は、手書きする手間に対して、それによる効果やメリットが本人に伝わりにくい点にあります。ピアボーナスはデジタルツールを活用することで投稿のハードルを下げ、さらに付与されたポイントを景品や現金などに交換できるため、社員のやる気を継続的に引き出しやすくなります。

なぜピアボーナスは失敗するのか?

ピアボーナスが失敗に終わる最大の理由は、現場の心理的な壁を無視して「単なるツール」として導入してしまい、社員にとっての不公平感や義務感だけが膨らんでしまうことにあります。具体的に陥りやすい3つの失敗パターンを解説します。

仲の良い人だけで回す内輪ノリの発生

最も多い失敗例が、特定の仲良しグループ間だけでポイントを送り合うポイント回しです。これにより、輪に入っていない社員が冷めた目で見るようになり、結果的に組織の分断を招く恐れがあります。これを防ぐには、送る側・受け取る側の偏りを可視化し、特定の部署や個人に偏らないよう、称賛の対象を広げるガイドラインが必要です。

お礼の投稿がただの義務に変わる瞬間

週に1回は必ず投稿することといったノルマを課すと、称賛はお飾りになります。社員にとって投稿が面倒な事務作業になった瞬間、感謝の言葉はコピペになり、心のないメッセージが溢れます。大切なのは、無理に義務化することではなく、思わず投稿したくなるような感謝を伝え合う文化そのものを作ることです。

貯まったポイントの使い道が魅力的ではない

ポイントを貯めても、交換できる景品に魅力がなければ、次第に見向きもされなくなります。特に自社製品への交換や、使い勝手の悪いメニューだけでは不十分です。日常的に使える電子マネーや、特別休暇、あるいは役員とランチに行ける権利など、社員が欲しい!と思えるインセンティブを用意することが重要です。

ピアボーナス導入で起こりがちな「よくある失敗例」

多くの企業が導入時に陥りやすい、典型的な失敗パターンをご紹介します。これらのリスクを事前に把握しておくことが、運用の成功を左右します。

【失敗例1】特定のグループ間で報酬を送り合う「山分け」の発生

特定のグループが業務に関係のない「お疲れ様」などの投稿を送り合い、上限まで報酬を稼ぎ合うパターンです。これにより、周囲の社員には仲が良い人だけが得をする不公平な制度と映り、組織に深刻な分断と冷めを招きます。

【失敗例2】投稿の「ノルマ化」による感謝の形骸化

「週に3回以上」などのルールを設けた結果、締切直前にコピペ同然の投稿が乱発されるパターンです。送る側には事務作業として忌み嫌われ、受け取る側も義務感を感じて喜びが消滅。結果、感謝の言葉が死んだ名前だけの制度に陥ります。

【失敗例3】「人気投票」が給与に直結する不透明な評価

感謝の数だけで給与を決めようとした結果、社員が「点数を稼ぐために周囲へ媚を売る」ようになるパターンです。純粋な「ありがとう」が「給料のための政治」にすり替わってしまい、結果として真面目な社員のやる気を奪い、組織の信頼関係を壊してしまいます。

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ピアボーナス導入を成功させる3つのコツ

ピアボーナスを単なるお礼のツールで終わらせず、離職率低下や生産性向上に繋げるための結論は、「称賛の心理的ハードルを徹底的に下げ、制度自体に話題性と実利を持たせること」にあります。定着を確実にするための3つのコツを解説します。

①「称賛の基準」をあえて緩く設定する

成功のコツは、最初から「素晴らしい成果」だけを対象にしないことです。「会議の準備を手伝ってくれた」「資料の誤字を見つけてくれた」といった、日常の小さな『助かった』を拾い上げる空気を作ります。ハードルを下げることで投稿の回転率が上がり、社内のコミュニケーション密度が劇的に高まります。

②メッセージを「エンタメ化」して楽しむ

定型文の感謝はすぐに飽きられます。弊社が提唱するお笑いメソッドのように、メッセージに「つかみ」や「ちょっとしたユーモア」を交えることを推奨します。思わずクスッとしてしまうような投稿が増えることで、ピアボーナスのタイムラインを見る習慣が自然と根付き、制度が名前負けするのを防ぎます。

③ポイント交換先に「非日常な体験」を混ぜる

現金やギフト券だけでなく、会社ならではのユニークな景品を用意するのも成功の秘訣です。「社長とランチ」「好きな椅子を選べる権利」「1時間早帰り券」など、話題性のあるインセンティブを混ぜることで、ポイントを貯めるプロセスそのものが社員の楽しみになります。

【関連記事】:ピアボーナスは導入すべき?成功事例から学ぶ効果とおすすめツール5選

失敗しない!ピアボーナス導入の5ステップ

ピアボーナス導入を成功させるための結論は、「ツールを入れること」を目的にせず、社員が自発的に贈り合いたくなる「心理的ハードルを下げる仕掛け」を段階的に構築することにあります。運用を軌道に乗せるための戦略的なステップを解説します。

ステップ1:何のためにやるか「制度の目的」を共有する

まずは導入の目的を、経営層だけでなく現場の社員が「自分事」として捉えられる言葉で共有します。「コミュニケーション活性化」という抽象的な表現ではなく、「現場の隠れた貢献を会社がしっかり評価したい」「部署を超えてスキルを助け合える組織にしたい」といった、社員にとってのメリットを強調することが成功の鍵です。

ステップ2:最初の1ヶ月は役職者が自ら手本を見せる

社員は「本当にこんな小さなことで送っていいのか」と様子を伺っています。まずは社長や役員、管理職が「当たり前だと思われていた業務」に対して積極的にポイントを贈る背中を見せることが重要です。リーダー層が称賛を「かっこいい行動」として定義することで、心理的ハードルが下がり、投稿のハードルが劇的に下がります。

ステップ3:社内独自のハッシュタグで遊び心を加える

投稿時に「#神対応」「#縁の下の力持ち」「#爆速レスポンス」といった社内独自のハッシュタグを推奨します。これにより、称賛の内容が可視化されるだけでなく、SNSのような遊び心が生まれます。後から「誰がどんな分野で活躍しているか」をタグ検索で見える化できるため、社員の強みを再発見するツールとしても機能します。

ステップ4:ポイントの交換先を社員と一緒に決める

会社が勝手に決めた景品ではなく、社員へのアンケートで交換先を決定します。「特別休暇」や「好きな備品の購入権」、あるいは「社内資産シェアを活用したスキル提供」など、自分たちの意見が反映されたインセンティブがあることで、制度への愛着(自分事化)が深まります。これが、飽きられずに継続される強力な動機付けになります。

ステップ5:運用の成果を定期的に見える化して共有する

どれだけの感謝が生まれ、誰が周囲に好影響を与えているかを「全社レポート」として公開します。単なるランキングではなく、素晴らしい称賛エピソードをピックアップして共有することで、制度の価値を全社員が再認識できます。データに基づいてルールを微調整し続けることで、常に鮮度の高い運用を維持することが可能になります。

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ピアボーナスに関するよくある質問

  1. Q. ピアボーナスは課税対象になりますか?

    A. 原則として、給与所得として課税対象になります。 ポイントやチップが換金可能なもの、あるいは経済的利益とみなされる場合、通常の賞与と同じ扱いになるため、給与計算時の処理が必要です。詳細は税理士や管轄の税務署へ確認することをお勧めします。

  2. Q. 原資はどのくらい準備すべきですか?

    A. 社員1人あたり月額数百円〜3,000円程度が一般的です。 多すぎると原資負担が重くなり、少なすぎるとモチベーションに繋がりません。まずは月額1,000円程度からスタートし、利用状況を見ながら調整していくのが失敗しないコツです。

  3. Q. 社員から面倒くさいと言われませんか?

    A. スマホでサッと送れるツールを選び、手間のハードルを下げることが重要です。 また、文章を完璧に書こうとせず、スタンプだけで送れるようにしたり、弊社のようなユニークな投稿メソッドを提示したりすることで、楽しさを演出するのが効果的です。

まとめ|ピアボーナスで社員のエンゲージメントを高めよう

ピアボーナスは、導入して終わりのツールではありません。「なぜ飽きられてしまうのか」という原因を正しく理解し、現場がワクワクする仕掛けを継続することで、初めて社員のエンゲージメント向上や離職率の低下といった真の成果が得られます。

「社内の空気を変えたい」「一人ひとりの貢献をしっかり称えたい」とお考えなら、まずは組織の中に眠る才能や資産を見える化することから始めてみませんか?

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