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【5分で分かる】シェアリングエコノミーとは?具体例やメリット、注意点を解説
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近年、急速な広がりを見せる「シェアリングエコノミー」は、今や単なるトレンドではなく、持続可能な新規事業の有力な選択肢となりました。しかし、その市場性の高さゆえに、安易な参入は激しい競争や法的なリスクに直面する可能性も孕んでいます。
本記事では、800社以上のマッチングサイト構築を支援してきたカスタメディアが、シェアリングエコノミーの最新市場動向から、各領域を代表するサービス事例、そして参入時に必ず押さえるべき運営上の注意点までを網羅的に解説します。
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目次
シェアリングエコノミーとは?

シェアリングエコノミーとは、個人が所有しているモノや場所、スキルなどを必要な人に提供したり、共有したりすることや、そのような形態のサービスのことです。
具体的なサービス例としては、空き部屋を宿泊施設として貸し出す「民泊」や、個人のスキルを必要とする人と結びつける「スキルシェア」などが挙げられます。
これらシェアリングエコノミーの最大の特徴は、従来のビジネスモデルとは異なる「取引形態」にあります。
従来モデルとシェアリングエコノミーの違い
- 従来のモデル(BtoC / BtoB)
企業が主体となり、個人(Consumer)や他企業(Business)に対してモノやサービスを提供。 - シェアリングエコノミー(主にCtoC)
個人間(Consumer to Consumer)での取引が中心。企業は「場(プラットフォーム)」を提供し、個人同士が資産やスキルを共有。
CtoC型サービスの代表例
- モノの共有: フリマアプリの「メルカリ」など
- スキルの共有: スキルマーケットの「ココナラ」など
CtoC型シェアリングエコノミーのビジネスモデルについて、より深く知りたい方は下記の記事も併せてご覧ください。
▶CtoCのシェアリングエコノミーを徹底解説!ビジネスモデルや拡大の背景とは
シェアリングエコノミーの市場規模と将来予測

日本のシェアリングエコノミー市場は、拡大の一途をたどっています。2024年1月、一般社団法人シェアリングエコノミー協会と株式会社情報通信総合研究所が発表した最新の調査結果によると、2024年度の市場規模は過去最高の3兆1,050億円を記録。
これはコロナ禍の2022年度と比較しても18.7%の大幅増となっており、かつての「2020年度調査」時点の予測を上回るペースで成長しています。
【関連記事】:【2024年最新】シェアリングエコノミーのビジネスモデルとは?急拡大する市場規模
2032年度には「15兆円市場」へ
今後の予測では、現状のペースで成長した場合でも2032年度には約6.6兆円、さらに認知度の向上や法整備などの課題が解決した「課題解決シナリオ」では、最大15兆1,165億円に拡大する可能性もあると言われています。
コロナ禍を乗り越え、ニューノーマルの主役に
かつての調査(2020年時点)では、新型コロナウイルスの影響で一時的に予測を下回る場面もありましたが、2026年現在の市場は完全に回復しています。特にインバウンド需要の再燃による「民泊(宿泊シェア)」のV字回復や、物価高・人手不足を背景とした「スキル・スペース・モノ」の効率的な活用が、成長の強い原動力となっています。
SDGs(持続可能な開発目標)への貢献
シェアリングエコノミーは、単なる経済成長だけでなく、社会課題の解決にも直結しています。
- 環境負荷の低減
モノやスペースのシェアによる廃棄物の削減、サイクルシェアによるエネルギー消費の抑制。 - 多様な働き方の実現
家事・育児スキルのシェアやクラウドソーシングの活用による、女性やシニア層の社会参画支援。 - 地域課題の解決
地方の交通弱者支援(ライドシェア)や、空き家の有効活用。
今注目されているシェアリングエコノミーのサービス
現在のシェアリングエコノミーは、単なる「場所」や「モノ」の貸し借りを超え、より細分化されたニーズに応える形へと進化しています。
・Makuake(株式会社マクアケ)│ お金のシェア

Makuakeは、まだ世に出ていない「新しいものや体験」を、応援購入という形で世に送り出すプラットフォームです。
■ 仕組みと特徴
- ストーリーによる共感: 開発者が「なぜこれを作るのか」という想いや背景を伝え、顧客はそのストーリーに共感して支援します。
- 先行購入型支援: 支援者は「応援」として代金を支払い、完成した商品やサービスを一般発売前にいち早く(またはお得に)受け取ることができます。
- テストマーケティング: 開発チームは本格的な量産前に「市場ニーズの有無」を把握でき、同時に開発資金の調達も可能です。
■ このような方におすすめ
- 新しいものや体験を応援し、プロジェクトの実現を支えたい人
- まだ世の中にない画期的な商品を、誰よりも早く手に入れたい人
- こだわりのある商品や、ユニークなサービスを求めている人
・Notteco(株式会社notteco)│ 時間・空間のシェア

「安く移動したい人」と「ガソリン代などの負担を減らしたいドライバー」を繋ぐ、日本最大級の中長距離相乗り(ライドシェア)サービスです。
■ サービスの仕組み
- 目的地でのマッチング: 長距離移動を予定しているドライバーの車に、同じ方向へ行きたい同乗者が相乗りします。
- コストの分担: 同乗者はガソリン代や高速道路料金などの実費を分担して支払うため、格安での移動が可能になります。
- コミュニティ要素: 単なる移動手段としてだけでなく、同じ趣味や目的地を持つ人同士の「新しい出会い」や「楽しい時間」を創出します。
■ このような方におすすめ
- 交通費を抑えて遠方へ移動したい人
- 長距離のドライブを一人で運転するのが寂しい、または負担に感じる人
- 移動中も新しい出会いやコミュニケーションを楽しみたい人
・Runtrip(株式会社ラントリップ)│ 時間・空間のシェア

「もっと自由に、楽しく走れる世界」を目指し、地域の魅力的なランニングコースを見つけたり、ランナー同士で交流したりできるランニング特化型の総合プラットフォームです。
■ サービスの仕組み
- コースの共有・検索: 全国各地のランナーが投稿した「おすすめのランニングコース」を、風景や目的から検索できます。
- コミュニティ機能: 日々のランニング記録を写真とともに投稿し、他のユーザーから「NiceRun!」などのリアクションをもらうことでモチベーションを維持できます。
- イベント・施設連携: ランニングイベントの開催情報や、拠点となる「ランニングステーション」の情報を網羅しています。
■ このような方におすすめ
- ランニングを通じて、共通の趣味を持つ仲間とつながりたい人
- いつも同じコースで飽きてしまい、新しいランニングコースを探している人
- タイムを競うよりも、景色や旅を楽しみながら走りたい「ファンランナー」
・ご近所ワークlite (株式会社ビースタイル ギグワークス)│ スキルシェア

自宅や外出先の近くにある「ちょっとしたお仕事」を見つけ、短時間で報酬を得ることができるご近所スキマバイトアプリです。
■ サービスの仕組み
- 位置情報との連動: スマホの地図上で、自分の今いる場所の近くにある募集案件をリアルタイムで探せます。
- 超短時間の軽作業: 1件あたり数分〜数十分で終わる作業が多く、履歴書や面接なしですぐに働けるのが特徴です。
- スマホで完結: 仕事の応募から、作業完了報告(写真撮影など)、報酬の受け取りまで、すべてアプリ一つで完結します。
■ このような方におすすめ
- アルバイトをするまとまった時間は取れないが、月数千円〜数万円のお小遣い稼ぎをしたい人
- 散歩や移動の時間を、少しでも収益に変えたい「効率重視」の人
- 面倒な手続きなしで、今日からすぐに働き始めたい人
現地調査のマッチングサービスサイトです。依頼を受けた側は指定の場所で、写真を撮ってアンケートに答えるだけでポイントが贈呈され、申請することでお金となり振り込まれる仕組みとなります。
・メルカリ(株式会社メルカリ)│ モノシェア

「新たな価値を生みだす、世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに掲げる、日本最大のCtoC(個人間取引)フリマアプリです。
■ サービスの仕組み
- かんたん出品: 売りたいモノをスマホカメラで撮り、説明文を入力するだけで最短数分で出品が完了します。
- 匿名配送システム: 住所や氏名を相手に教えずに荷物を送れる「らくらくメルカリ便」などの独自の配送網を構築しており、安全な取引が可能です。
- 売上金の循環: モノを売って得た売上金を、メルカリ内での買い物や、キャッシュレス決済「メルペイ」として街中のお店でも利用できます。
■ このような方におすすめ
- 断捨離をして、不用品を効率よく現金化したい人
- 欲しい商品を、店舗価格よりもお得に手に入れたい人
- フリマのワクワク感を、スマホ一つで手軽に楽しみたい人
・DogHuggy(株式会社DogHuggy)│ その他

旅行や出張で家を空ける際、ケージではなく「近所の愛犬家の家」に預けることができる、日本最大級のペット預かりマッチングサービスです。
■ サービスの仕組み
- 厳選されたホスト: 事前の審査を通過した、犬の飼育経験が豊富な「ドッグホスト」のみが登録されています。
- 個別対応のケア: ペットホテルとは異なり、家庭環境で一頭ずつ(または少人数で)預かるため、愛犬の性格に合わせたストレスの少ない滞在が可能です。
- 充実のレポート: 預かり中の様子は、写真や動画付きのメッセージでホストから届くため、外出先でも安心です。
■ このような方におすすめ
- ケージに入れっぱなしにするペットホテルに抵抗がある飼い主
- 旅行や出張中も、愛犬にいつも通りのアットホームな環境で過ごしてほしい人
- 犬が大好きで、近所のワンちゃんのお世話を通じて社会貢献したい人
シェアリングエコノミーのサービス例

シェアリングエコノミーのサービスには、具体的にどのようなサービスがあるのでしょうか?実際の例を4タイプに分けてご紹介します。
①「スキル」のシェア

・ココナラ、ランサーズ、CrowdWorks など
得意なことや技術など、具現化するものでなくても提供することが可能なタイプです。一番イメージがつきやすいという方も多いのではないでしょうか。
当初は簡単なアンケート依頼やデータ入力などからスタートしていた印象ですが、分野がどんどん広がり、動画制作、マーケティング業務、デザインやコーディング、プログラミングなど、IT系の需要が増えつつあります。
単価の高い案件を増やすことが、サービスの収益化につながっています。
②「モノ」のシェア

・メルカリ、ラクマ、タイムズカー など
「モノ」のシェアリングエコノミーサービスと言えば、メルカリやラクマのようなフリーマーケットサイトや、車をシェアするカーシェアリングサービスなどが挙げられます。
漫画や小物など、単価が低いものから、車のような高価なものまで共有されています。SDGsの持続可能な生活の実現にも一役買っており、今後もより伸びることが想定されます。
③「時間・空間」のシェア

・AirBnB、Uber Eats、タイミー など
時間・場所のシェアタイプには、保有している物件の空室を観光客などに貸し出す民泊サイト「AirBnB」や、時間がある方へ食品のデリバリーをマッチングする「Uber Eats」、すぐに仕事をしたい人とすぐに仕事を依頼したい企業に対して「タイミー」などがあります。
少し空いた時間を無駄なく使いたいという要望や、スペースを時間単位で利用したいというニーズも満たすサービスです。
④「お金」のシェア

・Makuake、CAMPFIRE、READYFORなど
ここでいう「お金」とは、クラウドファンディングに代表されるような「応援」や「共感」に心を動かされて支援されるお金のことを指します。
思いや理念を知り、賛同する意思を持って出資者は投資判断を行います。これまで知り合う機会すらなかった起案者と出資者がプラットフォーム上で出会うことができ、新たな投資機会・資金獲得の場として利用者は増え続ける傾向にあります。
シェアリングエコノミーのメリット
シェアリングエコノミーは、個人や企業が持つ「遊休資産(眠っている資産)」や「スキル」を貸し出し、新たな価値を生み出す経済モデルです。
提供者(ホスト)側のメリット
所有している資産を「収益」に変えられる点が最大の利点です。
- 遊休資産の現金化: 普段使っていない部屋、車、空き時間などを貸し出すことで、副収入を得られます。
- 維持コストの軽減: 資産を働かせることで、所有しているだけでは発生し続ける維持費(駐車場代や固定資産税など)を実質的に補填できます。
- スキルの有効活用: 自身の専門知識や趣味をサービスとして提供し、新しい市場を開拓できます。
利用者(ユーザー)側のメリット
「所有」という重い負担を負わずに、必要な時だけ利便性を享受できます。
- 初期費用の大幅な抑制: 車やオフィスなど、通常は高額な投資が必要な資産も、少額の利用料だけで使い始めることが可能です。
- ランニングコストの削減: 必要な期間だけ借りる「柔軟な利用」ができるため、固定費を変動費化し、資金効率を高められます。
- アクセスの向上: スタートアップやフリーランスでも、一等地のオフィスや最新の設備を、手軽に活用できるようになります。
ビジネス・社会全体のメリット
既存の枠組みでは救いきれなかったニーズを掘り起こし、新たな経済圏を創出します。
- ニッチ市場の開拓: 大企業が対応しきれなかった細分化されたニーズに対し、個人や中小企業が独自のサービスを提供することで、新たな顧客層を獲得できます。
- 資源の効率活用(SDGsへの貢献): 新たにモノを作らず、今ある資源をシェアすることで、廃棄物の削減やエネルギー消費の抑制に寄与します。
- 多様なビジネスモデルの創出: テクノロジーの進化により、地域密着型や特定の趣味特化型など、多種多様な新事業が生まれ続けています。
【関連記事】:シェアリングエコノミーのメリットとは?気になる構築事例も紹介
シェアリングエコノミーのサービスを始めるときの注意点

トラブル発生時の補償制度について
シェアリングエコノミーのサービスにおいて、基本的にサービスを立ち上げた人が予約や手配などを行います。
ただ、取引の中心はあくまでも主に個人対個人が基本となります。
そのため、トラブルや事故が起きた場合の責任の所在や補償の範囲がまだ十分ではない場合があります。今後事業を拡大し、より多くの人にサービスを利用してもらうためには補償制度を十分に整備し、利用者が安心して参加できる環境を整える必要があります。
個人での補償には限界があるため、現在プラットフォーム事業者が保険会社と補償についての話を進めているという動きもあるようです。このように状況は刻一刻と変化しているので、今後に期待していくと同時に、ルール整備も行っていきましょう。
信頼の上にサービスが成り立っているという事実を忘れない
個人と個人との取引では、本人確認などを用いて信頼が置けるかどうかを確かめるという動きが必要です。
公的機関を通じた届け出を行う仕組みを構築したり、利用者には運転免許証などの公的な身分証明書の提出を求めることも大切です。
悪質なユーザーを排除したり、レビュー機能を持たせて正しい評価をすること、不正行為がないようにエスクロー決済を導入するなど、あくまでも人と人との信頼性がベースとして成り立つビジネスだということを常に念頭に置いておきましょう。
まとめ
今回は、シェアリングエコノミーのサービスが具体的にどのようなものかということについてご紹介しました。
シェアリングエコノミーのサービスは手軽にスタートできるという魅力があり、着眼点次第で大きく伸びる可能性がまだまだあります。補償制度などの整備が今後うまくいけば、さらに需要も高まることでしょう。
本格的にこれからシェアリングエコノミーのサービスを検討したいという方は、実績の豊富な開発会社に相談していただくとよいでしょう。
シェアリングエコノミーのサービスにおいてサイト構築を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
