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D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)とは?必要性や取り組み事例を解説!

2026年2月13日

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D&Iとは、多様な人を集めるだけでなく、全員が主役として個性を活かせる環境を作ることです。本記事では、D&Iの意味や必要性、具体的な取り組み事例について解説します。採用や研修を通じて「違い」を力に変えることで、企業の成長と革新を加速させる重要戦略です。

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D&Iの基本概念と重要性

D&Iの基本概念は、多様な人材が集まる「ダイバーシティ」と、その個性が組織に活かされる「インクルージョン」の両立です。

項目定義組織にもたらす効果
ダイバーシティ(多様性)性別・年齢・価値観など、異なる背景を持つ人々を集めること多角的な視点が生まれ、革新的なアイデアが創出される
インクルージョン(受容)誰もが「居場所」を感じ、実力を発揮できる環境を作ること社員の意欲向上(エンゲージメント)や離職防止に繋がる

この2つを推進して組織の柔軟性を高めることは、激変する市場で生き残るために必要不可欠な戦略です。

D&Iの必要性とは

D&Iが必要な理由は、単なる理想論ではなく、企業の競争力と生存に直結する「3つのメリット」があるからです。

  1. イノベーションの創出
    多様な視点が混ざり合うことで、これまでにない革新的なアイデアや解決策が生まれます。創造性が求められる現代において、生き残るために欠かせない要素です。
  2. 人材の定着と生産性向上
    個々の価値が尊重される環境では、社員のエンゲージメントが向上します。これが離職率の低下や労働生産性の向上に直接つながります。
  3. 市場対応力の強化
    多様な人材がいれば、複雑化する市場ニーズを多角的に捉えられます。結果として、顧客基盤の拡大や新サービスの提供が容易になります。

これらの理由から、多くの企業がD&Iを「あれば良いもの」ではなく、ビジネスを加速させる「必要不可欠な戦略」として推進しているのです。

ダイバーシティとD&Iの違い

ダイバーシティ(多様性)とは、性別、年齢、国籍、価値観など、異なる属性を持つ人々が組織に共存している状態を指します。

かつては「女性活躍」や「障害者雇用」といった特定の文脈で語られることが多かったですが、現代では「目に見えない違い(職歴、考え方、ライフスタイル)」も含む広い概念として捉えられています。

一方、D&I推進とは、この多様な人材を単に集める(Diversity)だけでなく、一人ひとりが組織の一員として受け入れられ、実力を発揮できる状態(Inclusion)を目指す一連の活動のことです。多様な「点」を、組織の力という「線」に繋げるプロセスこそが、D&I推進の本質です。

D&Iの具体的な施策

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D&Iを成功させるには、採用・教育・環境の3つの側面からアプローチすることが必要不可欠です。

  • 多様な採用: 性別、年齢、国籍を問わない求人や選考基準を設け、多様な視点を持つ人材を確保します。
  • 教育・研修: ワークショップやセミナーを通じ、社員の意識を改革。D&Iを「自分事」として自発的に行動できる土壌を作ります。
  • 風通しの良い文化: 従業員のフィードバックを積極的に反映。誰もが安心して意見を言える環境が、さらなる多様性を生みます。

女性の活躍推進施策

女性が能力を最大限に発揮できるよう、制度とキャリア支援の両面を整えます。
リモートワークやフレックスタイムなどの「柔軟な働き方」により、ライフイベントとの両立をサポート。併せて、メンター制度などの「キャリア開発支援」を行い、自信を持ってステップアップできる環境を作ることが必要です。

外国人社員の受け入れ施策

異なる文化背景を持つ社員がスムーズに力を発揮できるよう、サポート体制を構築します。 採用基準をグローバル視点で見直すとともに、異文化理解を深めるオリエンテーションや研修を実施。既存社員とのコミュニケーションを活性化させることで、摩擦を減らし、組織全体のパフォーマンスを向上させます。

シニア社員の活躍推進施策

豊富な経験を次世代へ引き継ぎ、長く活躍し続けられる仕組みを作ります。
シニア社員が若手の育成を担う「メンタープログラム」や、ライフスタイルに合わせた「柔軟な雇用形態」を導入。最新スキルを学ぶ研修も継続し、現場の即戦力として貢献し続けられる環境作りが必要です。

D&Iの取り組み事例

多くの企業が、自社の課題に合わせて多様なD&I施策を展開しています。
代表的な3つの成功モデルを紹介します。

1. アンコンシャス・バイアス研修の実施

「女性はこうあるべき」「若手はこうすべき」といった無意識の偏見を自覚するための研修です。マネジメント層が自分の偏見に気づくことで、公平な評価や登用が可能になり、心理的安全性の高い職場作りにつながります。

2. 柔軟な働き方を支える制度設計

リモートワーク、フレックスタイム制、短時間勤務、男性の育休取得推進などです。個々のライフステージに合わせた働き方を選択できる環境を整えることで、優秀な人材の離職を防ぎ、継続的な活躍を支援します。

3. 多様なキャリアパスとメンター制度

社内公募制度や、異なる部署・属性の先輩社員が相談に乗る「クロスメンター制度」の導入です。マイノリティになりやすい層に対しても、キャリアの選択肢を広げ、ロールモデルを提示することで成長意欲を促進します。

D&Iの推進方法

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D&Iを組織に定着させるには、経営層の強いコミットメントと、現場の行動を変える仕組み作りが不可欠です。

まずは経営層がD&Iの必要性を理解し、明確な方針を打ち出すことで全社員の目標を統一します。その上で、採用基準の見直しやワークショップ、研修プログラムの導入を並行して進めます。多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境を整えることが、企業の持続的な成長へと繋がります。

企業文化の改革

多様性を受け入れる土壌を作るため、まずは既存の価値観や行動規範をアップデートする必要があります。 古い慣習にとらわれず、アンケートや対話を通じて現場の声を積極的に取り入れる仕組みを整えましょう。トップダウンの発信に加え、社員が自由に意見を発信できるボトムアップの環境を築くことで、個々の価値が尊重される文化が根付きます。

教育・研修プログラムの実施

D&I研修の目的は、単なる知識の習得ではなく、無意識の偏見に気づき、具体的な行動スキルを磨くことです。 ワークショップ形式で異文化コミュニケーションを学んだり、実際の業務を想定したケーススタディを行ったりすることが効果的です。特にリーダー層が推進役としてのスキルを身につけることで、全社的な文化変革が加速します。

社内コミュニケーションの強化

価値観の違いによる摩擦を防ぎ、相乗効果を生むためには、円滑な対話の場作りが必要不可欠です。 チームビルディング活動や、ランチミーティングのようなリラックスした交流機会を定期的に設けましょう。また、チャットツール等を活用して情報共有の透明性を高めることで、社員一人ひとりの参加意識が向上し、多様な意見が活かされる組織になります。

D&Iを実践する際の注意点

D&Iは「導入して終わり」ではなく、形骸化させないための運用が成功の鍵となります。

目的と手段を混同しない

D&Iの真の目的は多様な人材を「増やすこと」ではなく、多様な視点を「活かして価値を生むこと」です。 採用基準の見直しや研修はあくまで手段に過ぎません。施策の背景にある「なぜ我が社にこれが必要か」という意義を全社で共有しなければ、単なる形式的な数合わせに終わってしまいます。目的を常に明確にすることが、実効性のある変化を生む第一歩です。

全社員を対象とした取り組みにする

D&Iを「一部の人のための施策」とせず、全社員が自分事として捉えられる文化作りが必要不可欠です。 特定の属性だけでなく全員が参加できるワークショップを定期的に開催し、共通の理解を深めましょう。また、情報の透明性を高め、誰もが公平に意見を発信できる環境を整えることで、全社員がD&Iの価値を実感し、組織全体の成長へと繋がります。

D&Iに関するよくある質問

  1. Q. 多様な人材を集めても、意見がまとまらず業務が停滞しませんか?

    A1. 短期的には合意形成に時間がかかるようになりますが、それが「質の高い意思決定」に繋がります。 同質なメンバーだけなら話は早いですが、見落としやリスクに気づけない「集団思考」に陥る恐れがあります。多様な視点が入ることで、摩擦は生じますが、多角的な検討が行われ、最終的にはより強固で創造的な解決策を導き出すことができます。

  2. Q. 現場が忙しすぎて、研修や対話の時間をとる余裕がありません。

    A3. むしろ「忙しい組織」ほど、D&Iによる業務の見直しが必要です。 D&I推進を「追加の業務」と捉えると負担になりますが、実際には「属人化した業務の標準化」や「柔軟な働き方による効率化」をセットで行うものです。多様な人材が互いにカバーし合える体制を作ることで、現場の負担を減らし、持続可能な組織へと進化させるための投資といえます。

  3. Q. 経営層は「推進」と言いますが、現場との温度差をどう解消すればよいでしょうか?

    A2. 言葉だけでなく、現場の「痛みを解消するメリット」を提示することが重要です。 D&Iを「正しいこと」として押し付けるのではなく、「誰かが欠けても業務が回る体制づくり」や「個々の負担軽減」など、現場にとっての利点を具体化しましょう。現場が抱える課題の解決とD&Iを結びつけることで、共感が得られやすくなります。


まとめ|D&Iを「組織の強さ」に変えるために

D&Iは、単なる「社会貢献」ではなく、組織を強くするための「成長戦略」です。

多様な人材を集めるだけでなく、個々の経験や知見が組織全体で活かされる文化があって初めて、D&Iは真の価値を発揮します。多様性を尊重し、全員が実力を出せる環境を整えることは、変化の激しい時代を勝ち抜くための最短ルートといえるでしょう。

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