マーケティングBLOG

【プラットフォーマー向け】無料で使えるイベント情報サイト5選!収益化の仕組みと有料化のポイントを解説

2024年10月31日

Share

  • Xでシェア
  • facebookでシェア
  • LINEで送る

導入実績700サイト以上!!
「カスタメディア」の事例ダウンロードは
こちら

事例集をダウンロードする(無料)

新規事業としてイベント情報サイトの立ち上げを検討している方にとって、プラットフォームの選択と収益化の仕組みを把握することは極めて重要です。特に無料で利用できるイベント情報サイトは多くの企業に活用されており、それらの特徴を知って効果的なサイト構築をすることは戦略の一つとなります。
しかし、どのプラットフォームが自社のニーズに合い、どのようにして収益化を図るべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、無料で使えるイベント情報サイトの中から厳選した5つをご紹介し、それぞれの特徴や提供機能について詳しく解説します。

また、サイトを収益化するための具体的な方法や、ユーザー層の拡大と共に考えるべき有料化のタイミングとポイントについても触れていきます。無料サイトの強みを活かしつつ、有料化を視野に入れた成長戦略を描くための情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください。

イベント情報サイトが簡単に構築できる「カスタメディアMASE」の紹介はこちら

プラットフォーマー必見!無料イベント情報サイト5選

EventBank

画像引用:https://www.eventbank.jp/index.do

EventBankは、日本全国で開催されるイベントやお祭りの情報を集約し、多様なメディアに配信する無料のイベント情報プラットフォームです。このサービスは、イベント主催者や広報担当者にとって効果的な情報発信ツールとなっています。

EventBankの最大の強みは、登録されたイベント情報を多数の有力メディアに配信する能力です。具体的には、ウォーカープラスやいこーよ、BIGLOBE旅行、日本旅行などの大手メディアに加え、地方新聞社や地方テレビ局のウェブサイトにも情報が掲載されます。このように広範なメディア配信ネットワークを持つことで、より多くの人々にイベント情報を届けることが可能です。

イベント情報は無料で登録でき、登録後には掲載状況を確認することができます。また、イベントは一覧表示やマップ表示、カレンダー表示など多様な形式で閲覧できるため、利用者にとって使いやすい設計です。

収益化モデルについては明確には示されていませんが、プレミアム機能の提供や広告収入、データ販売、API提供などが考えられます。例えば、優先的な掲載や詳細な分析ツールを有料で提供することが可能です。

有料サイトとの違いとしては、まず情報の網羅性があります。無料で多数のイベントを掲載できるため、その情報量は非常に豊富です。多様なメディアへの一括配信ができる点も大きな利点ですが、その一方で、高度な分析ツールや優先表示などの機能は限定的であり、カスタマーサポートも有料サイトと比較して制限がある可能性があります。

総じて、EventBankは無料でありながら広範なメディアネットワークを活用した効果的なイベント情報配信プラットフォームです。

こくちーずプロ

画像引用:https://www.kokuchpro.com/

こくちーずプロは、株式会社こくちーずが提供する無料のイベント告知・集客プラットフォームであり、2015年10月に正式にリリースされました。誰でも簡単に利用できるシンプルさを持ちながら、イベント集客を徹底的にサポートする機能性と拡張性を兼ね備えており、特に講演会や地域セミナー、社内勉強会、大規模な学会など、多様な形態のイベントに対応している点が特徴です。

こくちーずプロは、その利用実績も非常に豊富で、チケット販売数は220万枚、イベント掲載数は48万件、主催者数は5万人に達しています。また、42万人がこのプラットフォームを通じてセミナーを活用しており、その信頼性と実績が裏付けられています。さらに、スマートフォンからも簡単にイベントページを作成できるため、手軽に利用できる点も魅力です。

このプラットフォームには詳細なイベント管理機能があり、チケットの種類を増やしたりキャンセル待ち機能を設けたりすることで、参加者にとって便利な体験を提供しています。また、高い集客支援機能も特徴であり、アクセス数は旧サービス「こくちーず」の10倍、イベント登録数は20倍に増加しています。これにより、検索エンジンでの上位表示も実現し、多くの人々にイベント情報が届く仕組みとなっています。

ビジネスモデルについては、基本機能が無料で提供されている一方で、プレミアム会員制による追加機能の有料提供や広告収入、さらには関連サービスとして「こくちーずスペース」というセミナー会場検索サービスも展開されており、多様な収益源を確保しています。

有料サイトと比べると、まずサイトの基本機能が無料で利用できます。さらに一般的なイベントから大規模な学会まで幅広く対応しており、高い集客力を誇ります。スマートフォン対応も進んでおり、モバイルでの利用が最適化されています。また、関連サービスとの連携によって、イベント運営をトータルでサポートする体制も整っています。

このようにこくちーずプロは、高機能でありながら無料で利用できるイベント告知・集客プラットフォームとして、多様なニーズに応えることができます。

Peatix

画像引用:https://peatix.com/?lang=ja-jp

Peatixは、イベント主催者と参加者をつなぐ総合的なイベントプラットフォームです。2011年10月に設立されたPeatix Inc.が運営するこのサービスは、グループ・イベント管理、チケット販売、集客を一括で行えるウェブサービスおよびモバイルアプリとして提供されています。

Peatixの主な特徴として、誰でも簡単にイベントページを作成し、管理できる点が挙げられます。ウェブの専門知識がなくても、直感的な操作でイベントの告知から参加者管理まで行えるため、個人から企業まで幅広いユーザーに利用されています。

機能面では、イベントページ作成、参加者用アンケートフォーム作成、事前決済システム、リアルタイムの申込状況確認、参加者へのメッセージ機能、当日の受付管理システム、参加者データのCSVダウンロード、領収書発行機能などが標準で提供されています。これらの基本機能は無料で利用可能です。

収益化の方法としては、有料イベントの場合にチケット販売手数料を徴収するモデルを採用しています。具体的には、販売手数料として4.9% + 99円/チケット1枚を課金しています。一方、無料イベントの場合は完全無料で利用できるため、主催者の負担はありません。

Peatixの強みは、200万人以上の会員ベースを活かした集客支援機能です。有料プランでは、イベントに興味・関心のあるPeatix会員にメールやアプリで直接告知できる機能が提供されています。これにより、自社サイトでの集客力が弱い主催者でも効果的な集客が可能となります。

有料プランでは、座席指定機能、参加者選択機能、イベント紹介動画作成サービスなど、より高度な機能も利用できます。これらの機能は、大規模イベントや特殊なイベント形式に対応するために設計されています。

Peatixは、音楽、アート、料理、ビジネス、エンターテイメントなど、幅広いジャンルのイベントに対応しており、汎用性の高いプラットフォームとなっています。これは、特定分野に特化した他のイベントプラットフォームとの大きな違いです。

EventRegist

画像引用:https://eventregist.com/?lang=ja_JP

EventRegistは、イベントの告知から参加者管理、事前決済までを一括して行えるイベントマーケティングプラットフォームです。このサービスは、個人から企業まで幅広いユーザーが簡単に利用できるように設計されており、特に使いやすさが強調されています。ウェブの専門知識がなくても直感的な操作でイベントページを作成し、参加者管理を行うことができます。

EventRegistの大きな特徴は、統合された管理機能です。イベントの告知や事前決済、申込み、参加者管理といった一連のプロセスを一つのプラットフォーム上で効率的に管理できるため、運営者にとって非常に便利です。また、リアルタイムで来場者状況を確認できる機能もあり、イベント当日の運営をスムーズに行うことができます。

収益化モデルとしては、有料イベントの場合にチケット販売額の8%を手数料として徴収する仕組みがあります。さらに、基本機能は無料で提供されており、有料プランを選択することでより高度な機能を利用できる柔軟性があります。このため、小規模なイベントや個人主催のイベントでも気軽に利用できる点が魅力です。

基本機能には、イベントページ作成やチケット販売(無料・有料)、申込時のフォーム設定、自動送信メール、領収書データの発行などが含まれています。これらの機能は無料で利用できるため、多くの主催者が手軽にイベントを開催できます。一方で、有料プランでは申込時の独自フォーム作成や自動送信メール配信制御、共同管理者の追加など、より高度な機能が提供されます。

EventRegistはBasic(無料)、Basic+(プラス)、Premium、Enterpriseという4つのプランを用意しており、イベントの規模や目的に応じて選択可能です。このような多様なプラン設定は、主催者が自分のニーズに合ったサービスを選ぶ際に非常に便利です。

有料サイトとの主な違いは、基本機能が無料で利用できるので小規模なイベントや個人主催のイベントでも気軽に利用できます。一方で、大規模なイベント運営には有料プランが用意されており、ニーズに応じてスケールアップすることが可能です。

everevo

画像引用:https://everevo.com/

everevoは、イベントの告知から申込、決済、参加者連絡、受付までを一元的に管理できるイベントポータルサイトです。2011年にオープンβ版がリリースされて以来、着実に成長を遂げており、2018年11月末時点で登録ユーザー数は15万5,000人、主催者数は6,500グループ、イベント総動員数はのべ20万人を超えています。このプラットフォームは、特に使いやすさと迅速なイベントページ作成が特徴です。数分でイベントページを作成し、受付を開始できます。

everevoは、多様なイベントに対応しており、企業主催のセミナーや異業種交流会から街コンやグルメイベントまで幅広く利用されています。また、スマートフォンからも簡単にイベントページを作成できるため、モバイルユーザーにも対応しています。さらに、FacebookやTwitterのIDを使ってすぐにログインできる機能もあり、SNSとの連携が強化されています。

収益化モデルについては、基本的に無料イベントの場合は完全無料で利用可能ですが、有料イベントの場合にはチケット販売額の5%の手数料が必要となります。この手数料率は、多くの競合サービスと比較しても比較的低い水準です。

機能面では、イベント情報の告知や集客ページの作成、チケット発行、申し込みフォームの自動作成、チケットの事前決済、参加者管理・連絡、来場者受付管理などが含まれています。これらの基本的な機能は無料で提供されており、多くの主催者が手軽に利用できる環境が整っています。

everevoと有料サイトとの主な違いとしては、料金体系があります。基本機能が無料で利用でき、有料イベントの場合のみ手数料が発生するため、小規模なイベントや個人主催のイベントでも気軽に利用できる点が魅力です。また、使いやすさを重視しているため機能が絞り込まれており、大規模なイベントには不向きな場合があります。さらに、有料サイトと比較してカスタマーサポートが限定的である可能性やカスタマイズ性が低い点も考慮する必要があります。

このようにeverevoは、特にイベント運営の経験が少ない主催者や小規模なイベントを頻繁に開催する主催者にとって魅力的なプラットフォームとなっています。シンプルな機能と低コストで運用できるため、新規事業としてイベント情報サイトを構想する際には参考になるでしょう。ただし、新規事業を検討する際にはeverevoのような既存サービスの特徴を参考にしつつ、自社ならではの差別化や特定のニッチ市場へのフォーカスを検討することが重要です。たとえば、特定業界向けのカスタマイズ機能や独自の集客支援ツールなど、新たな価値を提供するアイデアを考えることが成功への鍵となります。

イベント情報サイトの特徴・機能・掲載費用

対象イベントジャンル

イベント情報サイトによって掲載可能なイベントジャンルは異なります。ビジネスセミナーや音楽ライブ、フードイベントなど、サイトごとに得意とするジャンルがあります。自社のイベントに適したサイトを選ぶことが重要です。

EventBankは、企業向けのイベントに強く、カンファレンス、セミナー、展示会、製品発表会など、ビジネスシーンでのイベント掲載に適しています。こくちーずプロは、セミナー、勉強会、交流会といったビジネスイベントから、コンサート、演劇、お祭りなどの地域イベントまで幅広いジャンルに対応しています。Peatixは、クリエイティブなイベントやコミュニティイベントに特化しており、ワークショップ、セミナー、ミートアップ、音楽イベントなど、多様なジャンルのイベント掲載が可能です。EventRegistは、大規模なカンファレンスや展示会、セミナーなど、ビジネスイベントに特化しており、高度な参加者管理機能を提供しています。everevoは、セミナー、研修、勉強会など、ビジネスイベントや教育関連のイベントに強く、オンラインイベントにも対応しています。

それぞれのサイトが得意とするジャンルを理解することで、ターゲット層へのリーチを最大化し、イベントの成功に繋げることができます。自社のイベントの特性を考慮し、最適なプラットフォームを選びましょう。

ターゲット層

イベント情報サイトによって、ターゲットとしているイベント参加者は異なります。ビジネスセミナーに特化したサイトもあれば、趣味のイベントや地域イベントに特化したサイトもあります。プラットフォーマーは、掲載したいイベントのジャンルやターゲット層に合ったサイトを選択することが重要です。

EventBankは、主に企業向けのイベントやセミナーをターゲットとしています。ビジネスパーソンや企業の担当者など、ビジネス関連の情報を求めるユーザー層にリーチできます。

こくちーずプロは、幅広いジャンルのイベントに対応しており、多様なターゲット層にアプローチできます。ビジネスイベントから趣味のイベント、地域イベントまで、様々なイベントを掲載可能です。

Peatixは、クリエイターやコミュニティ主催のイベントに特化しており、クリエイティブな活動や交流に関心のあるユーザー層にリーチできます。ワークショップ、セミナー、交流会など、コミュニティ形成を目的としたイベントの掲載に適しています。

EventRegistは、企業や団体向けのイベント管理システムを提供しており、大規模なイベントやセミナーを開催する際に便利です。参加者管理、チケット販売、アンケート機能など、イベント運営に必要な機能が充実しています。

everevoは、イベント主催者と参加者をつなぐプラットフォームです。ビジネスイベントから趣味のイベントまで、幅広いジャンルのイベントに対応しています。イベント情報の掲載だけでなく、参加者同士の交流を促進する機能も備えています。

プラットフォーマーは、自社のイベントの特性やターゲット層に最適なイベント情報サイトを選択することで、効果的な集客を実現できます。

掲載情報の種類 (テキスト、画像、動画など)

イベント告知の効果を最大化するには、掲載できる情報の種類も重要な要素です。無料イベント情報サイトが提供する情報掲載のオプションを見ていきましょう。

イベントの内容を的確に伝えるためには、テキスト情報が不可欠です。イベントのタイトル、開催日時、会場、概要説明など、基本的な情報を網羅することで、ユーザーの理解を促進します。魅力的なイベントタイトルや簡潔で分かりやすい説明は、多くの参加者獲得に繋がります。

視覚的な訴求力は、イベントへの関心を高める上で大きな役割を果たします。写真はイベントの雰囲気を伝えるだけでなく、参加者の期待感を高める効果も期待できます。高画質で魅力的な写真を掲載することで、イベントの魅力を最大限に伝えましょう。加えて、動画コンテンツの掲載に対応しているサイトもあります。動画は、イベントの様子をよりリアルに伝えることができ、参加者の共感を高め、参加意欲を高める効果も期待できます。

その他にも、イベントに関連するURLの掲載が可能な場合もあります。例えば、イベントの公式ウェブサイトやSNSアカウントへのリンクを掲載することで、ユーザーはより詳細な情報にアクセスできます。また、主催者情報へのリンクを設定することで、主催者の信頼性を高める効果も期待できます。

これらの情報の種類を効果的に活用することで、イベントの告知効果を最大化し、多くの参加者獲得を目指しましょう。

集客機能 (SNS連携、SEO対策など)

イベント集客を成功させるためには、情報発信だけでなく、適切な集客施策が必要です。無料イベント情報サイトには、様々な集客機能が備わっています。以下では、代表的な機能と、その活用方法について解説します。

  • SNS連携:
    多くのプラットフォームが、主要なSNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)との連携機能を提供しています。イベント情報を簡単にシェアできるだけでなく、参加者の口コミ拡散も期待できます。効果的なハッシュタグを設定し、積極的に情報発信することで、リーチ拡大に繋げましょう。
  • SEO対策:
    検索エンジン最適化(SEO)は、イベント情報サイトへの流入を増やす上で重要な要素です。プラットフォームによっては、SEO対策に有利な機能が搭載されています。例えば、イベントページのURLをカスタマイズできたり、メタディスクリプションを設定できたりする機能です。これらの機能を活用し、検索結果の上位表示を目指しましょう。
  • メールマーケティング機能:
    イベント登録者へのメール配信機能は、リマインダー送信や追加情報の告知に役立ちます。イベントへの関心を維持させ、参加率向上に繋げましょう。セグメント配信機能を使えば、ターゲットを絞った効果的な情報発信も可能です。
  • バナー広告掲載:
    一部のプラットフォームでは、サイト内にバナー広告を掲載できる場合があります。自社サイトや関連サービスへの誘導を促進し、更なる集客効果を高められます。

各プラットフォームの集客機能を理解し、戦略的に活用することで、イベントの認知度向上と参加者増加を実現できるでしょう。

費用 (無料プランの内容、有料プランへのアップグレード)

各イベント情報サイトは、無料プランと有料プランを用意しています。プラットフォームによって費用やサービス内容が異なるため、イベントの規模や目的に合わせて最適なプランを選択することが重要です。以下、各プラットフォームの費用について詳しく見ていきましょう。

EventBankは、イベント管理システムとしての機能が充実しており、無料プランでは、小規模イベントの告知や参加者管理の基本機能が利用可能です。有料プランでは、より高度な機能、例えば参加者分析ツールやメールマーケティング機能などが利用可能になります。

こくちーずプロは、無料プランでも多くの機能を利用でき、イベント掲載数に制限はありません。有料プランにアップグレードすると、広告掲載枠の利用や、イベントページのカスタマイズが可能になります。集客効果を高めたい場合に検討してみましょう。

Peatixは、イベントチケット販売機能が強みです。無料プランでは、無料イベントの掲載やチケット販売手数料が無料になります。有料イベントの場合は、チケット販売手数料が発生します。有料プランでは、イベントページのデザインカスタマイズや、高度な集客機能が利用可能になります。

EventRegistは、イベント登録システムに特化しており、シンプルで使いやすい点が特徴です。無料プランでは、基本的なイベント登録機能が利用できます。有料プランでは、参加者へのアンケート機能や、イベントページへの広告掲載などが可能になります。

everevoは、イベント管理システムとしての機能が充実しており、無料プランでは、小規模イベントの告知や参加者管理の基本機能が利用できます。有料プランでは、より高度な機能、例えば参加者分析ツールやメールマーケティング機能などが利用可能です。

各プラットフォームの無料プランの内容と有料プランへのアップグレードについては、それぞれの公式サイトで詳細をご確認ください。

イベント情報サイト無料掲載のメリット・デメリット

メリット:費用を抑えてリーチ拡大!

無料のイベント情報サイトを利用する最大のメリットは、費用を抑えながらイベントの認知度を高め、集客効果を高められる点です。特に、これからイベントを始めようとしている方や、予算が限られている方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

  • 広告費をかけずにリーチ拡大:多くのイベント情報サイトは、無料でイベント情報を掲載することができます。そのため、広告費をかけずに、サイトに訪れる多くのユーザーにイベント情報を届け、リーチを拡大することが可能です。これは、限られた予算でイベントを開催する際に非常に有効な手段となります。
  • SEO効果による集客:多くのイベント情報サイトはSEO(検索エンジン最適化)対策が施されているため、Googleなどの検索エンジンで上位表示されやすい傾向にあります。「イベント」「地域名」などで検索するユーザーの目に留まりやすく、自然検索からの集客効果が期待できます。
  • ターゲット層へのリーチ:イベント情報サイトは、特定のジャンルや地域に特化したサイトも多数存在します。そのため、自社のイベントのターゲット層に合致したサイトを選んで掲載することで、より効率的にターゲット層へリーチすることが可能になります。
  • SNS連携による拡散効果:多くのイベント情報サイトは、SNSとの連携機能を備えています。イベント情報をSNSで簡単にシェアできるため、口コミによる拡散効果も期待できます。これにより、イベントの認知度向上と集客効果の向上が期待できます。

無料掲載によって、費用をかけずに多くの潜在顧客へリーチし、イベントの成功に繋げることが期待できます。

デメリット:露出機会の制限、カスタマイズ性

無料プランでは、掲載できるイベント情報に制限があったり、上位表示されにくかったりすることがあります。多くのイベント情報サイトは、有料プランに登録することでより多くのイベント情報を掲載でき、露出機会を増やすことができます。例えば、無料プランでは掲載できるイベント数や画像枚数に制限がある場合があり、イベントの魅力を十分に伝えきれない可能性があります。また、検索結果での表示順位が下位になってしまうケースもあります。多くのイベント情報が掲載される中で、無料プランのイベント情報は埋もれてしまい、ユーザーの目に触れにくくなってしまうのです。

さらに、カスタマイズ性にも制限がかかる場合があります。サイトのデザインやレイアウト、使用できる機能などが限定され、イベントのブランディングや世界観を表現しづらいケースも考えられます。例えば、イベントのテーマカラーに合わせたサイトデザインに変更したくても、無料プランではそれができないといった制限が生じる可能性があります。

無料プランは費用を抑えてイベント情報を掲載できるメリットがある一方で、これらのデメリットも理解した上で利用することが重要です。イベントの規模や集客目標に合わせて、無料プランと有料プランのどちらが適しているかを慎重に検討しましょう。場合によっては、無料プランで露出機会を増やす工夫をする、あるいは費用対効果を踏まえて有料プランへのアップグレードを検討する必要が出てきます。

収益化の仕組み:イベントをマネタイズする方法

掲載主がイベントでマネタイズする方法は以下の通りです。利用者である掲載主がどのようにビジネスを展開していくかを把握し、これに寄り添った機能を備えたサイト構築を目指しましょう。

スポンサー獲得

イベント開催主にとって、スポンサー獲得は重要な戦略です。イベントの規模やターゲット層にマッチした企業から資金提供を受けることで、イベント運営費用を賄うだけでなく、イベントの質を高めることも可能です。このため、サイトにはコミュニティやマッチング機能を備え、スポンサーとイベント主を結ぶ出会いの場を提供するのも手です。

チケット販売手数料

イベントの収益化において、チケット販売手数料は主要な収入源の一つとなり得ます。イベント情報サイトを通じてチケットを販売する場合、プラットフォーム提供者によって手数料が設定されているケースが一般的です。この手数料は、チケットの販売価格に対して一定の割合で徴収されることが多く、プラットフォームの運営費用やシステム維持費などに充てられます。

関連商品・サービス販売

イベントに関連した商品やサービスを販売することで、収益化につなげることができます。イベントのテーマや参加者の属性に合わせた商品・サービスを提供することで、購買意欲を高め、効果的な収益化を実現できます。

例えば、ビジネスセミナーであれば、関連書籍やセミナーの録画データなどを販売することが考えられます。音楽イベントであれば、アーティストグッズやCDなどを販売することで、ファンにとっての満足度を高めつつ収益を確保できます。

会員制度の導入

イベントの収益化を目指す上で、会員制度の導入は有効な手段です。安定した収益基盤を築きながら、参加者への特別な価値を提供できます。このため、コミュニティ機能をサイトに実装するとよいでしょう。会員制度は、イベントの収益化とコミュニティ活性化に大きく貢献します。

有料プランへのアップグレード:費用対効果を高めるポイント

プラットフォームの成長段階に合わせたプラン選択

イベントプラットフォームの成長段階に合わせて、適切なプランを選択することが重要です。初期段階、成長期、成熟期といった段階別に、無料プランの活用と有料プランへの移行戦略を検討しましょう。

初期段階:
立ち上げ初期は、認知度向上と利用者獲得が最優先事項です。無料プランを活用し、費用を抑えながらイベント情報を掲載し、プラットフォームの認知度を高めましょう。この段階では、多数のイベント情報を掲載し、プラットフォームの価値をユーザーにアピールすることが重要です。集客効果や機能の使いやすさなどを検証し、今後の成長戦略に繋げましょう。

成長期:
利用者数が増加し、プラットフォームの価値が認められてきたら、有料プランへの移行を検討します。成長期には、より高度な機能やカスタマイズオプションを活用することで、ユーザーエンゲージメントを高め、収益拡大を目指します。例えば、イベント主催者向けの分析ツールや、スポンサーへの露出機会を増やすなど、プラットフォームの機能強化を図ることで、更なる成長を促進できます。

成熟期:
プラットフォームが安定的に運営され、収益基盤が確立された成熟期には、更なるサービス拡充や高度なマーケティング施策を実施するために、上位の有料プランへの移行を検討します。例えば、大規模イベントへの対応や、多言語対応、高度なデータ分析機能などを活用することで、競争優位性を高め、市場での地位を確立していくことが重要です。

各成長段階に合わせて最適なプランを選択することで、費用対効果を高め、プラットフォームの持続的な成長を実現できます。

必要な機能を吟味し、最適なプランを選ぶ

有料プランへのアップグレードを検討する際には、本当に必要な機能が何かを吟味することが重要です。イベントの規模や種類、集客目標によって必要な機能は異なります。例えば、大規模なイベントを開催する場合、高度なチケット管理システムや参加者データ分析ツールが必要になるでしょう。一方、小規模なイベントであれば、シンプルなイベント告知機能があれば十分かもしれません。

まずは無料プランで提供されている機能を最大限に活用し、自らのイベント運営に不足している機能を明確にしましょう。例えば、以下のような機能が有料プランで提供されていることが多いです。

  • イベントページのカスタマイズ機能:ブランディング強化のため、イベントページのデザインを自由にカスタマイズしたい場合に役立ちます。
  • 詳細なアクセス解析:イベントページへのアクセス状況を分析し、効果的なプロモーション戦略を立案するために活用できます。
  • 参加者管理機能:参加者の属性情報や参加履歴などを管理し、今後のイベント企画に役立てることができます。
  • 優先的なサポート:電話やメールで迅速なサポートを受けられるため、スムーズなイベント運営を実現できます。
  • 広告掲載枠の提供:イベント情報サイト上に広告を掲載し、更なる集客効果を高めることができます。

これらの機能の中から、自らのニーズに合ったものを選び、費用対効果の高いプランを選択しましょう。高機能なプランは費用も高額になるため、本当に必要な機能かどうかを慎重に見極めることが大切です。無料プランで得られたデータや経験を元に、最適なプランを選び、イベントを成功に導きましょう。

無料プランで効果検証後に有料プランへ移行

イベント情報サイトの多くは無料プランを提供しています。まずは無料プランを活用して、サイトの使い勝手や効果を検証することが重要です。

無料プランで掲載可能なイベント数や機能には制限がある場合が多いですが、プラットフォームの初期段階では、費用を抑えながら効果測定を行う絶好の機会となります。

具体的には、以下の点を検証してみましょう。

  • イベント情報の閲覧数やアクセス経路
  • イベントへの参加登録数
  • サイトからの集客効果

これらのデータを分析することで、どのイベント情報サイトが自社のイベントに合っているか、そして有料プランへ移行する価値があるかを判断できます。

例えば、無料プランで一定の集客効果が確認できた場合、有料プランにアップグレードすることで、より多くのイベント情報を掲載できたり、アクセス解析ツールなどの高度な機能を利用できるようになります。

また、無料プランで得られたデータは、有料プランの費用対効果を予測するのにも役立ちます。例えば、無料プランで100件の集客に成功した場合、有料プランで掲載枠を増やすことで、さらに多くの集客を見込める可能性があります。

逆に、無料プランで思うような効果が得られなかった場合は、他のイベント情報サイトを検討したり、サイトの改善点を洗い出す必要があるでしょう。

このように、無料プランを有効活用することで、リスクを抑えながら最適なイベント情報サイトを選択し、費用対効果の高いイベントプロモーションを実現できます。

イベント情報サイトが簡単に構築できる「カスタメディアMASE」の紹介はこちら

まとめ

この記事では、イベントプラットフォーマー向けに無料で利用できるイベント情報サイトを5つご紹介しました。それぞれ異なる特徴を持つため、構築したいジャンルやターゲット層、求める機能に合わせて最適なサイトを参考にすることが重要です。

イベント情報サイトを効果的に活用し、イベントの成功、そしてプラットフォームの成長につなげていきましょう。

資料請求バナー
資料請求バナー