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効果的なFAQサイトを構築する方法と、企業担当者が押さえておきたい重要ポイントを解説
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Webサイトへのアクセス増加に伴い、顧客からの問い合わせが増加していませんか?
顧客からの問い合わせ対応は、企業にとって大きな負担となります。
顧客との良好な関係を築きながら、対応コストを削減するには、FAQサイトの構築が有効です。
FAQサイトとは、顧客からよくある質問(Frequently Asked Questions)と回答をまとめたWebページです。
FAQサイトを構築することで、顧客と企業双方にとってコストを削減できるなど多くのメリットがあります。
本記事では、効果的なFAQサイトを構築する方法と、企業担当者が押さえておきたい重要ポイントを解説します。
ぜひ最後まで御覧ください
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目次
FAQサイトの基本
FAQサイトとは何か?
FAQサイトとは、「Frequently Asked Questions」の略称であるFAQを用いたWebサイトのことです。日本語では「よくある質問」と訳され、顧客から寄せられる質問と回答をまとめたページを指します。
こういったサイトは顧客が抱える疑問をウェブサイト上で自己解決できるため、企業の負担軽減と顧客満足度向上に繋がります。
Q&Aページとの違い
FAQサイトとQ&Aページは、どちらも質問と回答の形式で情報を提供する点では共通しています。しかし、その目的や構成には違いがあります。
AQサイトは、顧客が抱える一般的な疑問を事前に予測し、解決することを目指します。一方、Q&Aページは、より広範な質問に対応し、ユーザー同士の活発な情報交換の場を提供します。
FAQサイトの目的と効果
FAQサイトを構築することで、企業は以下のような目的を達成し、様々な効果を得ることができます。
目的 | 効果 |
---|---|
顧客の自己解決の促進 | 問い合わせ対応の効率化によるコスト削減、顧客満足度向上、顧客体験の向上 |
見込み顧客への情報提供 | 商品・サービスへの理解促進、購買意欲の向上、購買決定の促進 |
企業の信頼性・透明性の向上 | 正確な情報の提供による顧客との信頼関係構築、企業姿勢への理解促進 |
社内での情報共有 | 社内問い合わせ対応の効率化、ナレッジ共有による従業員教育、顧客対応品質の均一化 |
FAQサイトは顧客にとって有益な情報源となるだけでなく、企業にとっても業務効率化やブランドイメージ向上に繋がる有効なツールと言えるでしょう。
効果的なFAQサイト構築のためのステップ
目的・ターゲットの明確化
FAQサイト構築の最初のステップは、目的とターゲットを明確化することです。
FAQサイトを通して、誰に、どのような行動を促したいのか?FAQサイトの利用者は誰か?どのような属性の人々を想定するのか?といった項目を整理しましょう。
例えば、顧客サポートの効率化を目的とする場合、ターゲットは「製品・サービスに関する疑問や問題を抱えている既存顧客」となるでしょう。一方、見込み顧客獲得を目的とする場合は、「製品・サービスの購入を検討しているが、情報収集中の潜在顧客」がターゲットとなります。
目的とターゲットが明確になれば、FAQサイトに掲載する質問項目や回答内容も自ずと決まってきます。
質問項目の収集と選定
FAQサイトの回答は、ユーザーが求める情報を的確に、そしてわかりやすく提供することが重要です。
そのためには、以下のポイントを意識して回答を作成しましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
ユーザー視点 | ユーザーがどのような言葉で疑問を抱いているのか、どのような情報を求めているのかを想像することが重要です。専門用語を避け、誰にでも理解できる言葉で記述しましょう。 |
簡潔で具体的な記述 | ダラダラと長い文章は避け、要点を絞って簡潔に記述しましょう。具体的な事例や図表などを用いると、より理解度が高まります。 |
読みやすさ | 改行や箇条書きを効果的に活用し、読みやすい文章構成を心がけましょう。 |
一貫性 | 表記揺れや文体、敬称など、サイト全体で統一性を保ちましょう。 |
わかりやすく簡潔な回答作成
FAQサイトの回答は、ユーザーにとって理解しやすく、簡潔であることが重要です。
項目 | 説明 |
---|---|
誰にでもわかりやすい言葉遣い | 専門用語や業界用語は避け、誰にでも理解できる言葉で説明しましょう。 |
簡潔で要点を押さえた表現 | ダラダラと長い文章ではなく、要点を押さえて簡潔にまとめましょう。 |
具体例や図表の活用 | 必要に応じて、具体例や図表を用いることで、よりわかりやすく説明することができます。 |
読みやすい体裁 | 箇条書きや表などを効果的に活用し、読みやすい体裁を心がけましょう。 |
これらのポイントを踏まえ、ユーザーが求める回答を的確に、わかりやすく提供できるよう努めましょう。
カテゴリー分けとサイト構造設計
FAQサイトに掲載する質問項目は、適切なカテゴリーに分類し、サイト構造を設計することで、ユーザーが必要な情報をスムーズに見つけられるようにします。
例えば、ECサイトであれば、以下のようなカテゴリー分けが考えられます。
カテゴリー | 説明 |
---|---|
注文について | 注文方法、支払い方法、配送、キャンセルなどに関するFAQ |
商品について | 商品情報、在庫、返品・交換などに関するFAQ |
会員登録について | 会員登録、ログイン、退会などに関するFAQ |
その他 | 上記以外のFAQ |
カテゴリー分けが完了したら、各カテゴリーと質問項目を関連付けてサイト構造を設計します。 サイト構造は、ユーザーが直感的かつ容易に情報へアクセスできるよう、階層構造を意識することが重要です。 また、サイトマップを作成することで、ユーザーはサイト全体の構成を把握しやすくなるだけでなく、検索エンジンにとってもサイト構造を理解しやすくなるため、SEO効果の向上も期待できます。
検索機能の最適化
FAQサイトにアクセスしたユーザーが求める情報をスムーズに見つけられるよう、検索機能は最適化しておきましょう。 サイト内検索の使いやすさを向上させることで、ユーザーの疑問をスムーズに解決に導き、満足度向上に繋がるだけでなく、問い合わせ対応などの業務効率化にも貢献します。
検索機能の最適化においては、以下のポイントを押さえることが重要です。
項目 | 内容 |
---|---|
サジェスト機能の導入 | 入力キーワードに対する候補を表示する機能 |
関連キーワードの表示 | 検索結果ページに関連性の高いキーワードを表示する機能 |
絞り込み検索の実装 | カテゴリーやタグなどで検索結果を絞り込む機能 |
類義語・同義語の考慮 | 複数の表現に対応して適切な検索結果を表示する |
検索エンジンの活用(任意) | Googleカスタム検索などを活用し、サイト内検索の精度を向上 |
これらの機能を充実させることで、ユーザーはより直感的かつ効率的に情報を検索できるようになります。
デザインと使いやすさの向上
デザインと使いやすさは、ユーザーの満足度とFAQサイトの効果に直結する重要な要素です。見やすく、直感的に操作できるサイト設計を心がけましょう。
FAQサイトを効果的にデザインするためには、次の要素に注意することが重要です。まず、レイアウトについては、シンプルで見やすいデザインを採用し、重要な情報が目立つように配置することが大切です。次に、フォントは可読性の高いものを選び、適切な文字サイズを設定することで、利用者がストレスなく情報を読み取れるようにします。
色使いに関しては、サイト全体のテーマカラーを決め、視認性を高める配色を心がけます。
また、情報を詰め込みすぎないようにし、適切な余白を設けることで、全体の見やすさを確保します。
最後に、レスポンシブデザインを採用し、パソコン、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスからのアクセスに対応することで、どの環境でも快適にサイトを利用できるようにします。
企業担当者が押さえておくべき重要ポイント
運用フェーズを見据えた設計
FAQサイトは一度作成したら終わりではなく、継続的な運用が必要です。そのため、将来を見据えた設計が重要です。まず、質問と回答の追加・更新が簡単に行える仕組みが求められます。新しいサービスや商品の追加、よくある質問の変化に対応するため、常に内容を最新に保つことが重要です。
次に、複数人での管理を可能にするために、アクセス権限の設定やワークフローの整備が必要です。こうすることで、FAQサイトの更新作業をチームで分担できるようになります。
また、効果測定も欠かせません。アクセス状況やユーザーの検索キーワードを分析し、内容を改善していくことが求められます。アクセス解析ツールとの連携も有効です。
アクセス状況の分析と改善
FAQサイトの効果を最大限に引き出すためには、アクセス状況を分析し、改善を繰り返すことが重要です。アクセス状況を分析することで、ユーザーのニーズやサイトの改善点が見えてきます。
アクセス分析で確認すべき項目例
項目 | 説明 |
---|---|
ページビュー数 | 各ページがどれくらい閲覧されているか |
ユニークユーザー数 | 何人のユーザーがサイトを訪れたか |
滞在時間 | ユーザーがサイトに滞在した時間の平均 |
直帰率 | サイトを訪れたユーザーが、そのページだけを見て離脱した割合 |
検索キーワード | ユーザーがサイト内検索で使用したキーワード |
アクセス元 | ユーザーがどこからFAQサイトにアクセスしてきたか(検索エンジン、外部サイト、自社サイト内など) |
ユーザーの行動履歴 | ユーザーがサイト内でどのようなページ遷移をしたか |
よく閲覧されているページ | どのFAQページが頻繁に閲覧されているか |
これらのデータから、ユーザーがどのような情報を求めているのか、どのようなキーワードで検索しているのか、また、サイトの使い勝手や改善点などを把握することができます。分析結果に基づき、FAQの内容更新やサイトの構成変更などを行い、ユーザーにとってより価値の高いFAQサイトを目指しましょう。
FAQサイトの効果測定
FAQサイトの効果を測定することは、サイト改善や運用方針の検討に不可欠です。アクセス状況を分析し、サイトが目的を達成しているか評価します。以下の主な効果測定項目があります。
- アクセス数: FAQサイトへのアクセス数やページビュー数を計測します。
- 検索キーワード: ユーザーが使用した検索キーワードを分析します。
- 利用率: FAQページへのアクセス数に対する問題解決率を算出します。
- 未解決率: FAQページ閲覧後、問い合わせフォームに移行した割合を計測します。
- 顧客満足度: FAQサイトに対するユーザーの満足度をアンケートで調査します。
これらのデータを基に、FAQサイトの改善点や顧客が求める情報を把握します。未解決率が高ければ、FAQ内容の不足や探しにくさが原因かもしれません。アクセス数が多いFAQは顧客の関心が高い情報です。効果測定結果に基づき、FAQサイトを継続的に改善することが重要です。
最新情報への更新とメンテナンス
FAQサイトの効果を最大限に引き出すためには、最新の情報に更新し、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
製品やサービスのアップデート、新しい質問と回答の追加、法改正や規約変更などの関連情報の更新を行い、表現の誤りや古い情報を修正し、ユーザーにとってより分かりやすい表現に改善することが重要です。
アクセス数の少ない項目は見直しを行い、常に利用価値の高い状態を保つことが求められます。企業はFAQサイトを「育てていく」という意識で運用することが重要となるでしょう。
FAQサイト構築を成功させるためのツールとシステム
FAQサイト構築には、サイト作成ツールやQ&Aシステムなど、様々なツールやシステムが存在します。
ツール/システム | 特徴 |
---|---|
CMS (WordPressなど) | 既存のWebサイトにFAQページを容易に追加可能 |
専用FAQシステム | FAQサイト構築・管理に特化した機能が充実 |
チャットボット連携 | よくある質問に自動応答するチャットボットと連携 |
これらのツールを活用することで、FAQサイトの構築・運用を効率化できます。CMSは、HTMLやCSSの知識がなくても、比較的簡単にFAQページを作成できるため、初めてFAQサイトを構築する企業にも適しています。一方、FAQサイトの規模が大きく、より高度な機能を求める場合は、専用FAQシステムの導入を検討するのも良いでしょう。
最適なツールやシステムは、企業の規模やニーズ、予算によって異なります。それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自社に最適なものを選択することが重要です。
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まとめ
FAQサイトは、顧客満足度向上、業務効率化、コンバージョン率向上などに貢献する強力なツールとなりえます。本記事で解説したステップと重要ポイントを踏まえ、効果的なFAQサイトを構築し、顧客との良好な関係構築、そしてビジネスの成功へと繋げていきましょう。