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応援広告(センイル広告)が急拡大中。企業がファンの応援を仕組み化する選択肢

応援広告(センイル広告)が急拡大中。企業がファンの応援を仕組み化する選択肢

2026年8月5日

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駅のホームや街頭ビジョンで、ファンが自主的に出した広告を見かける機会が増えたと感じている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、応援広告(センイル広告)の基本的な定義から、市場が急拡大している背景、種類ごとの費用目安、実際に掲出するまでの流れまでを整理します。そのうえで、企業やIPホルダーがファンの「応援したい」という気持ちを一過性のイベントで終わらせず、継続的な関係づくりに変えていくための選択肢についてもご紹介します。

マーケティング担当の方や、IP・芸能事務所でファンとの関係づくりを検討されている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

応援広告(センイル広告)とは?

応援広告とは、ファンが自らの費用で「推し」であるアイドルや俳優、VTuberなどを応援するために出稿する広告のことです。企業ではなくファン自身が広告主になる点が、一般的な広告と大きく異なります。

「センイル(생일)」は韓国語で誕生日を意味する言葉で、もともとは推しの誕生日を祝う広告を指していました。現在は「応援広告」や「推し広告」といった呼び方も広く使われており、誕生日に限らず、デビュー記念日やライブ開催の祝いなど、目的の幅は広がっています。呼称は複数ありますが、実態としては同じ文化を指していると捉えて差し支えないでしょう。

この文化はK-POPファンを中心に韓国で広まり、日本では2019年頃から見られるようになったといわれています。韓国発のオーディション番組の日本版が放送されたことも、広まるきっかけの一つになったとされています。

なぜ今、応援広告が急拡大しているのか

「一部のファンの動きだろう」と捉えていた企業にとっても、そろそろ無視できない規模になってきているのではないでしょうか。

ジェイアール東日本企画の調査によると、応援広告の潜在的な市場規模(ポテンシャル市場)は2024年度時点で約769億円と試算されていました。これは推し活市場全体(約8,000億円)の約10%、日本の屋外・交通広告費(約4,338億円)の約18%に相当する規模です。さらに2025年度の調査では、この潜在市場が前年度比約1.6倍にあたる約1,283億円まで拡大しています。応援広告の認知度が高まり、実際に「出してみたい」と感じる人が増えていることが、この急拡大の背景にあると考えられます。

ファンが応援広告を出す動機は、「推しへの感謝を形にしたい」「多くの人に推しの魅力を知ってほしい」「ファン同士のつながりを深めたい」といった、純粋な応援の気持ちに基づくものがほとんどです。SNSで広告の様子を発信すると、それを見た人が現地を訪れて撮影・拡散するという流れが生まれやすく、掲出場所そのものが一時的な「聖地」になることも珍しくありません。広告のサイズそのものよりも、こうしたSNSとの相性の良さが拡散力を後押ししているといえるかもしれません。

応援広告の主な種類と費用の目安

応援広告には掲出場所によっていくつかの種類があり、費用や訴求力もそれぞれ異なります。実際に検討する際の参考として、代表的な媒体と費用目安を整理しました。金額はあくまで目安であり、路線やエリア、期間によって変動するため、複数の媒体社を比較検討することをおすすめします。

広告媒体主な特徴費用目安
街頭ビジョン新宿・渋谷・大阪梅田などの大型ディスプレイ。映像と音声で強い印象を残せる掲出期間・エリアにより変動(数十万円〜)
交通広告(車内ポスター)駅や電車内のポスター枠。路線・サイズで価格差が大きい1週間で約80万円〜220万円程度
交通広告(車体ラッピング)電車の外装をまるごとデザイン。沿線住民にも繰り返し訴求できる月額250万円程度〜
ラッピングバス路線バスの車体を使用。地域密着型の訴求に向く1日あたり10万円〜50万円程度
アドトラック都心部を走行する広告宣伝車。音や光を使った演出も可能1日15万円〜60万円程度
その他(タクシー広告・SNS広告など)車体ステッカーや車内モニター、SNSでの告知・拡散ステッカーは月額1,000円〜、SNS広告は数千円程度から調整可能

街頭ビジョンやラッピング系の媒体は話題性・インパクトが大きい一方、費用も高額になりやすい傾向があります。予算規模に応じて、SNS広告やタクシー広告のような小さな枠から検討するという選択肢もあるでしょう。

掲出までの基本的な流れと注意点

実際に応援広告を出そうとしたとき、企業側の担当者が最初に押さえておくべきなのが「権利関係」の扱いではないでしょうか。アーティストやアイドルには肖像権・著作権があり、所属事務所や権利元からの許可なく画像や映像を広告に使用することはできません。基本的な流れは次のとおりです。

  1. 事務所への許可申請
    応援広告に関する規定が既に公開されていないか確認し、必要に応じて媒体社経由で許可取りを依頼します。
  2. デザイン・素材の準備
    使用できる画像や必須表記など、事務所側のルールに沿ってデザインを作成します。
  3. 資金の準備
    ファン同士の共同出資や、クラウドファンディングを使った資金集めが一般的です。
  4. 媒体社への申し込みと審査
    デザイン内容やSNS告知の審査を経て、掲出が確定します。
  5. 入金・掲出
    料金は前払いが一般的で、入金確認後に広告枠が確保されます。

申し込みは掲出の3〜5か月前から可能なケースが多く、事務所の許諾に時間がかかることも珍しくありません。また、個人名義では契約自体が難しいことが多く、「〇〇を応援する会」のような団体名義での申し込みが必要になる点も、トラブルになりやすいポイントとして押さえておきたいところです。

無許可の素材使用や規定の見落としは、審査落ちだけでなく権利元との関係悪化にもつながりかねません。事前の確認を丁寧に進めることが、スムーズな掲出につながります。

単発の応援広告が抱える限界

ここまで見てきたように、応援広告は市場としても勢いを増している一方、こんな課題も残るのではないでしょうか。

  • 資金集めが毎回大変
    広告を出すたびに、資金の呼びかけからリターンの管理まで一から準備し直す必要があります。
  • ファン同士のつながりが散発的になりやすい
    企画中は盛り上がっても、掲出が終わるとつながりが途切れてしまいがちです。
  • 企業・IP側で関係性を蓄積・活用しにくい
    ファンが自発的に盛り上がっている一方で、企業や権利元の側にはその熱量やつながりのデータがほとんど残りません。
  • サービス終了やプラットフォーム依存のリスク
    外部の応援広告支援サービスに頼り切っていると、そのサービス自体の仕様変更や終了によって、これまで積み上げてきたファンとの接点が一気に失われる可能性もあります。

つまり応援広告は、「点」としては大きな効果を生む一方、それを「線」として自社の資産に変えていく仕組みが弱いという構造的な課題を抱えているといえるかもしれません。

企業がファンの「応援」を仕組み化する選択肢

具体的には、ファンコミュニティとクラウドファンディングを組み合わせることで、次のようなことが実現しやすくなります。

  • ファンが安心して応援の企画を立てられる公式の場をつくれる
    不特定多数のオープンな場ではなく、目的や温度感に合わせた空間を用意できます。
  • 応援広告を含むプロジェクトの資金を、「応援」というかたちで継続的に募れる
    毎回ゼロから資金集めをする必要がなく、ファンの「応援したい」気持ちをプロジェクトを支える力につなげやすくなります。
  • ファンとの関係性を、外部サービスに依存せず自社で継続的に育てられる
    関係データやコミュニティの熱量が他社プラットフォームに流出せず、自社で蓄積・活用できる構造になります。

ユーザー(ファン)コミュニティは、共通の関心を持つ人同士が情報交換や交流を行う場として機能します。企業がこうした場を主体的に用意することで、応援広告のような単発の盛り上がりを、継続的なファンとの関係づくりへとつなげやすくなるはずです。

おすすめは「カスタメディアプラットフォーム」

・ファンの応援をイベントのたびに一から準備するのは負担が大きい
・ファンの熱量を自社の資産としてもっと蓄積・活用したい
そう感じている企業の方も多いのではないでしょうか。

カスタメディアが提供する「カスタメディアプラットフォーム」は、これまで紹介したようなコミュニティ機能を、短納期・低コストで自社構築できるパッケージ型のサービスです。主な特徴は次のとおりです。

  • 20種類以上の機能から必要なものを組み合わせ、最短1ヶ月でファンコミュニティを構築できる
  • 「応援」というかたちでのクラウドファンディング機能を組み合わせられ、応援プロジェクトの資金集めもプラットフォーム上で完結できる
  • イベント告知・参加受付・グッズ販売なども一元管理でき、ファンとの接点を分散させずに済む
  • 累計600サイト以上のコミュニティ構築実績に基づき、運営開始後もカスタマーサクセスチームがサポート
  • 外部サービスに依存せず、ファンとの関係性やデータを自社の資産として蓄積できる

単発の応援広告支援で終わらせず、ファンが自然と集まり続ける場を自社で持ちたいと考える企業にとって、検討しやすい選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

よくある質問

  1. Q. 応援広告とセンイル広告は同じものですか?

    A. はい、呼び方が違うだけで基本的には同じ広告を指します。「センイル広告」は誕生日祝いに限定したニュアンスが強く、「応援広告」はより広い目的の広告全般を指す言葉として使われる傾向があります。

  2. Q. 企業が応援広告を出す場合、ファンが出す場合と費用は変わりますか?

    A. 基本的には同じ広告枠を同じ料金で利用することになります。一部の屋外ビジョンなどでは、ファン向けに取り組みやすい価格を設定しているケースもありますが、全体としては少数です。

  3. Q. 応援広告の出稿にはどれくらいの準備期間が必要ですか?

    A. 事務所への許諾取得を含めると、掲出の3〜5か月前から準備を始めるケースが一般的です。余裕をもったスケジュールを組むことをおすすめします。

  4. Q. 企業がファン向けの応援施策を仕組み化したい場合、どこから始めればいいですか?

    A. まずはコミュニティやクラウドファンディングの構築実績がある制作会社に、実現したいことを相談してみるのがおすすめです。目的に応じた機能やスケジュールを一緒に整理してもらえます。

応援広告の先に、企業が持つべき「場」

応援広告の市場は今後も拡大が見込まれています。 ただ、その盛り上がりを一度きりのイベントで終わらせてしまう必要はないはずです。

企業がファンの「応援したい」という気持ちを仕組み化し、継続的な場として育てていくことで、ファンにとっても企業にとっても、より良い循環が生まれるのではないでしょうか。

まずは自社のファンとの関係やコミュニケーションの現状を、一緒に整理することから始めてみませんか。 カスタメディアでは、ファンコミュニティとクラウドファンディングを組み合わせたプラットフォームづくりを通じて、応援を「点」で終わらせず「線」としてつなげていくお手伝いをしています。

 
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