事例インタビュー

学生の活動記録を電子情報化する「広島修道大学」

2018年8月28日

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学生一人ひとりの入学時からの学習、課外活動などの大学生活の活動記録を蓄積し、電子情報化するキャリア・ポートフォリオ『Shup』は、学生が自ら目標を設定し、その到達プロセスを振り返りながらその達成度を学生と教職員が評価して、卒業時の就業力獲得をめざすために作られた、就業力育成支援システム です。

1.学校紹介

– 広島修道大学について教えて下さい。

広島県広島市安佐南区の西風新都に位置する文科系私立大学です。
5学部9学科と法科大学院を含めた5つの研究科を有し、教職員が約180名、学生が約6000名学んでおります。
教育、学習支援業界においては、中国・四国地方における主要な私立大学として取り上げられることがあります。

2.これまでの取組と導入のきっかけ

– 広島修道大学の就業力育成の取り組みを教えてください。

本学の就業力育成をめざす教育改善の取り組みは、建学以来の教育理念「地域社会の発展に貢献できる人材の養成」の新たな展開です。
2009年には、学生支援推進事業テーマBにて、拡大エンロールメント・マネジメントによる生涯キャリア形成、
2010年には、大学生の就業力育成支援事業にて、修大職業力を育てるための教育体系構築、
2012年には、産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業にて、新たな推進プロジェクトを立ちあげ、様々な形で、先進性をもってキャリア支援と就職支援をしております。

– 2012年 当時は雇用情勢が微増で回復したとのことでしたが、現在の広島の求人企業数と就職率はいかがでしょうか。

本学は産業界との連携による中国・四国地域人材育成事業に参加するなど、中国四国の企業とのつながりを強くし、地域経済界を担う人材を養成しております。
本学の2014年度就職率は、前年度から2.1%上昇し、過去10年間で最高の96.2%でした。
学生の努力はもちろん、低年次からのキャリア教育やきめ細やかな就職支援も実を結び、就職率は5年連続上昇しています。
求人件数も増えており、本学の就職状況は明るさを増しています。

今より当時は厳しい雇用状況の中でしたので、本学として、在学生の就職率を上げることができる新たな就業力育成支援システムはないかと考えておりました。

– 就業力育成支援システムはどのようなものを検討されましたか?

学生が、学びとキャリアを主体的に創っていくための自己分析ツール・目的別評価ツールとして利用できるものはないかと、考えた時に、電子情報化できるキャリア・ポートフォリオが良いのではないかと検討しました。
また、教職員が学生を支援する際に、電子情報化のキャリア・ポートフォリオを上手く利用すれば、学生のタイムリーな情報が拾えるため、最新の学生カルテとして教職員も学生情報を共有できるのではと考えておりました。

3.事業者の選定と採用の決め手

– 修道版キャリアポートフォリオ 「Shup」 について

本学版のポートフォリオは、自己分析のために主観的・客観的データを継続して蓄積し、学生が自ら目標を設定し、その到達プロセスを振り返りながらその達成度を学生と教職員が評価して、卒業時の就業力獲得をめざしております。
カスタメディアのキャリア・ポートフォリオをベースとし、このフォリオを、広島修道大学に沿った、キャリア形成になるように編集し直しております。
そのため事業者選定では、カスタマイズが自由自在にできるような1から作るようなソフトウェアでありながら、同時に、学生が安心して利用できるように信頼性が高く実績があるパッケージソフトでないと本学が求めているキャリア・ポートフォリオの実現は難しいと思いました。

– 具体的にどこに魅力を感じましたか?

まず、カスタメディアという名前の通り、パッケージでありながら、カスタマイズが自由にできる点に魅力を感じました。
最終的にもシステムとしてパッケージで導入されているシステムの中でも、要望を多く取り入れられたシステムはカスタメディアでしたので、本学の要望に近いものができると感じました。
また、本学では、学生の卒業後の社会的・職業的自立に向けた取り組みを推進しております。後輩学生たちのために、卒業生キャリア・サポーターになって貰うために、卒業生をキャリアサポータ(CS)として募集をしています。
そのため、将来的な構想として、CSが参加できるようなシステムを考えており、カスタメディアは、事例として、卒業生がサポートできる仕組みを作ったノウハウがあり、本学が将来に求めているシステムとして、親和性も良いと感じました。

– 提案やソフトウェア以外で事業者選定として気を付けたところはありますか?

システム面では、学生情報など個人情報を扱っているため、自前のサーバ環境に置きたいということがあり、サポートや運用保守に関しては気にしました。
説明会の時に、広島に事業者をもつ業者をフロントにおいているため、トラブルの時には、すぐに駆けつけてくれることが可能と説明を受けたのはカスタメディアだけでした。
また、システム的な要望も、じっくりと膝を交えて聞いて頂かないと、思うようなシステムが作れないのではないかと感じており、地元に密着したシステム会社として、広島に事業者をもつAIDとカスタメディアをシステムに持つカスタメディアが連携しており、本学が心配していることを解消してくれるため、選定の評価は高まりました。

4.活用と利用促進

– 利用促進で工夫している点はなんでしょうか。

就業力GPキックオフセミナーを開催や、教職員に向けた仕様の説明会をも何度かしてまいりました。
システムの仕様としては、カスタメディアさんにも説明を協力頂いており、
まず、教職員がしっかり理解し、積極的に利用することができるようにしています。
そのことで、教職員から学生に広がるようにしております。

– 教職員からこのような利用もできるのではという質問はありましたか?

教員が複数の学生グループを作り、研究テーマを持って学んでおりますが、カスタメディアの標準機能であるコミュニティ機能を活用することで、複数教員を統括している教員や複数学生グループを管理する教員が、それぞれどんなグループがあり、どのような成果を上げているか把握できるとして色々な活用の裾野が広がっていくと思っております。

– 利用者の皆さんの反応はいかがでしょうか。

教職員からは、学生の情報がリアルタイムに共有できるシステムとして、Shupを利用しています。
キャリアセンターの職員としては、学生との面談の際に、Shupを利用することで、学生の悩みなどを把握し、適切なアドバイスができるようになったと思います。
学生や卒業生からは、活動実績を蓄積できるから振り返りしやすい等のお声をいただいております。

5.今後の期待と要望

– Shupを運用してみて新たに出た期待や要望などあれば教えてください。

毎年、アップデートを重ねてきており、学生と教職員の意見を取り入れてきました。
学部学科ごとのコミュニティ形成なども追加機能として加わり、ゼミなどでの活用も進んでおります。
すでにたくさんの学生に利用して頂いておりますが、さらにアクセス数を伸ばして、学生の利活用を促進していきたいです。
そのために、カスタメディアさんの他校の事例や、就職に関係する他社へのシステムなど、ご紹介いただき、積極的に提案して頂くことを期待しております。

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