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「GMV」とは? メルカリやBASEのようなプラットフォームビジネスをやるなら知っておくべき用語を解説
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IT業界の人間でなくとも、メルカリやBASEといった企業を耳にしたことはあるでしょう。
巨大なプラットフォームビジネスを行っている企業として、今や知らない人は少ないでしょう。
これらの企業の決算説明資料やPR記事を見ていると、必ずと言っていいほど、「GMV(ジーエムブイ)」という指標を見ます。
「GMV」はプラットフォームビジネスを行っている企業にとってはもっとも重要な指標(KPI)なのです。
この記事では、これからプラットフォームビジネスを始めることを考えている方はもちろん、経営者やマーケッターにとっても知っておいて損はない、「GMV」について解説いたします。
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目次
-プラットフォームビジネスで重要な「GMV」とは?
–どうして「GMV」が重要な指標なの?-他にもある重要な指標
–「Revenue」は収入
–「GMV×テイクレート」が最終売上
プラットフォームビジネスで重要な「GMV」とは?
「GMV」とは、”Gross Merchandise Value”の略で、「流通取引総額」のことを指します。
計算式は以下となります。
「取引数 × 平均注文単価」
プラットフォームビジネスでは特に重要で、事業の成長を表す指標(KPI)です。
どうして「GMV」が重要な指標なの?
プラットフォームビジネスにおいて、プラットフォーム事業者が自社の商品を販売することはありません。プラットフォームの利用者同士が、モノやスキル、サービスなどを販売します。
プラットフォームビジネスの売上・利益は、利用者同士の取引が成立し、その取引額の数%を手数料として徴収したり、月額のプラットフォーム利用料などになります。
そのため、取引数、平均取引額を最大化することが、プラットフォームビジネスの成長となるのです。
「GMV」を最大化するため、プラットフォーム事業者は利用者の集客に力を入れます。
他にもある重要な指標
プラットフォームビジネスにおいて重要な指標は「GMV」だけではありません。他にも多くのKPIがあります。それぞれ解説していきましょう。
「「Revenue」は収入
プラットフォームビジネスでよく使われるKPIとして、「Revenue(レベニュー)」があります。
「Revenue」は”収入”のことで、現金の受け取りのことを指します。
収入と似た言葉に”収益”がありますが、意味が異なりますので注意しましょう。
収益は企業の営業活動によって生み出された成果で、売上から販管費などを引いた値になります。
ちなみに、「GMV」を「グロス売上」、「Revenue」を「ネット売上」と呼ぶことがあります。
グロスとは”総計”、ネットは”実質の”を意味します。つまり、「グロス売上」から販管費などの費用を差し引いた”収益”をネット売上と呼ぶわけです。
「GMV×テイクレート」が最終売上
プラットフォームビジネスにおける重要な指標として、「GMV」と「Revenue」について説明してきました。
では、最終的なプラットフォームビジネスにおける売上について説明いたします。
ズバリ、「GMV×テイクレート」が最終売上となります。
「テイクレート」とは「手数料」のことです。
手数料はすでに説明した通り、取引額の数%といった設定をしているプラットフォーマーもいれば、月額定額(サブスクリプション型)のプラットフォーマーもいます。
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代表的なプラットフォームビジネス企業の「GMV」は?
では、最後に代表的なプラットフォームビジネス事業者のGMVについて、2022年3月時点発表の情報から紹介していきます。
メルカリの「GMV」
(画像引用:『メルカリ』https://jp.mercari.com/)
日本のマーケットプレイス型プラットフォームビジネスの代表と言っても過言ではないのがメルカリです。
なお、メルカリの数値は、連結ではなくメルカリJP単体の数値を紹介いたします。
メルカリの2022年6月期2Qの決算資料によると、「GMV」は2,268億円となり、過去最高とのこと。
すごい数値ですが、2021年の10月の緊急事態宣言解除で出品数の鈍化、購入頻度の現象が影響し、想定比でGMVの成長率は低かったとのことです。
(画像引用:『メルカリ』2022年6月期 第2四半期決算説明資料 https://pdf.irpocket.com/C4385/OMfg/tnAY/R6Os.pdf)
Baseの「GMV」
(画像引用:『BASE』https://help.thebase.in/hc/ja)
誰でも簡単にネットショップが作成できるサービス「Base」。香取慎吾さんを起用したCMを観た方は多いでしょう。
導入が簡単なBASEかんたん決済やショップのHPデザイン、解析ツールなど、ネットショップの運営に必要な機能を備えて導入件数が伸びています。
そんなBaseの2021年12月期第4四半期決算説明会資料によると、「GMV」は1,000億円を突破し、CAGR(5年間の年平均成長率)+66.9%と好調とのこと。また、PAY事業においてもCAGR+185.2%と高い成長を継続しています。
(画像引用:『BASE』2021年12月期第4四半期決算説明会資料 https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08546/624d8492/1242/4f91/a16c/7c3dd951e849/20220215200445884s.pdf)
まとめ
プラットフォームビジネスにおいて重要な指標である「GMV」について解説いたしましたが、いかがだったでしょうか?
プラットフォームビジネスを検討している方はもちろんのこと、経営者やマーケッターにとっても指標を知っておくとビジネスニュースが面白くなりますね。
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