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クラウドファンディングサイト比較10選!構築前に知っておきたい手数料や各サイトの特徴を解説

2024年7月12日

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近年、資金調達の手段として、また、新たな顧客との接点として、クラウドファンディングが注目を集めています。 貴社でも、独自にプラットフォームを構築してクラウドファンディング事業の開始を検討されているのではないでしょうか。

しかし「既存のクラウドファンディングサイトにはどのようなものがあるのか」「サイトごとにどのような特徴があるのか」といった情報収集にお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、主要なクラウドファンディングサイト10社の比較を通して、各社のサービス内容や手数料、強みなどを分析します。

 ぜひ、貴社の事業計画の参考資料としてご活用ください。

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1. 主要クラウドファンディングサイト10選を徹底比較!

CAMPFIRE

画像引用:https://camp-fire.jp/

CAMPFIREは、日本最大級のクラウドファンディングプラットフォームであり、幅広いジャンルのプロジェクトが掲載されています。2011年に設立され、これまでに数多くの成功事例を生み出してきました。手数料が比較的低く、初心者でも使いやすい設計が特徴です。特に、クリエイティブや地域活性化、テクノロジー関連のプロジェクトが多く、サポート体制も充実しています。資金調達だけでなく、コミュニティの形成やマーケティングツールとしても活用されています。

READYFOR

画像引用:https://readyfor.jp/

READYFORは、日本初のクラウドファンディングサービスとして2011年にスタートしました。社会貢献プロジェクトや文化・芸術プロジェクトに強みがあり、多くのNPOやアーティストが利用しています。プロジェクトの企画から実施まで、専任のキュレーターがサポートしてくれるため、初めてのクラウドファンディングでも安心して取り組むことができます。手数料は平均的ですが、成功率の高さとサポートの充実度で選ばれることが多いです。

Makuake

画像引用:https://www.makuake.com/

Makuakeは、新しい商品やサービスのプロモーションを目的としたクラウドファンディングサイトです。2013年の設立以来、テクノロジーやガジェット分野で多くの成功事例を生み出してきました。特に、新製品のテストマーケティングや市場投入前のフィードバック収集に適しています。プロジェクト掲載から資金調達までの流れがスムーズで、広報サポートも充実しているため、企業の新商品開発におけるパートナーとしても人気があります。

GREEN FUNDING

画像引用:https://greenfunding.jp/

GREEN FUNDINGは、環境保護やエコロジーに特化したクラウドファンディングプラットフォームです。2013年に設立され、サステナビリティを重視する企業や個人に多く利用されています。エコプロジェクトを支援することで、環境意識の高い支援者とのネットワークを構築できます。手数料は他のプラットフォームと比較して平均的ですが、特定の分野に特化しているため、ターゲット層に対して効果的にアピールすることが可能です。

MotionGallery

画像引用:https://motion-gallery.net/

MotionGalleryは、映画や音楽などのクリエイティブプロジェクトに特化したクラウドファンディングサイトです。2011年に設立され、アーティストやクリエイターの強力な支援ツールとして活用されています。映画制作や音楽アルバムのリリースなど、独自性の高いプロジェクトが多く見られます。手数料はやや高めですが、専門的なサポートと高いプロジェクト成功率が魅力です。クリエイティブ分野での資金調達を目指すなら、最適なプラットフォームと言えるでしょう。

A-port+

画像引用:https://a-portplus.asahi.com/

A-port+は、朝日新聞社が運営するクラウドファンディングプラットフォームで、2023年に設立されました。ジャーナリズムや社会問題に関するプロジェクトが多く集まるのが特徴です。信頼性の高い情報発信が可能であり、プロジェクトの透明性や信頼性を重視する支援者に支持されています。手数料は平均的ですが、メディアのバックアップを受けられる点が大きなメリットです。社会的意義の高いプロジェクトに最適なプラットフォームです。

GoFundMe

画像引用:https://www.gofundme.com/

GoFundMeは、世界最大級のクラウドファンディングプラットフォームで、主に個人の資金調達や緊急支援に利用されています。2010年に設立され、これまでに数十億ドルの資金を集めてきました。特に、医療費の支援や災害救援など、緊急性の高いプロジェクトに強みがあります。手数料が低く、手軽にプロジェクトを開始できるのが特徴です。支援者からの直接的なサポートを受けやすく、迅速な資金調達が可能です。

kibidango

画像引用:https://kibidango.com/

kibidangoは、ユニークな商品やサービスを紹介するクラウドファンディングプラットフォームです。2013年に設立され、新しいアイデアやクリエイティブなプロジェクトを支援することに重点を置いています。特に、デザイン性の高い商品や、ニッチな市場向けのプロジェクトが多く見られます。手数料はやや高めですが、プロジェクトの魅力を最大限に引き出すサポート体制が整っています。クリエイティブな発想を実現したい企業や個人におすすめです。

academist

画像引用:https://academist-cf.com/

academistは、学術研究に特化したクラウドファンディングプラットフォームです。2014年に設立され、研究者や学術プロジェクトを支援するための資金調達を行っています。科学技術や医療、社会科学など、多岐にわたる分野の研究プロジェクトが掲載されており、研究者にとって重要な資金源となっています。手数料は平均的ですが、学術的な信頼性と透明性を重視する点が特徴です。研究者の資金調達に最適なプラットフォームです。

ACT NOW

画像引用:https://actnow.jp/

ACT NOWは、地域活性化やコミュニティ支援を目的としたクラウドファンディングプラットフォームです。設立以来、多くの地域プロジェクトを成功に導いてきました。特に、地方自治体や地域団体との連携が強く、地域に密着したプロジェクトが多く見られます。手数料は平均的で、地域特有の課題に対するソリューションを提供することが可能です。地域社会の発展やコミュニティの強化を目指すプロジェクトに最適です。

2. クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、個人や企業が不特定多数の人々から資金を集める方法です。

アイデアを実現するために資金が足りない場合でも、想いに共感した人々から、少額ずつ資金を集めることで、プロジェクトを実現できる可能性が広がります。

従来の銀行融資などと比べて、資金調達のハードルが低い点が特徴です。

資金の集め方によって、リターン(お返し)を用意する「購入型」、資金の使い道を提示する「寄付型」、事業への出資を募る「金融型」の3つの種類に分けられます。

クラウドファンディングは、新しいビジネスモデルや社会貢献活動、アーティストの活動など、幅広い分野で活用されています。

実際に構築する方法についてはこちらの記事をご参考にしてください。

3. クラウドファンディングサイトの種類

購入型

購入型のクラウドファンディングは、商品やサービスをリターン(返礼品)として受け取れることが特徴です。 支援者は、プロジェクトに共感し、完成した商品やサービスをいち早く体験したいという気持ちから支援します。

例えば、以下のようなプロジェクトが考えられます。

分野
商品開発新しいスマートフォンの開発資金を集める
音楽アルバム制作の資金を集め、CDをリターンする
映画映画制作の資金を集め、試写会への招待をリターンする

購入型のクラウドファンディングは、比較的一般的なため、様々なジャンルのプロジェクトで活用されています。

寄付型

寄付型クラウドファンディングとは、金銭的なリターンがないにも関わらず、共感や賛同を基にプロジェクトの実現を支援する形式です。 NPO法人やNGO団体、社会貢献活動、地域活性化プロジェクトなどが資金調達によく活用されます。

項目説明
目的社会貢献活動やプロジェクトへの資金提供
リターンお礼のメッセージ、活動報告、感謝状など
想定される支援者プロジェクトに共感した人、社会貢献に関心のある人
メリット金銭的リターンがない分、支援のハードルが低い
デメリットプロジェクトの内容によっては、資金が集まりにくい場合がある

寄付型クラウドファンディングは、金銭的な利益よりも、社会貢献やプロジェクトの実現を優先する人におすすめです。

例えば、地域の清掃活動や子ども食堂の運営など、収益化が難しいプロジェクトでも、共感を得ることができれば、資金調達できる可能性があります。

金融型(株式型、融資型、不動産型など)

金融型のクラウドファンディングとは、資金を必要とする企業や個人に対して、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を調達する方法です。

金融型には、主に以下の3つの種類があります。

種類概要
株式型企業の株式を取得する代わりに、資金を提供する
融資型企業や個人にお金を貸し、金利を受け取る
不動産型不動産開発事業などに投資を行い、配当や売却益を受け取る

金融型のクラウドファンディングは、新しい資金調達方法として注目されています。

例えば、株式型であれば、非上場企業が上場企業になるための資金を調達するために利用されることがあります。融資型であれば、事業資金を借り入れたい企業が、銀行などの金融機関から融資を受ける代わりに、クラウドファンディングを利用することがあります。不動産型であれば、不動産開発事業者が、開発資金を調達するために利用することがあります。

4. クラウドファンディングサイトを比較する際のポイント

手数料

クラウドファンディングサイトを手数料で比較する場合、大きく分けて「成功時のみ手数料が発生するサイト」と「目標金額に関わらず手数料が発生するサイト」の2種類があります。

サイトによって手数料率や内訳が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

主要なクラウドファンディングサイトの手数料をまとめると、以下の通りです。

サイト名手数料
CAMPFIRE成功時のみ:17%(決済手数料5%を含む)
READYFOR成功時のみ:14%(運営手数料9% + 決済手数料5%)
Makuake成功時のみ:18.2%(2024/7/24以降20% 決済手数料込み)
GREEN FUNDING成功時のみ:20%(Partnerは13%)
MotionGallery成功時のみ:10%(プラットフォーム手数料5%+決済代行手数料5%)
A-port+20%または50,000円のいずれか高い金額
GoFundMe成功時のみ:5%(決済手数料を含まない)
kibidango成功時のみ:10%(楽天ペイ利⽤分は 14%)
academist成功時のみ:20%(決済手数料込み)
ACT NOW成功時のみ:10%(決済手数料込み)

手数料はプロジェクトの内容や規模によって変動する可能性もあるため、必ず各サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。

集客力

クラウドファンディングサイトによって、登録者数やサイトへのアクセス数が異なります。当然ながら集客力が高いサイトは、より多くの人にプロジェクトを知ってもらい、資金調達の成功率を高めることができます。

また、サイトが得意とするジャンルも考慮する必要があります。例えば、テクノロジー系のプロジェクトであれば、ガジェット好きのユーザーが多いサイトを選ぶ方が、より多くの支援を集められる可能性があります。

得意ジャンル

クラウドファンディングサイトによって、得意とするプロジェクトのジャンルは異なります。

サイトに集まる支援者の属性や、過去の成功事例なども踏まえて、自身のプロジェクトに合ったサイトを参考にすることが重要です。

例えば、新しい商品開発の資金を集めたい場合は「CAMPFIRE」や「Makuake」、社会貢献活動の資金を集めたい場合は「READYFOR」や「GREEN FUNDING」といった具合です。

審査スピード

クラウドファンディングサイトによって審査にかかる時間が異なります。短いもので数日、長いもので数週間かかる場合もあり、サイトによって審査基準も異なります。

時間に余裕がないユーザーは場合は、審査スピードが速いサイトを選ぶことでしょう。

下記は、一部のクラウドファンディングサイトの審査スピードを比較した表です。

サイト名審査スピード
CAMPFIRE約1週間
READYFOR約2週間
Makuake約3週間
GREEN FUNDING約2週間
MotionGallery約1ヶ月

入金スピード

クラウドファンディングで資金調達した後、実際に手元に入金されるまでのスピードも重要なポイントです。サイトによって、資金の受け取り時期や方法は異なります。

例えば、「達成後入金」の場合は、プロジェクトが目標金額を達成した場合にのみ、資金を受け取ることができます。逆に、目標金額に達しなかった場合は、資金は受け取れません。

一方、「即時入金」は、プロジェクトの開始直後から支援金を受け取ることが可能です。

広報サポート

クラウドファンディングの成功には、より多くの人の目に触れ、共感を得ることが重要です。そのため、各プラットフォームが提供する広報サポートは、プロジェクトの成功を大きく左右する要素と言えるでしょう。

例えば、プレスリリース配信やメディアへの掲載サポートなどを行っているサイトもあります。また、SNSでの拡散サポートや、プロジェクトページへのアクセス数を向上させるためのSEO対策など、多岐にわたるサポートを提供しているサイトもあります。

サポート内容例説明
プレスリリース配信プロジェクトの開始や達成状況をメディアに告知し、掲載を促します。
メディア掲載サポートテレビ、新聞、雑誌、Webメディアなどへの掲載をサポートします。
SNS拡散サポート各プラットフォームの公式アカウントや、担当者がSNSでプロジェクトを紹介します。
SEO対策検索エンジンでプロジェクトページが上位表示されるよう、キーワード設定などをサポートします。
プロジェクトページ作成サポート魅力的なプロジェクトページを作成するためのアドバイスや、画像・動画制作のサポートを行います。

5. クラウドファンディングサイト事業を成功させるためのコツ

魅力的なプロジェクトページの作成

プロジェクトの成功はなんといってもプロジェクトの内容や目的、魅力が伝わるページ作りがきちんと行われているかどうかです。

ユーザーのために成功したプロジェクトのノウハウが詰め込まれたテンプレートを用意したり、AIを使ったりしてある程度自動で作成できるよう支援しましょう。写真や動画を効果的に活用し、分かりやすく魅力的に伝えられるよう工夫することが重要です。

積極的な広報活動

クラウドファンディングを成功させるためには、より多くの人にプロジェクトを知ってもらうための積極的な広報活動が欠かせません。

広報活動は、クラウドファンディング開始前、開始後、終了後と、それぞれの段階に合わせて行う必要があります。

ユーザーには必ずこの3つのフェーズにおいて支援者にアプローチする広報活動をするよう働きかけましょう。

特に、SNSでの情報発信は、拡散力が高く、多くの人にプロジェクトを知ってもらうために有効な手段です。

支援者とのコミュニケーション

ユーザーから支持を得るためには、当然ユーザーのプロジェクトを成功させる必要があります。

そのためには、ユーザーと支援者との相互コミュニケーションが非常に重要です。こまめな状況報告やメッセージのやり取りを通じて、支援者との信頼関係が築けるような仕組みを整えましょう。

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6. まとめ

本記事では、主要なクラウドファンディングサイト10選を比較し、それぞれの特徴や手数料、メリット・デメリットなどを詳しく解説しました。

ご自身の構築したいクラウドファンディングサイトに合わせて、最適なプラットフォームを参考にしてください。

プロジェクトの内容や目標金額、ターゲット層などを考慮しながら、最適なクラウドファンディングサイトを構築し、事業を成功させましょう。

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