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インバウンド集客にアプリは必須?事業を成功させるためのアプリ導入&活用ガイド

2024年10月8日

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「多言語対応のアプリを作りたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」そう感じている方は多いのではないでしょうか。訪日外国人観光客の受け入れを進める中で、アプリの必要性は感じつつも、種類や進め方、費用感がつかめずに立ち止まってしまう担当者の方をよくお見かけします。

この記事では、インバウンド アプリの基本的な考え方から、導入のステップ、活用のコツ、そして人気アプリの傾向まで、現場で使える形で整理していきます。これから多言語対応やモバイルオーダーの導入を検討している事業者の方、すでに導入していて活用方法に悩んでいる方に向けた内容です。

インバウンドアプリとは?

インバウンド アプリとは、訪日外国人観光客の情報収集・予約・移動・決済・コミュニケーションなどを支援するために提供されるアプリの総称です。他にも「インバウンド集客アプリ」「訪日外国人向けアプリ」「インバウンド観光アプリ」といった呼び方をされることもありますが、同じ意味合いになります。

近年は、訪日外国人観光客数の回復・増加とあわせて、旅行者の情報収集手段がガイドブックからスマートフォンアプリへと大きくシフトしています。観光庁が公表している訪日外国人旅行者の消費動向調査でも、旅行前・旅行中ともにアプリやウェブサイトを情報源とする割合が高いことが繰り返し示されています。

なぜ今、インバウンドアプリが求められているのか

「うちの施設にもアプリは必要なんだろうか」と感じたことはないでしょうか。
答えのヒントは、旅行者側の行動の変化にあります。

近年の訪日外国人観光客は、来日前から綿密に情報収集を行い、現地でもスマートフォンを片手に行動を決めていく傾向が強まっています。地図アプリで経路を調べ、翻訳アプリでメニューを読み、SNSで口コミを確認する。こうした行動が「当たり前」になっているとすれば、事業者側の情報発信や接客の入り口も、アプリに寄せていく必要があると言えるかもしれません。

特に次のような場面で、アプリの有無が旅行者の体験を大きく左右します。

  • 言葉が通じないことへの不安(メニュー・案内表示・接客時の会話)
  • 決済手段の違い(現金主義への戸惑い、キャッシュレス決済への期待)
  • 情報の探しにくさ(何が「訪日外国人対応」なのかが外から見てわからない)

これらは裏を返せば、アプリを通じて解消できる課題でもあります。

訪日外国人に人気のあるアプリ傾向は?ジャンルで見ておきたいポイント

特定の順位を断定することは難しいものの、旅行者に支持されやすいアプリには共通したジャンルの傾向があります。

アプリの種類主な用途・特徴
地図・乗換案内系目的地までの経路や公共交通機関の使い方を調べるためのアプリ。旅行中の移動に関する最初のハードルを下げてくれます。
翻訳・コミュニケーション系カメラをかざすだけでメニューや看板を翻訳できるアプリ。言葉の壁を感じやすい飲食・買い物の場面で重宝されます。
公的機関・観光局系政府や自治体、観光局などが提供する公式情報アプリ。情報の信頼性が高く、旅行計画の初期段階でも利用されやすいのが特徴です。
予約・決済系宿泊施設やアクティビティの予約、キャッシュレス決済などに対応したアプリ。旅行中の予約や支払いをスムーズにします。
口コミ・SNS系実際に訪れた人の口コミや現地のリアルな情報を確認できるアプリ。旅行先や店舗などを決める際の参考として利用されます。

自社でアプリを企画する際も、「どのジャンルの課題を解決するアプリなのか」を最初に定めておくと、後の設計がぶれにくくなります。

インバウンドアプリの主な種類

インバウンド向けアプリと一口に言っても、その性質はさまざまです。
目的に応じて、大きく次のように分類できます。

種類概要
情報提供型観光スポット・宿泊施設・飲食店などの情報を多言語で提供する
予約・決済型航空券・宿泊・観光施設のオンライン予約や決済に対応する
翻訳・コミュニケーション型多言語翻訳や、スタッフと旅行者のやり取りを支援する
交通・移動サポート型経路検索やチケット購入、交通情報の提供を行う
体験型AR/VRなどを活用し、観光地や文化を疑似体験できる

複数の機能を組み合わせたアプリも珍しくありません。自社の目的やターゲットに照らして、必要な機能の組み合わせを検討していくことになります。

インバウンドアプリの最新事例

Welcome Suica Mobile(JR東日本)

画像引用:Welcome Suica Mobile

JR東日本が2025年3月にリリースした訪日外国人向けアプリです。Suicaの発行・チャージ・電子マネー決済に加え、観光情報や乗換案内も一つのアプリでまかなえる設計になっています。2025年秋には新幹線のチケットレス乗車サービスとの連携も予定されており、「移動」にまつわる複数の悩みをアプリひとつに集約していく方向性がうかがえます。

食べログ 訪日旅行者向けアプリ

画像引用:食べログ 訪日旅行者向けアプリ

飲食店検索・予約サービス「食べログ」が2026年1月にリリースした多言語対応アプリです。観光客向けの店だけでなく、日本人が日常的に利用している飲食店をオンライン予約できる点が特徴で、「電話予約には日本語での会話が必要」という、これまで見過ごされがちだった旅行者の悩みに応えています。

タクシーアプリ「GO」の海外サービス連携強化

画像引用:GO

タクシー配車アプリ「GO」は、中国の「WeChat」内ミニプログラムや、ファーウェイ端末の高速アプリ機能「Quick App」と連携し、新たにアプリをインストールしなくても配車を呼べる仕組みを整えています。訪日客が使い慣れた自国のアプリやOSから、そのまま日本のサービスにアクセスできる設計は、今後の多言語対応アプリの一つの方向性を示していると言えるかもしれません。

これらの事例に共通しているのは、「新しいアプリを一つ作る」というより、「旅行者がすでに使い慣れたアプリやOSに、日本のサービスをどう乗せるか」という発想への広がりです。自社でアプリを検討する際も、ゼロから作ることだけが選択肢ではない、という視点は持っておきたいところです。

インバウンドアプリ導入で最初につまずきやすいポイント

実際にインバウンドアプリの導入を検討し始めたとき、最初につまずくのが「目的とターゲットが曖昧なまま企画が進んでしまう」ことではないでしょうか。

進め方を、少し整理してみましょう。

  1. 目的を明確にする
    認知度向上・新規顧客獲得・顧客満足度向上・売上向上など、アプリで何を達成したいのかを言語化します。
  2. ターゲットを定める
    国籍・地域、年齢層、旅行スタイル、興味関心などから、想定する旅行者像を絞り込みます。
  3. アプリの種類を選ぶ
    目的とターゲットに合わせて、前述の5分類から必要な機能を検討します。
  4. 開発・運用体制を決める
    内製・外注・併用のいずれかを、予算や社内リソースを踏まえて選択します。

目的とターゲットが定まっていれば、開発会社に依頼する際の要件定義もスムーズになります。逆にここが曖昧なままだと、機能を詰め込みすぎたアプリになってしまい、結果的に使われないまま終わってしまうケースも少なくありません。

モバイルオーダーで海外観光客に対応するという選択肢

飲食・小売の現場では、もう一つ見落とされがちな課題があります。それが、注文時の言葉の壁と人手不足への対応です。

繁忙期のインバウンド需要が集中する店舗では、「注文を受けるスタッフが足りない」「多言語メニューを毎回説明するのが難しい」といった声をよく耳にします。こうした現場では、モバイルオーダーによる海外観光客対応が、アプリ活用の新しい選択肢として注目され始めています。

モバイルオーダーとは、旅行者自身がスマートフォンで多言語のメニューから注文・決済までを完結できる仕組みです。導入によって期待できる効果としては、次のようなものが挙げられます。

  • 注文時の言語対応をスタッフに依存しなくてよくなる
  • ピークタイムの会計・注文対応にかかる人的負担を軽減できる
  • クレジットカードやQRコード決済など、旅行者になじみのある決済手段に対応しやすくなる
  • 注文データを蓄積し、人気メニューや客単価の分析に活用できる

「アプリ=案内や情報提供のためのもの」という印象を持たれている方も多いかもしれませんが、こうした現場のオペレーション課題を解決する手段としても、インバウンド アプリは機能します。飲食・小売業の方は、案内系のアプリと合わせて検討してみる価値があるのではないでしょうか。

インバウンドアプリを活かすための運用のコツ

アプリは作って終わりではなく、育てていくものだというのが、正直なところではないでしょうか。運用フェーズで意識しておきたいポイントを整理します。

項目内容
プロモーション多言語SNSでの発信、旅行代理店・航空会社とのタイアップ、訪日外国人向けメディアへの掲載などを組み合わせ、認知を広げていきます。
コンテンツの充実観光スポット情報、多言語の道案内、飲食店検索、クーポン、緊急連絡先など、旅行者が「知りたい」と感じる情報を網羅していきます。
多言語対応の質機械翻訳だけに頼らず、可能な範囲でネイティブチェックを入れることで、より自然で伝わりやすい情報を提供します。
データ分析に基づく改善ユーザー属性・利用状況・行動履歴・満足度などを継続的に分析し、サービスの改善につなげます。
最新技術の活用AR技術や位置情報などを組み合わせ、道案内やクーポン配信など、旅行者一人ひとりに合わせた体験を提供します。

一度作って終わりにしてしまうと、旅行者のニーズの変化についていけなくなってしまいます。小さな改善を積み重ねていく姿勢が、結果的にアプリの継続利用につながっていくのではないでしょうか。

情報収集・接客・決済がバラバラで困っているなら

「案内所の紙資料、店頭での通訳対応、予約サイトの管理……気づけば対応がバラバラになっている」こう感じている方も多いのではないでしょうか。

おすすめのインバウンドアプリ開発基盤は「カスタメディアプラットフォーム」

複数のツールを個別に導入していくと、情報の更新も、多言語対応の品質管理も、それぞれ別々に管理することになり、現場の負担が増えていきがちです。こうした課題に対しては、情報提供・予約・決済・多言語対応をひとつの基盤でまとめて設計する、というアプローチも選択肢になります。

  • 目的・ターゲットに合わせたアプリ企画から伴走
  • 多言語対応のコンテンツ設計・翻訳品質のチェック
  • 予約・決済・クーポンなど、必要な機能をまとめて実装
  • 導入後のデータ分析・改善提案までを継続的にサポート
  • モバイルオーダーなど、現場のオペレーション課題にも対応

よくある質問

  1. Q. インバウンド アプリとは具体的に何を指しますか?

    訪日外国人観光客の情報収集・予約・移動・決済・コミュニケーションを支援するアプリの総称です。「インバウンド集客アプリ」「訪日外国人向けアプリ」もほぼ同義で使われます。

  2. Q. インバウンド観光アプリと訪日外国人向けアプリに違いはありますか?

    呼び方の違いであり、指している対象はほぼ同じです。文脈によって「観光」「集客」「向け」のいずれかが使われやすい傾向があります。

  3. Q. インバウンド アプリを導入する際、最初に何から始めればよいですか?

    まずはアプリを通して達成したい目的と、想定するターゲット層を明確にすることから始めます。ここが定まって初めて、必要な機能や開発体制の検討に進めます。

  4. Q. インバウンド アプリの開発費用はどれくらいかかりますか?

    機能の範囲や開発体制(内製・外注・併用)によって大きく変動するため、目安としては複数社に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

  5. Q. 多言語対応や翻訳の質はどのように担保すればよいですか?

    機械翻訳のみに頼らず、可能な範囲でプロの翻訳者やネイティブチェックを組み合わせることで、伝わりやすさと信頼性を高めることができます。

まとめ|機能の多さより「続く仕組み」をつくること

「多機能なアプリを作ったのに、あまり使われていない」こうした声を聞くことは少なくありません。原因の多くは、機能の量ではなく、目的とターゲットが曖昧なまま企画が進んでしまったことにあるのではないでしょうか。

インバウンド アプリで本当に大切なのは、旅行者の行動と自社の目的をていねいにすり合わせ、運用しながら育てていく仕組みを持つことだと言えるかもしれません。モバイルオーダーのような現場のオペレーション課題への対応も、その仕組みの一部として捉えることができます。

まずは自社の課題を一緒に整理することから始めませんか。カスタメディアでは、インバウンド向けプラットフォームの企画から開発・運用改善までを、目的の言語化の段階から伴走しています。

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