マーケティングBLOG
新規事業プレゼン成功のコツ!聞き手を惹きつけるストーリーの作り方と伝え方
導入実績700サイト以上!!
「カスタメディア」の事例ダウンロードは
こちら
新しいビジネスチャンスに挑戦することは、企業の成長にとって不可欠です。
しかし、画期的なアイデアであっても、関係者に理解を得られなければ、事業として実現することはできません。
新規事業を社内で提案する「新規事業プレゼン」は、あなたのアイデアを形にするための最初の、そして重要なステップになります。
そしてその成功は、聞き手を惹きつけるプレゼンができるかどうかにかかっています。
本記事では新規事業プレゼンを成功に導くための、ストーリーの作り方から伝え方まで、具体的なテクニックをご紹介します。
是非最後までご覧ください。
新規事業の立ち上げから知りたい方はこちらの記事で解説しております。
目次
新規事業プレゼンの重要性
新規事業プレゼンは、新たな挑戦を社内外に表明し、賛同を得るための重要な機会です。
その目的として、「経営層や投資家からの資金調達」「社内理解と協力の促進」「事業計画のブラッシュアップ」などがあります。
優れたプレゼンは、聞き手の心を動かし、共感を得ることで、事業の成功確率を高めます。
逆に、準備不足のプレゼンは、せっかくのアイデアも魅力的に伝わらず、機会を逃してしまう可能性があります。
新規事業を成功に導くためには、プレゼンで聴衆を魅了し、賛同を得ることが何よりも重要です。
プレゼン準備編
ターゲットの明確化:誰に共感を得たいのか?
新規事業プレゼンを成功させるためには、誰に共感を得たいのか、「ターゲット」を明確にすることが重要です。ターゲット層によって、彼らの抱える課題や求める解決策は異なります。
ターゲット層 | 例 |
社内関係者 | 経営層、事業責任者、現場担当者 |
投資家 | ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、金融機関 |
顧客 | 見込み顧客、既存顧客、パートナー企業 |
例えば、経営層をターゲットとする場合、新規事業による「売上や利益への貢献」を具体的に示す必要があります。一方、現場担当者であれば、「業務効率化や負担軽減」といった視点が重要になります。
誰に共感を得たいのかを明確にすることで、プレゼン資料の内容や伝え方を効果的に調整し、聞き手の心を掴むことができます。
課題の提示:なぜ新規事業が必要なのか?
新規事業を始めようとする際には、なぜその事業が必要なのかを明確に示すことが重要です。現状における課題や問題点を具体的に示すことで、聞き手は新規事業の必要性を理解し、共感を得やすくなります。
例えば、以下のように課題を提示することができます。
課題 | 説明 |
市場規模の縮小 | 既存事業が市場の縮小により、将来的に収益減が見込まれる |
競争の激化 | 競合企業の参入により、価格競争や顧客獲得競争が激化している |
社会の変化 | テクノロジーの進化やライフスタイルの変化など、社会環境の変化に対応できていない |
新規顧客の獲得 | 既存顧客層では成長が見込めないため、新たな顧客層へのアプローチが必要 |
社会貢献 | 企業として、社会課題の解決に貢献する新たな事業を展開する必要がある |
これらの課題を提示することで、新規事業の必要性を明確化し、聞き手の関心を惹きつけます。
解決策の提示:新規事業でどのように解決するのか?
新規事業を通して、どのように課題を解決するのかを具体的に示すことは、聞き手の共感と納得を得るために非常に重要です。
解決策を提示する際には、以下の3点を意識しましょう。
具体的な方法:どのような方法で課題を解決するのか、具体的な手段やプロセスを明確に示します。
根拠:なぜその解決策が有効なのか、データや事例などを用いて説得力を持たせましょう。実現可能性が高いことを示すことが重要です。
独自性:既存のサービスや商品と比べて、どのような点で優れているのか、新規事業ならではの独自性を明確に打ち出しましょう。
これらの要素を盛り込むことで、聞き手は「この新規事業は課題解決に繋がる」と実感し、共感を得やすくなります。
具体的なイメージ:成功イメージを共有
新規事業の成功を効果的に伝えるためには、聞き手に具体的なビジョンを共有することが大切です。
まず、売上目標、利益目標、顧客獲得数など、具体的な数値を提示することで、事業の成長性を視覚的にイメージさせることができます。
具体的な数字は、聞き手にとって目に見える目標となり、事業の現実性と達成可能性を感じさせる要素となります。
次に、新規事業が社会にどのような良い影響を与えるかを具体的に示すことが重要です。
社会的な貢献度や影響力を明確にすることで、聞き手の共感を得やすくなります。
例えば、環境への配慮、地域社会の活性化、雇用創出など、具体的な効果を示すことで、事業の価値を強調できます。
さらに、事業のサービスや商品を利用している顧客の姿を具体的に描写することも有効です。
利用者の具体的なストーリーやエピソードを紹介することで、聞き手はその事業が実際にどのように役立つのかをイメージしやすくなります。
これにより、事業のリアリティが増し、聞き手の理解と共感を深めることができます。
最後に、事業の将来的な発展ビジョンを語ることも重要です。
将来的にどのように事業を拡大し、発展させていくのか、具体的なビジョンを示すことで、聞き手の期待感を高めることができます。
長期的な目標や計画を明示することで、事業の持続可能性と成長ポテンシャルを強調できます。
これらの要素を組み合わせて、成功イメージを具体的に語ることで、聞き手の心を動かし、共感を呼び起こすプレゼンテーションを目指しましょう。
熱意を込めて語る
人は情熱的な人が大好きです。
どんなに素晴らしい事業計画も、それを語るあなたの熱意がなければ、聞き手の心に響かず、共感を得ることが難しく、それ以上のプロジェクトの前進は厳しいものになります。
このため、プレゼンテーションやスピーチで効果的にメッセージを伝えるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
まず、自分自身の言葉で語ることが大切です。
自分の想いを込めて話すことで、聞き手はより強いメッセージを受け取ることができます。
自分の言葉で語ることは、真実味と誠実さを感じさせ、聞き手との信頼関係を築く助けになります。
次に、熱意が伝わる声のトーンで話すことがポイントです。
感情を込めて話すことで、聞き手は話に引き込まれやすくなります。
声のトーンや抑揚を工夫することで、メッセージの重要な部分を強調し、聞き手の関心を引き続けることができます。
さらに、目標達成時のイメージを共有することも重要です。
成功イメージを具体的に語ることで、聞き手の共感と期待感を高めることができます。
具体的なビジョンを描写することで、聞き手はその目標が現実的で達成可能だと感じ、積極的に応援しようという気持ちになることでしょう。
最後に、聞き手に語りかけるように話すことも大切です。
一方的に話すのではなく、聞き手の反応を見ながら語りかけることで、共感を得やすくなります。
聞き手との対話を意識し、彼らの表情や反応を読み取りながら進めることで、よりインタラクティブで効果的なコミュニケーションが可能になります。
これらの要素を組み合わせることで、聞き手に強い印象を与え、共感を呼び起こすプレゼンテーションやスピーチが実現できます。
プレゼン資料作成編
プレゼンテーションの資料は企画書から骨子を組み立てることも多いため、基本的な書き方が出来てることが前提になります。
まだよくわからないという方はこちらの記事で解説しておりますので是非御覧ください
シンプルで見やすいデザイン
プレゼン資料は、見やすさを重視して作成することが重要です。新規事業の内容を正確に伝えるためには、聞き手にとって理解しやすいデザインを心がけましょう。
具体的には、以下の点に注意して作成します。
項目 | 説明 |
フォントの種類 | ゴシック体など、シンプルで見やすい書体を選びましょう。 |
フォントサイズ | 本文は24ポイント以上、見出しは32ポイント以上を目安に、大きすぎず小さすぎないサイズにしましょう。 |
色使い | ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色程度に絞り、多色使いは避けましょう。 |
情報量 | 1スライドに情報を詰め込みすぎず、重要なポイントに絞って記述しましょう。 |
アニメーション効果 | 多用すると、聞き手の集中力が途切れてしまう可能性があります。重要な部分のみの使用にとどめましょう。 |
余白 | スライドの周囲に適切な余白を設けることで、洗練された印象を与え、読みやすくなります。 |
これらの点に注意して、シンプルで見やすいプレゼン資料を作成することで、聞き手の理解度を高め、新規事業への共感を促すことができるでしょう。
図表やイラストを活用
図表やイラストを効果的に活用することで、聞き手の理解を促進し、飽きさせない工夫が重要です。
図表・イラストの種類 | 効果 | 使用例 |
グラフ | 数値情報を視覚的に表現 | 売上予測、市場規模 |
表 | データを整理して比較 | 競合比較、メリット・デメリット |
イメージ画像 | 抽象的な概念を具体的に | ターゲット顧客、利用シーン |
図解 | 仕組みやプロセスをわかりやすく | サービスの流れ、商品開発プロセス |
例えば、市場規模や売上予測などは、文章で説明するよりも、グラフで視覚的に示した方が、聞き手に情報を直感的に理解してもらうことができます。
また、サービスの内容や利用シーンをイメージ画像で表現することで、具体的なイメージを共有しやすくなります。
図表やイラストは、あくまでも補助的な役割として多用しすぎないように注意しながら、要点を絞って活用しましょう。
メッセージを絞り込む
情報過多になると、聞き手は重要なポイントを見失ってしまうため、適宜ポイントを絞りましょう。
まず、メッセージをはっきりさせることです。
プレゼンを通して何を伝えたいのか、一言でまとめることで、話す内容がわかりやすくなります。
次に、スライドの役割をはっきりさせることが大切です。
各スライドが、メインのメッセージを伝えるためにどう役立つかを考えましょう。
プレゼン全体がスムーズに進み、聞き手が理解しやすくなります。
また、情報はできるだけシンプルにしましょう。
必要な情報だけを残し、それ以外は思い切って削除することが大事です。
詳細は口頭で説明するので、多少誤解があっても後で修正できます。
そして、簡単でわかりやすい言葉を使うことも重要です。
専門用語を避け、誰にでもわかる言葉を選びましょう。
そうすることで、聞き手全員がプレゼンの内容を理解しやすくなります。
ストーリー展開を意識した構成
資料は、ただ情報を羅列するのではなく、聞き手が引き込まれるようなストーリー展開を意識して構成することが重要です。
ストーリー展開 | プレゼン資料への落とし込み |
① 導入 | 興味を引く導入部を設定し、聞き手の心を掴みます。 |
② 課題の提示 | 現状の問題点や課題を明確化し、新規事業の必要性を訴求します。 |
③ 解決策の提示 | 新規事業の内容を具体的に説明し、課題に対する解決策を提示します。 |
④ 成功イメージの共有 | 新規事業によって得られる未来やメリットを、具体的な数字や事例などを交えながら提示します。 |
⑤ 行動喚起(まとめ) | プレゼンを通して伝えたかったメッセージを再度強調し、聞き手の行動を促します。例えば、投資や協力を呼びかけます。 |
このように、ストーリー展開を意識することで、聞き手は自然とプレゼン内容に引き込まれ、納得感を得やすくなります。
伝え方編
練習で自信をつける
素晴らしい内容のプレゼン資料でも、自信なさげに発表していては、聞き手の心を打つことはできません。
練習不足は、自信のなさに直結します。
本番で実力を発揮するためには、いくつかの重要な段取りがあります。
第一に、プレゼン資料の流れを確認することがとても大切です。
最初から最後までスムーズに説明できるかを確かめ、全体の流れが自然で理解しやすいかを確認しましょう。
次に、時間配分を確認します。
各項目にかける時間を決めて、時間内に収まるように練習することが重要です。
発表が長すぎたり短すぎたりせず、計画通りに進行し、相手の時間を無駄にしないよう心がけましょう。
そして、声のトーンや話すスピードの調整も必要です。
大きな声でハッキリと話すことを意識し、話すスピードも適切に調整しましょう。
話し方がプレゼンの印象に大きく影響するため、聞き取りやすさを重視してください。
最後に、質疑応答を想定した練習も欠かせません。
想定される質問とその回答を準備しておくことで、当日の対応がスムーズになり、聞き手の疑問にも自信を持って答えられるようになります。
全てを事前に用意するのは骨が折れますが、何度もこなすうちに短時間で準備が整うようになります。
最初はしっかりと準備を行い、万全の態勢でプレゼンに望むようにしましょう。
目線は一点集中ではなく、全体に配慮
プレゼン中は、特定の人にのみ視線を向けるのではなく、会場全体に意識を向けましょう。
一点集中は、他の参加者に疎外感を与え、新規事業への共感を得にくくなってしまいます。
ポイントは、視線を適度に移動させることです。
特に、頷きや相槌など、肯定的な反応を示している人には、少し長めに視線を止めると、共感の輪が広がりやすいため効果的です。
声のトーンと話す速度
聞き手に「伝えたい!」という熱意を効果的に伝えるためには、声のトーンと話す速度にも気を配る必要があります。
声のトーンを高く、早くすると熱意は伝わるものの、聞き手は内容を理解しにくくなってしまうため、重要な点を押さえる時に限定しましょう。
逆にトーンを低く、遅くするのは聞き手に退屈な印象を与え、集中力が途切れてしまう可能性があるため注意してください。
相手に理解してもらうことを優先する場合、声は「はっきり」「ゆっくり」話すことが肝要です。
このような変化を加えることで、時と場合に応じた聞き手の注意を引き付けることができます。
質疑応答への対応
質疑応答は、聞き手の疑問を解消し、新規事業への理解と共感をさらに深めるための貴重な機会です。想定される質問への回答を事前に準備しておきましょう。
以下はよく質問される例になります。
1.市場規模はどのくらいですか?
(回答)具体的なデータに基づいた根拠を示し、市場の成長性もアピールしましょう。
2.競合との差別化ポイントは?
(回答)独自の強みを明確に伝え、優位性を理解してもらいましょう。
3.収益化までの計画は?
(回答)具体的なスケジュールを示し、実現の可能性が高いことを示しましょう。
回答には自信を持って質問に答えることが重要です。
わからない場合は「わかりません」というのではなく、「確認させてください」と伝え、その場で確認できるのであればそれを返答しましょう。
調査が必要なら「調査の上、回答させてください」と誠意をもって対応することが重要です。
まとめ
新規事業プレゼンは、あなたの事業にかける情熱と、その事業が持つ可能性を社内外に示すための重要な機会です。
誰に共感を得たいのか?なぜ新規事業が必要なのか?誰の何を解決するのか?成功のイメージを共有し、熱意をもって言葉に力を込めましょう。
そうすることによって、あなたが達成したい、新規事業の可能性は大きく広がります。