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ファン(ユーザー)コミュニティサイトとは?メリットデメリットや運用事例を5つご紹介
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「ファン(ユーザー)コミュニティ」とは、インターネット上、またはオフライン上で、サービス、商品、ブランドなどのファンを集めたコミュニティです。
ファン同士、またはファンと企業で交流が図られ、主催者の一方的な情報発信だけでなく、双方向での情報交流が行われます。
本記事では新規でファン(ユーザー)コミュニティサイトの構築を検討されている方に向けて、次のような内容を詳しく解説しております。
・ファンコミュニティ導入のメリット・デメリット
・ファンコミュニティ導入の手順や注意点などのポイント
・ファンコミュミティの運用事例5選
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目次
‐ ファン(ユーザー)コミュニティとは?
‐ ファン(ユーザー)コミュニティのメリット
‐- ①ユーザーリサーチ、リサーチインサイトのスピードが早くなる。
‐- ②ファンがファンを呼んでくれる
‐- ③LTV・ロイヤリティの向上による売上の増加と解約率の低下
‐ ファン(ユーザー)コミュニティ導入のデメリット
‐- ①運営は長期戦であることを心に留める
‐- ②社内のリソース確保が課題になる
‐ ファン(ユーザー)コミュニティとSNSマーケティングの違い
‐ ファン(ユーザー)コミュニティ導入を進めるプラン
‐- ①参加者のペルソナを設定する
‐- ②プラットフォームの選択
‐- ③集客のための施策とコンテンツを考える
‐- ④サイトをリリースし、ファンコミュニティへ集客する
‐ ファン(ユーザー)マーケティングの施策や注意点
‐- ①良質なファンを集めてファン活動を支える
‐- ②ファンコミュニティで売り込みをしない
‐- ③ファンの声に耳を傾け、ファンベースを重視する
‐- ④プロダクトの提供会社と連携する
‐ ファン(ユーザー)コミュニティサイトの運用事例
‐- ①コクヨ株式会社『meeket!』
‐- ②ブラザー販売株式会社『Sew Co.』
‐- ③カゴメ株式会社『&KAGOME』
‐- ④株式会社アテニア『Attenirファンコミュニティ』
‐- ⑤森永製菓株式会社『エンゼルPLUS』
‐ まとめ
ファン(ユーザー)コミュニティとは?
冒頭でお伝えしましたように、ファンコミュニティとは企業や商品、ブランドなどのファンが集まり、交流するコミュニティのことです。
主にオンライン上で形成され、掲示板やSNS、専用アプリなどを通じて、ファン同士や企業とファンがコミュニケーションをとります。
企業がそういったコミュニティを構築・運用する目的として、ファンの満足度を高める、マーケティング効果を向上させる、企業イメージをアップさせる、といったものがあります。
ファン(ユーザー)コミュニティのメリット
ファンコミュニティを企業が導入するメリットは何でしょうか?メリットについて解説いたします。
①ユーザーリサーチ、リサーチインサイトのスピードが早くなる。
企業が商品・サービスについてのファンの意見や改良ポイントを知るには、リサーチを外部のリサーチ会社に依頼をして行う必要があります。
外部に委託をおこなうとなると、委託費用がかかります。また、リサーチ会社とのやりとりをおこなう手間が発生します。
しかし、ファンコミュニティを導入すれば、自社のユーザーに対してリサーチをかけることができるので、委託費用や外部業者とやり取りの手間が発生しません。
また、コミュニティでは、ユーザーを集めてディスカッションさせたり、ユーザー同士のやりとりのなかから、率直な意見を収集でき、ユーザーインサイトの分析を速やかにおこなうことができます。
②ファンがファンを呼んでくれる
ファンが増えることで、ファンが友達に紹介したり、SNSなどで拡散してくれることで、さらにファンを呼んでくれます。
コミュニティの人数が増えるまでは、あまり効果は期待できないのですが、人数が増えることで、クチコミによる拡散を期待できます。
ファンコミュニティは人数が多いということ自体が、大きな強みとなります。
③LTV・ロイヤリティの向上による売上の増加と解約率の低下
ファンコミュニティでは、企業とファン、ファンとファンが交流することで、愛着がわいて、顧客が別の企業の商品やサービスへ流れにくくなります。
結果として、ロイヤリティの向上とLTVの向上に寄与します。
ファン(ユーザー)コミュニティのデメリット
① 運営は長期戦
工場などの設備とは異なり、導入してすぐに成果が現れるものではありません。
参加者の登録を促すキャンペーンを打つ。
ユーザーに機能を使わせてポイントが溜まるよう誘導する。
会員同士の交流で新たな楽しみや価値をユーザーに体験させる…。
このようなフェーズを何ヶ月もかけて観測し、データをとる地道な作業が必要です。
② 社内のリソース確保が課題になる
ファンコミュニティの設立、運営、管理にはコストがかかります。
コミュニティマネージャーの雇用、プラットフォームの維持費、コンテンツの制作費など、十分な予算と時間が必要です。
また、コミュニティでトラブルが起きた際、すぐに対処しなくてはいけなくなるため、社内の誰かが兼任するのは重い負担となります。
ただ、サイトを構築する際には公的な補助金を活用すれば費用を抑えることが出来ます。
詳しくは最新の補助金情報が載っている下記のリンク先を御覧ください。
▶2023年最新!新規事業の起ち上げに利用できる助成金・補助金をわかりやすく解説
ファン(ユーザー)コミュニティとSNSマーケティングの違い
SNS運用とファン(ユーザー)コミュニティは、企業のウェブマーケティング戦略でよく使用されますが、それらは目的に応じて使い分けられます。
主な違いは「新規顧客の獲得」か、「既存顧客のLTV(顧客生涯価値)の向上」を目指すかにあります。
SNS運用サービスは、企業がInstagramやTwitterなどのSNSプラットフォームでアカウントを運用し、製品やサービスに関する情報を発信するためのサービスです。多くの人々に情報を広め、新規顧客を獲得するのに役立ちます。そのため、SNSマーケティングは企業のブランド構築を含む「新規顧客」の獲得に向いています。
SNSの構築に関して詳しい解説はこちら
▶SNSの構築・開発費用について解説! 独自SNSの構築メリットは?
一方、ファンコミュニティは、既存顧客(ファン)との交流を深め、ファンからのフィードバックを自社の製品やサービスの開発に活かすことができます。企業はユーザーとの双方向のコミュニケーションを保ち、関係を強化し、コアなファンを育てる基盤を築くのです。
したがって、ファンコミュニティサービスはLTV向上に最適です。
ファン(ユーザー)コミュニティ導入を進めるプラン
次に実際に導入する手順を見ていきましょう。メンバー同士がより一体となる場を構築するためにはどのような計画で進めればよいのでしょうか?
① 参加者のペルソナを設定する
まずは対象となるファンのペルソナから設定しましょう。
どのような層がアクティブにサイトを利用し、コミュニティサイトが自走するまで手助けをしてくれるのか深掘りする必要があります。
ターゲットが明確になると、効果的なアプローチや適切なコンテンツが浮かび上がり、必要な機能やデザインの方向性が明確になります。
② プラットフォームの選択
どのプラットフォームが最適かは、コミュニティの目的や対象層のニーズに依存します。
専用コミュニティプラットフォーム
ファンコミュニティを専門にサポートするプラットフォームも存在します。例えば、Discord、Reddit、Mighty Networks、Circleなどがあり、これらはコミュニティ機能を提供しています。
アプリケーション
ブランドや企業は、独自のアプリケーションを開発してファンコミュニティを構築することもできます。この場合、モバイルアプリまたはウェブアプリケーションを提供します。
オンラインフォーラムソフトウェア
フォーラム型のコミュニティを構築するために、プラットフォームとしてphpBB、vBulletin、MyBB、XenForoなどのオープンソースや商用のソフトウェアを使用することもあります。
メッセージングプラットフォーム
WhatsApp、Telegram、Slackなどのメッセージングアプリは、小規模なファンコミュニティやクローズドグループを作成するためにも活用されます。
メンバーシッププラットフォーム
メンバーシップ型のプラットフォーム、例えばPatreonやMemberful、Substackなどを使用して、有料のファンコミュニティを運営することもできます。
ウェブサイトやブログ
企業や個人が自分のウェブサイトやブログ上でフォーラム、コメントセクション、メンバーシップポータルなどを提供して、ファンコミュニティを構築することも可能です。
ユーザー(ファン)コミュニティの構築パッケージ型システム「カスタメディア」
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③ 集客のための施策とコンテンツを考える
対象のファン層が喜びそうなコンテンツと、それを広めて利用を促進する施策を計画しましょう。
コンテンツにはQ&Aセクションや掲示板などの機能だけでなく、ユーザーが自分からコンテンツを作成できる仕組みも活性化につながります。
また、面白いコンテンツを提供しても、その楽しみ方が分からない場合はユーザーが離れてしまうことがあるため、わかりやすい動画や説明用の漫画などを用意しましょう。
④ サイトをリリースし、ファンコミュニティへ集客する
最後に集客を行いますが、参加者にはサイトを利用するメリットを明確に伝える必要があります。
ファンコミュニティが提供する独自の価値や特典を強調し、なぜ参加すべきかを簡潔に伝えましょう。
そして、参加手続きを簡単にし、ユーザーに負担をかけないように心がけましょう。簡単な登録や使いやすいインターフェースを提供することが大切です。
以上、ファンコミュニティ導入の手順をかんたんに解説いたしました。下記の記事でも解説しておりますので、詳しく知りたい方はぜひ御覧ください。
▶コミュニティサイトの作り方!種類や手順、ポイントを徹底解説!
ファンマーケティングの施策や注意点
コミュニティマーケティングの運用していくにあたっていくつか気をつけなればいけない点があります。これを守らずに無理なプロモーションをすると、かえって逆効果になってしまうこともありますのでよく注意しましょう。
① 良質なファンを集めてファン活動を支える
コンテンツ力が強ければ手広く集客してもあまり問題ありませんが、そうでない場合は自社に対して熱意のあるコアなファンにアプローチしたほうが効果的です。
彼らは自主的に面白いアイデアを提供し、行動することで、より多くのファンを引き寄せます。
これらのファンが口コミで広まり、多くの人々に拡散されます。そのために、さまざまなコンテンツを事前に用意しておくことが重要です。
② ファンコミュニティで売り込みをしない
ファンコミュニティは、ファンと企業が信頼を築くための重要な場です。
売り込みや宣伝を過度に行うと、ユーザーはコミュニティを広告の場とみなし、信頼を失う可能性があります。
代わりに、価値ある情報やコンテンツを提供し、コミュニティメンバーとの信頼関係を築くことに焦点を当てましょう。
ファンコミュニティは、ファン同士が交流し、情報を共有し、共感し合う場所であるべきです。
売り込みが支配的であれば、コミュニティの本来の目的が曇り、参加者がコミュニケーションを楽しむことが難しくなります。
③ ファンの声に耳を傾け、ファンベースを重視する
ファンの意見を聞き、そのフィードバックに対応することで、ファンの満足度を向上させることができます。
ファンが自分の声が聞かれ、意見が尊重されていると感じると、忠誠心が高まり、長期的な関係が築かれます。
熱心なファンは企業の競争力を維持し、他のブランドとの差別化を図る手段となります。
ファンからのサポートや応援は、競争の激しい市場で優位性を確立するのに一役買っています。
収益を急ぐことなく、地道に活動しましょう。
④ プロダクトの提供会社と連携する
コミュニティサイトの構築を行った会社は、コミュニティの設計、テクニカルサポート、ベストプラクティスの共有など、専門的なサポートを提供します。
彼らと協力することで、成功のための専門的な知識を活用できます。
現在ではリリース後のサポートも提供している会社が多いため、構築を依頼する際には確認してみることをおすすめします。
コミュニティマーケティングの基礎などを知りたい方はこちら
▶コミュニティマーケティングとは?方法や成功のポイントを解説します
ファン(ユーザー)コミュニティサイトの運用事例
それでは、企業によるファンコミュニティサイトを具体的にご紹介していきましょう。
①コクヨ株式会社『meecket!(ミーケット)』
(画像引用:コクヨ株式会社『meeket!』 https://meeket-st.com/)
『meeket!(ミーケット)』は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売するコクヨ株式会社がオープンしたファンコミュニティサイトです。
弊社カスタメディアの会員制サイト・SNS構築サイトパッケージ型システム『カスタメディア』で構築しています。
(事例紹介はこちら)
『meeket!(ミーケット)』は、自分に合った気勉強ツールや勉強方法がわからないという中高生に対して、ぴったりな勉強ツールに出会える仕掛けを作り、快適な学習環境作りをサポートするコミュニティです。
勉強ツールに特化した中高生のクチコミが集まっており、利用者でフォローをしあうことができます。
また、自分のプロフィール属性にあった人が挙げているおすすめの文房具を検索することができます。
その他にも、「こんな勉強ツールないのかな?」といった質問ができ、コミュニティなかで文房具に関する情報を共有し、自分に合った勉強ツールを見つけることができます。
②ブラザー販売株式会社『Sew Co.』
(画像引用:ブラザー販売株式会社『Sew Co.』https://sewco.brother.co.jp/sns/)
ブラザー販売株式会社は、愛知県名古屋市瑞穂区に本社をおく、プリンターや家庭用ミシンを取り扱う企業です。
「Sew Co.」では、ソーイング(裁縫)を愛する人々が、ソーイングを通じて、 自身で作成したオリジナルの作品を公開したり、メンバー同士が作り方を紹介したり日頃の素朴な疑問を話し合ったりする無料会員制のコミュニティサイトです。
「服」「小物」「インテリア」「道具」などジャンルごとにBOXが分けられており、その中に「Case」と呼ばれるコミュニティが存在しており、写真やコメントが投稿できるようになっています。
また、『Sew Co.』は、弊社の会員制サイト・SNS構築サイトパッケージ型システム「カスタメディア」で構築しています。
③カゴメ株式会社『&KAGOME』
(画像引用:カゴメ株式会社『&KAGOME』https://and.kagome.co.jp/)
『&KAGOME(アンドカゴメ)』は、飲料、食品、調味料の大手総合メーカーであるカゴメ株式会社が構築したファンコミュニティサイトです。
ファンコミュニティの起ち上げは2015年と、すでに7年以上運営されている老舗のファンコミュニティサイトです。
カゴメの商品を使用したレシピや、商品のレビュー、写真などが掲載されています。
その他にも、工場見学、座談会、商品のお試し体験など、さまざまなファン参加型のイベントや企画を用意しています。
『&KAGOME』には、以下のような機能があり、企業とファン、ファンとファン同士の交流が図られています。
・トークルーム(掲示板)
食に関する話題を中心に、みんなで気軽におしゃべりできる掲示板
・カゴメだより
カゴメ社員のマル秘エピソードなど、ここでしか聞けないお話を公開しています。
・レシピ―ノート
テーマに合わせたオリジナルレシピやカンタンアレンジをみんなで投稿できます。
・実になるおはなし
トマトや野菜、カゴメの研究についてなどの話を聞けます。
・どれにしようかな
レシピや新商品が掲載されているので、食べたいもの、飲みたいもの、気になるもの、好きなものに投票することができます。
・おいしいレビュー
カゴメの商品にレビューをすることができます。
ファンコミュニティの狙いは、新規客の獲得を直接敵に狙っていくのではなく、コアな顧客を大切することが目的とのことです。
④株式会社アテニア『Attenirファンコミュニティ』
(画像引用:株式会社アテニア『アテニアファンコミュニティ』https://www.attenir.co.jp/index.html)
株式会社アテニアは、横浜市栄区に本社をおく、化粧品、健康食品、アパレル商品の製造および販売を行っている企業です。
アテニアのファンコミュニティでは、掲載されている商品にユーザーレビューをすることができます。
そして、写真の投稿やトピックの投稿、拍手をすると、コミュニティポイントをもらうことができます。コミュニティポイントをためると、月ごとの限定商品3種セットなどの特別なプレゼントに応募することができるようになります。
アテニアファンコミュニティの最大の特徴は、「お試しサロン」です。
『お試しサロン』は、アテニアの商品をお試しできて、その感想などをコメントできます。もちろん、その他の方のレビューも見ることができます。
⑤森永製菓株式会社『エンゼルPLUS』
(画像引用:森永製菓株式会社『エンゼルPLUS』https://ap.morinaga.co.jp/)
森永製菓株式会社は、東京都港区に本社をおく日本の大手菓子製造業者です。日本では知らない人はいないでしょう。
数々のヒット商品を生み出してきた森永製菓も、ファンコミュニティを運営しています。
森永の商品を使った商品の投稿や、それに対するいいね、コメント機能など、ファン同士の交流機能が実装されており、ファンコミュニティを盛り上げています。
「エンゼルPLUS掲示板」では、ファンが掲示板を立てることができ、ファン同士でQ&Aをしたり、森永の製品を使ったレシピなどを公開しています。
投票機能では、運営からのさまざまな質問が投げかけられ、それに対して回答に投稿をしていくというものになっています。
質問には、「景気払いに何を選ぶ?」「湿気対策、あなたはどれを選択する?」といった質問があり、それに合う森永の商品を投票します。
その他にも森永の商品に関するクイズがあったり、キャンペーン情報があったりと、コンテンツがいっぱいでファンを楽しませる充実した内容となっています。
ユーザー(ファン)コミュニティの構築パッケージ型システム「カスタメディア」
累積実績350サイト以上。パッケージ型だから、ユーザーコミュニティ(顧客コミュニティ)をスピーディに構築!
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まとめ
ファン(ユーザー)コミュニティの特徴やメリット・デメリット、事例についてご紹介をいたしました。
ファン(ユーザー)コミュニティは、個々の個性が輝き、アイデアや情報が自由に共有される場所です。これを通じてユーザー同士、またはユーザーと企業で新しい友情が芽生え、コミュニティ全体が一つの大きな家族のようになってファンの憩いの場になることが期待されています。
構築をご検討の方はぜひカスタメディアまでご相談ください。
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