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Google Antigravityでできること・料金|AIエージェント開発の特徴とセキュリティリスク
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Googleが提供する「Antigravity」は、AIにコードを書かせるだけでなく、開発作業そのものを任せられるAIエージェント型の開発プラットフォームです。
コードの編集からターミナル操作、ブラウザでの動作確認まで、AIが一連の作業を進められるのが大きな特徴です。
この記事では、Google Antigravityでできることや料金、Cursorとの違いを分かりやすく解説。さらに、便利だからこそ知っておきたいセキュリティリスクや、本番運用で注意すべきポイントまで紹介します。
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目次
Google Antigravity(アンチグラビティ)とは?

Google Antigravity(アンチグラビティ)は、Googleが提供するAIエージェント型の開発プラットフォームです。
従来のAIコーディングツールが「コードを書くのをAIが支援する」ものだとすれば、Antigravityは開発タスクそのものをAIエージェントに任せられるのが特徴です。
たとえば「ログイン機能を追加して、ブラウザで動作確認までして」と指示すれば、コードの編集からターミナル操作、ブラウザでの確認まで一連の作業を進められます。
つまり、AIにコードを書いてもらうというより、AIに開発の仕事を任せる。これがAntigravityの大きな特徴です。
関連記事:バイブコーディングを企業で始める方法!おすすめツールと失敗しないための注意点
Google Antigravityでできること
では、Antigravityを使うと具体的に何ができるのでしょうか。
ここでは、特に特徴的な機能を5つ紹介します。
①エディタ・ターミナル・ブラウザを横断して開発できる
Antigravityの特徴の一つが、コードを書くエディタだけでなく、ターミナルやブラウザまでAIエージェントが扱えることです。
たとえばWebサイトの画面を修正する場合、
- コードを確認する
- 必要なファイルを編集する
- コマンドを実行する
- アプリケーションを起動する
- ブラウザで画面を確認する
- 問題があれば修正する
といった作業が発生します。これまでは、こうした工程を人間が順番に進め、その都度AIに指示する必要がありました。
Antigravityでは、こうした作業を一つのタスクとしてAIエージェントに任せられます。
たとえば、
「このページをスマートフォンでも見やすいデザインに変更して、ブラウザで動作確認してください」
と指示すれば、コードを修正するだけでなく、実際の画面を確認するところまで進められます。「コードを書くAI」から「開発作業を進めるAI」へ。ここが、従来のAIコーディング支援との大きな違いです。
②AIに開発タスクをまとめて任せられる
Antigravityでは、コードを1行ずつ生成してもらうのではなく、ある程度まとまった仕事をAIに依頼できます。
たとえば、
「ユーザー登録機能を追加して、入力フォームのバリデーションを実装し、テストまで行ってください」
といった指示です。
AIエージェントは依頼内容をもとに作業を計画し、必要なファイルを確認しながら開発を進めます。もちろん、AIがすべて正しく判断してくれるとは限りません。
そのため、「全部お任せ」ではなく、AIに作業を任せながら人間が結果を確認するという使い方が基本になります。
③Artifacts(成果物)でAIの作業結果を確認できる
AIに仕事を任せるときに気になるのが「結局、AIは何をやったの?」という問題です。
Antigravityでは、エージェントが作業の過程や結果を「Artifacts(成果物)」として残します。作業計画やタスクリスト、スクリーンショット、ブラウザ操作の記録などを確認できるため、AIがどのように作業を進めたのかを把握しやすくなっています。
コードをすべて追いかけなくても、
- 何を変更したのか
- どこまで作業したのか
- 画面が正しく表示されているか
- 依頼した内容が完了しているか
を確認できます。
AIに開発を任せるうえでは、AIの能力だけでなく、人間が結果を検証できる仕組みも重要です。Artifactsは、そのための確認材料として役立ちます。
④複数のAIエージェントを並列で動かせる
Antigravityでは、複数のエージェントに異なるタスクを割り当て、並行して作業させることもできます。
たとえば、
- エージェントA:ログイン機能を開発
- エージェントB:画面デザインを修正
- エージェントC:テストケースを作成
というように、作業を分担させることができます。
一つのタスクが終わるのを待ってから次の作業を始めるのではなく、複数の仕事を同時に進められるのがポイントです。ただし、何でも並列化すればいいわけではありません。
互いに依存している作業を同時に進めれば、修正が増えてしまうこともあります。
そのため、Antigravityを使いこなすには、どの作業をAIに任せ、どこを人間が管理するかを設計することが重要になります。
⑤CLI・スケジュールタスク・サブエージェントにも対応
Antigravityでは、開発環境だけでなく、CLIからエージェントを操作する仕組みも用意されています。
さらに、決められた時間にタスクを実行するスケジュールタスクや、エージェントが別のエージェントを生成して作業を分担するサブエージェントといった機能もあります。
こうした機能を組み合わせることで「人間がその都度AIに指示する」という使い方から、
「あらかじめ仕事の流れを設計し、AIに継続的に実行させる」という使い方へ広げられます。
Google Antigravityの料金
2026年8月時点では、個人向けの無料プランに加えて、Google AIの有料プランと連携した利用枠が用意されています。
| プラン | 月額目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Individual | 無料 | 基本的な利用が可能 |
| Google AI Pro | 約20ドル | 無料プランより広い利用枠 |
| Google AI Ultra | 約100ドル〜 | より大きな利用枠 |
| Google AI Ultra上位プラン | 約200ドル | 大規模な利用向け |
無料のIndividualプランでも試せるため、まずAntigravityを触ってみたいという場合には始めやすいでしょう。
一方、AIエージェントを日常的な開発に組み込む場合は、利用量によって無料枠では足りなくなる可能性があります。
料金や利用上限は変更される可能性があるため、契約前には公式の最新情報を確認しておきましょう。
Google AntigravityとCursorの違い
すでにCursorを使っている人なら、「Antigravityに乗り換える必要はあるの?」と気になるかもしれません。
どちらもAIを活用した開発環境ですが、AIとの付き合い方には少し違いがあります。
| 比較項目 | Google Antigravity | Cursor |
| 開発思想 | AIエージェントへのタスク委任 | 開発者とAIの協働 |
| エージェント | 複数エージェントを管理可能 | エージェント機能を搭載 |
| ブラウザ操作 | 開発フローに組み込みやすい | 開発環境を中心に利用 |
| 対応モデル | 複数モデルに対応 | 複数モデルに対応 |
| 無料利用 | 無料プランあり | 無料枠あり |
どちらが優れているというより、AIにどこまで仕事を任せたいかで選ぶと分かりやすいでしょう。
AIと相談しながら、自分で開発を進めたいならCursor。まとまったタスクをAIエージェントに渡して、成果物を確認するスタイルならAntigravity。このように使い分けることができます。
Google Antigravityは日本語で使える?
英語の開発ツールということで、「日本語で使えるの?」と気になる方もいるでしょう。
結論として、AIエージェントへの指示は日本語で入力できます。
たとえば、
「このページのスマートフォン表示を確認して、レイアウトが崩れている部分を修正してください」
といった指示を日本語で出せます。
一方、アプリのメニューや設定画面など、すべてのUIが日本語になっているわけではありません。公式ドキュメントやエラーメッセージなどで英語が必要になる場面もあります。そのため、「AIへの指示は日本語でOK。ただし、ツール全体が完全に日本語化されているわけではない」と考えておくとよいでしょう。
Google Antigravityのセキュリティリスク
ここまで見ると、「これなら開発をかなりAIに任せられそう」と感じるかもしれません。ただし、AIエージェントを業務で利用するなら、便利さと同時にセキュリティについても考えておく必要があります。
AIエージェントは、一般的なチャットAIよりも多くの権限を持って動きます。ファイルを読み、コードを変更し、コマンドを実行し、ブラウザを操作する。
つまり、AIができることが増えるほど、AIが誤ったときの影響も大きくなります。
実際にAntigravityを使ったエンジニアが指摘するセキュリティ上の問題
Antigravityを1週間ほど日常的に利用したセキュリティ分野のエンジニア、Zack Korman氏は、各種設定を実際に検証し、その結果をXで公開しています。
投稿ないで指摘しているのは、「設定で制限しているつもりでも、別の方法で回避できる場合がある」という点です。
| 設定・機能 | Korman氏が指摘したポイント |
|---|---|
| ターミナル | 拒否リストだけでは、別のコマンドで同じ操作をされる可能性がある |
.gitignore対象ファイル | .envなどを隠しても、ターミナル経由で読み取れる可能性がある |
| ワークスペース外へのアクセス | 制限していても、コマンド経由でアクセスされる可能性がある |
| MCP・Skills | 悪意のある指示が保存され、別の作業にも影響する可能性がある |
つまり、注意したいのは「AIが間違えること」だけではありません。
AIに与えたつもりのない権限まで、別の経路から到達される可能性がある。
AIエージェントを業務で使うなら、設定画面の項目だけを見るのではなく、実際にAIが何にアクセスでき、何を実行できるのかまで確認することが重要です。
AIに「何をさせるか」だけでなく「何をさせないか」を決める
Antigravityを業務で利用する場合は、単純に便利な設定にするのではなく、AIに与える権限をあらかじめ整理しておくことが大切です。
| 管理する項目 | 考えておきたいこと |
|---|---|
| ファイルへのアクセス | どのファイルやディレクトリまでアクセスを許可するか |
| コマンドの実行 | AIによるコマンド実行をどこまで許可するか |
| 外部サイトへのアクセス | Webサイトへのアクセスやデータ送信を許可する範囲 |
| MCP・Skills | 外部ツールや追加の指示をどこまで許可するか |
| 機密情報 | 顧客情報や認証情報を含む環境で利用してよいか |
| 作業結果のレビュー | AIが行った変更を誰が、どのタイミングで確認するか |
特に本番環境や顧客情報を扱うシステムでは、「AIに任せられるから任せる」のではなく、「任せてよい範囲を先に決める」という考え方が重要になります。
Google Antigravityで作ったプロトタイプを本番運用するには?

Antigravityのようなツールを使えば、これまでより短い時間でサービスのプロトタイプを作れるようになります。
「こんなサービスを作りたい」と思ったら、まずAIで動くものを作ってみる。そんな開発が以前より身近になったのは、大きな変化です。ただし、「動くものができた」ことと「安心してユーザーに提供できるものができた」ことは別です。
| 項目 | 本番運用で考えること |
|---|---|
| ユーザーごとの権限管理 | ユーザーや管理者など、役割に応じてアクセスできる機能・情報を制限する |
| 個人情報・顧客データの保護 | 個人情報や機密情報を適切に管理し、漏えいや不正利用を防ぐ |
| セキュリティ対策 | 不正アクセスや脆弱性、サイバー攻撃などへの対策を行う |
| 操作ログ・監査ログ | 「誰が・いつ・何をしたか」を記録し、トラブル発生時に追跡できるようにする |
| バックアップ | データ消失やシステム障害に備えて、定期的にデータをバックアップする |
| 障害発生時の復旧 | システムが停止した場合に、できるだけ早くサービスを復旧できる仕組みを整える |
| 将来的な機能追加 | ユーザーの増加や事業の変化に合わせて、機能を追加・変更できる設計にする |
| 保守・運用体制 | 公開後のアップデートや不具合対応、セキュリティ対策を継続できる体制を整える |
なども考える必要があります。
AIにコードを書いてもらっただけでは、こうした問題まで自動的に解決されるわけではありません。むしろAIによって開発スピードが上がるほど、「何を作るか」だけでなく「どう運用するか」を早い段階から考えることが重要になります。
AIで作ったサービスをプラットフォームとして育てるなら
AI開発ツールを使えば、アイデアを形にするまでの時間は大きく短縮できます。
一方で、プロトタイプができた後には、
- 「ユーザーが増えても大丈夫?」
- 「セキュリティに問題はない?」
- 「半年後、1年後も改修できる?」
- 「AIが作ったコードを誰が保守する?」
といった新しい課題が出てきます。ここから先は、単純なAIコーディングとは別に、システム全体を見た設計が必要になります。
カスタメディアでは、AIツールなどを使って生まれたアイデアやプロトタイプを、実際の事業で運用できるプラットフォームへ育てるための開発を支援しています。
800件を超えるプラットフォーム構築の実績をもとに、プロトタイプの段階から本番公開後の改修・運用までを見据えて設計します。
カスタメディアプラットフォームでできること

- 既存のプロトタイプをもとにしたプラットフォーム開発
- ユーザー・管理者などの権限設計
- セキュリティや運用を考慮したシステム設計
- 本番公開後の機能追加・改修
- 事業の成長に合わせたシステム拡張
AIを使えば、「作る」ことのハードルは以前よりずっと下がりました。だからこそ、これからは「何を作るか」だけでなく、「どう安全に育てていくか」が重要になります。
- 「AIを使って試作してみたけれど、このまま本番公開していいのか分からない」
- 「動くものはできたけれど、サービスとして成立させるために何が足りないのか分からない」
そんな段階からでもご相談いただけます。
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よくある質問
Q. Google Antigravityは商用利用できますか?
現時点では個人利用だけでなく、業務での利用も可能です。
ただし、プレビュー段階のサービスでは仕様や利用条件が変更される可能性があります。会社で導入する場合は、最新の利用規約やセキュリティ・プライバシー関連の情報を確認してから利用しましょう。Q. Google Antigravityは無料で使えますか?
はい。個人向けの無料プランがあります。
まず試してみたい場合は、無料プランから始めることができます。
ただし、利用量には制限があるため、日常的な開発で大量にエージェントを動かす場合は、有料プランも検討する必要があります。Q. Google Antigravityは日本語で使えますか?
AIエージェントへの指示は日本語で入力できます。
一方、アプリのUIやドキュメントなどは英語が中心となる部分があります。Q. Google AntigravityとCursorはどちらがおすすめですか?
AIにどこまで仕事を任せたいかによって変わります。
AIと対話しながら自分で開発を進めたい場合はCursor、まとまったタスクをAIエージェントに任せ、その成果を確認するスタイルならAntigravityが向いています。Q. Antigravityで作ったサービスをそのまま公開できますか?
技術的には可能ですが、「AIで作ったから、そのまま本番公開して問題ない」とは考えないほうがよいでしょう。
本番環境では、セキュリティ、権限管理、データ保護、バックアップ、監視、保守性などを別途確認する必要があります。
特に顧客情報を扱うサービスでは、AIが生成したコードを人間がレビューし、必要なセキュリティ対策を行うことが重要です。
Google AntigravityはAIに開発を任せるためのプラットフォーム
Google Antigravityは、コード生成だけでなく、ターミナル操作やブラウザでの確認、複数エージェントの並列実行まで任せられるAIエージェント型の開発プラットフォームです。
一方で、AIに任せられる範囲が広いからこそ、セキュリティや権限管理、本番環境での運用設計には注意が必要です。「動くものを作る」ことと「安心して使えるサービスにする」ことは別だと考えておきましょう。
AIで作ったプロトタイプを本番運用できるプラットフォームへ育てたい場合は、カスタメディアにご相談ください。企画・試作から本番公開後の開発や運用まで、事業に合わせたプラットフォーム構築を支援しています。
