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株式会社AgriweB / AgriweB(アグリウェブ)

ノウハウの属人化を解き放ち、次世代が憧れる農業へ。AgriweBが「経営アシストチャット」に込めた挑戦

2026年7月21日

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会社名 株式会社AgriweB
本社所在地 〒135-0061
東京都江東区豊洲3-2-24
業種 情報通信業
事業内容 ・農業経営の情報プラットフォーム「AgriweB」の運営
企業HP https://www.agriweb.jp/

日本の農業経営において、長年解決されずにきた大きな構造的課題があります。それは、成功ノウハウや経営課題解決の手立てが個人の経験に依存し、多くの農業者が一人で悩みを抱え込む「情報の断絶」と「孤独な経営」です。

こうした現場の課題に向き合い、2015年の立ち上げ以来、営農・経営支援プラットフォームとして歩みを重ねてきた「AgriweB(アグリウェブ)」。約3万名もの会員を抱える大規模サービスへと成長を遂げた同サービスは、2025年1月の新会社設立を機に、農業経営者と専門家を直接チャットで繋ぐ「経営アシストチャット」の展開を決断しました。

しかし、3万名の既存ユーザーの体験を損なわないシームレスなシステム連携と、金融機関グループとして求められる妥協なき高水準のセキュリティという要件をクリアする必要がありました。単なるシステム開発ベンダーではなく、事業の志とスピード感に「伴走」できるパートナーを求めたAgriweB。本記事では、プロジェクトの裏側に込められた想いと開発の軌跡を紐解きます。

業界の常識と直面していた危機

成功のノウハウが届かない——「孤立する農業経営」を解き放つために

「農業のポテンシャルを広げて、社会の課題を解決したい」——株式会社AgriweBの竹谷氏は、プラットフォームの目指す姿についてそう語ります。

これまで日本の農業界では、高品質な作物を育てる技術や効率的な経営ノウハウが個人や地域の中に閉じられがちでした。「どこに相談したらいいかわからない」「問い合わせフォームへの入力や押し売りへの不安がある」といった声に象徴されるように、必要な情報が必要な時に届かない「情報のミスマッチ」が存在し、経営者が一人で課題を抱え込んでしまう構造的な課題があったのです。

AgriweBは2015年、「経営相談機能の強化事業」として産声を上げました。全国でのセミナーや相談窓口、経営情報発信サイトの開設、さらにはJAグループの強みを活かした営農情報支援サイトとの連携などを通じて、一歩一歩着実に農家との信頼関係を築き上げてきました。

会員数が3万人規模に達した時、プロジェクトは大きな転換期を迎えます。単なる情報発信メディアに留まらず、農業経営者がプロの専門家に直接相談でき、企業や他の農業者とビジネスを「共創」できる場へ——。「個」の奮闘に頼る農業経営から、知見が集う「チーム戦」の経営へ変革させるため、新機能(経営アシストチャット)の追加を決断したのです。

システム会社ではなく「パートナー」を探して

3万人の顧客基盤と厳格な要件を支える、共創のプラットフォーム

新たなビジョンを実現するための核心機能として企画されたのが、経営者と専門家をシームレスに繋ぐ「経営アシストチャット」でした。しかし、この構想を実現するためには明確な技術的要件が存在していました。

第一に、すでに稼働している3万人の既存システムから、ユーザーがスムーズに利用できる「シームレスなID・認証連携」を実現すること。そして第二に、農林中央金庫グループの企業として求められる「高水準なセキュリティ要件」を完璧にクリアすることです。

さらには、ユーザーニーズに機動的に対応するため、スピード感のある開発体制も不可欠でした。

要件を満たすベンダーを探す中で選ばれたのが、カスタメディアでした。同社が提供する「カスタメディアプラットフォームサービス」は、自治体や大手企業との豊富な導入実績を持ち、高度なセキュリティ基盤と柔軟な拡張性を兼ね備えています。 単に指示通りの機能を実装する下請けベンダーではなく、AgriweBが掲げる「農業経営をチーム戦に変える」という世界観を理解し、開発から運用まで対等な目線で伴走できる姿勢が評価されました。

確実性が求められた新機能開発の裏側

大規模サービスの連携とセキュリティの壁をクリアした開発力

開発プロジェクトにおいて最も重要視されたのは、安全かつ円滑なシステム連携でした。会員数3万人を数える大規模サービスにおいて、既存のユーザー基盤を損なうことなく、使い心地を維持したまま「経営アシストチャット」を機能連携させる作業は、緻密な設計を要しました。

さらに、専門家との個別チャットというプライベートなやり取りを安全に行うため、厳格なセキュリティ要件を満たす必要がありました。仕様の細部や連携仕様の調整において、双方のチームは密なコミュニケーションを重ねました。

カスタメディアは、これまで多数のプラットフォーム構築で培った独自の「型」とノウハウを活用。複雑なシステム連携のハードルをクリアし、セキュリティ要件を満たしながらスピーディなリリースを実現していきました。

また、今回の導入にあたっては、新機能(チャット)と既存サービスを円滑に連携させるための技術支援もあわせて実施。要件を満たすだけでなく、AgriweB側の「ユーザーにとって最も使いやすい形は何か」という視点に寄り添い、柔軟に応える支援体制が、新機能開発の着実な成功につながったのです。

開発の背景やプロジェクトへの想いを語ったインタビュー動画はこちら

サイトの特徴的な機能と、プラットフォームが変えた未来

課題解決から共創へ——新機能がもたらした「つながり」の価値

カスタメディアが構築を担当した「経営アシストチャット」をはじめ、新生「AgriweB」には農業経営者の課題解決を多角的にバックアップする強力な機能が備わっています。

  • プロの知見を直接届ける「経営アシストチャット」 事務局が認定した中小企業診断士や農業経営コンサルタントなど、各種プロフェッショナルが多数登録。経営者は専門分野や対応エリア、記事コンテンツから最適なプロを検索し、チャットで気軽に直接相談することが可能です。
  • 個人を特定されずに安心して何度も相談可能 匿名性を担保することで心理的ハードルを下げ、日々の経営や営農に関する悩みも気軽に打ち明けられる仕組みを実現しています。
  • 指導員も使う本格派「栽培アシストAI」 東京大学発スタートアップ発の本格派AIによる24時間相談機能。営農指導員も使う本格派AIです。品目や地域に応じたアドバイスに加え、病害虫・雑草の画像診断機能も搭載しており、新機能との円滑なシステム連携をカスタメディアが技術支援しています。
  • ビジネスの種を形にする「イベント・プロジェクト掲示板」 実証実験のパートナー募集や新技術のモニター依頼など、地域や業種の枠を超えた企業や農業者同士の「共創」を加速させるマッチングの場を提供します。

「AgriweB」新規事業立ち上げストーリーインタビュー動画はこちら

リリース後、会員からは「これまでどこに相談していいかわからなかった経営課題を、専門家に直接聞ける安心感が生まれた」といった声が寄せられるなど、手応えが生まれています。デジタルを通じて農業者が「チーム」で経営に挑める環境が、広がろうとしています。

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